Snowtree わたしの頭蓋骨の下 *鑑賞記録*

舞台は生もの、賞賛も不満もその日の出来次第、観客側のその日の気分次第。感想というものは単なる個人の私感でしかありません。

歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎 夜の部』 3等B席下手寄り

2016年05月03日 | 歌舞伎
歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎 夜の部』 3等B席下手寄り

完全に花形世代に移行した團菊祭でした。

『勢獅子音羽花籠 寺嶋和史 初お目見得』
和史くんの初お目見え、今日もおねむだった模様。でも昨日よりは進歩。バイバイがお得意(^ー^) おめでとうございます。

『三人吉三巴白浪「大川端庚申塚の場」』
松緑、菊之助、海老蔵が揃う一幕。それぞれニンにはあった役なのですが思ったより花形、花形していたような感じ。この一場だけで見せるのは難しいのかもしれません。

『時今也桔梗旗揚』
難しい芝居ですが座組みのアンサンブルがよく2日目にしてはまとまっていたかなと思います。


『男女道成寺』
華やかで楽しかったです。

菊之助さんの花子が何度も手掛けていて身体に入ってることもありたっぷりと踊り見応えがありました。また今までにない色気が出てきたような感じ。身体の使い方が、今まで玉三郎さんと踊った『娘二人道成寺』では持ち味の違いが鮮明だったように思いますが今回は玉三郎さんを彷彿させました。

海老層さんの狂言師は華やかさと愛嬌が持ち味。丁寧に踊ろうとしていたと思います。