湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

野菜炒め食べチャオ

2009-07-31 23:10:45 | B食の道


昼休みに菊坂下で『えちごや』が開いているのを確認してほっとする。
ただ、さすがに2日連続もどうかと思い、今日は東大一直線!
入ったのは、創業1946年、法文2号館地下の『メトロ銀杏食堂』だ。
頼んだのは…野菜炒めではなく、「ポークチャオ」(490円)+冷奴(60円)。ショーケースを見ると、「ビーフチャオ」や「チキンチャオ」もある。さすが東大、学食でも「炒める」を中国語読みにしているようだ。
見本はどうみても「野菜炒め」で、肉の種類を選べシステムのようだ。さすが東大。あっ、ただ「野菜」はどこに行っちゃたんだか…。
さて、学食といえば、大量の作り置き&温め直しが相場である。ところが、お盆を手に食券を出すと、おばちゃんが目の前で一人分を調理し始めたのだ。さすが東大。ただ、五徳(古っ!)が2つしかないので、同時に調理できるのは二人分だ。しかも、フライパンに油をたらすところから始めるので、当然待たされることになる。だからなのか、並ぶ学生は案外少ないようだ。僕は、目の前で自分の分が出来ていく一部始終を目撃できて嬉しいけどね。
おっといけない、始めにおばちゃんに聞かれることがあった。「味付けは何にします?」だ。
見れば「塩・コショー」「回鍋肉」「キムチ(だったかな?)」が選べる。さすが東大。
ここは、定番の「塩・コショー」をお願いして、タレをサッとかけてジャージャー香ばしい音を聞き、踊る具材を見ながら完成を待った。


「ポークチャオ」の具は、キャベツ、もやし、玉ねぎ、人参、豚肉、そしてピーマン。そうだ、2日連続で何かが足りないと思っていたのが、これだった。そうそう、これこれ。味にも彩りにもアクセントですよ。さすが東大。
正真正銘の出来立てで普通においしくて、もちろんボリュームもたっぷり。それでいて、1コインでお釣りがきちゃう。さすが東大。日頃からこんなステキなものを食べているんだもん、みんな頭が良くなっちゃうわけだ。
いや、違った。もともと頭がいい人たちが食べているだけの話だった。


地下から上がってきて外へ出ると、正面に建っているのが法文1号館。1年365日、素晴らしい建築物の博覧会開催中だ。

<野菜炒め一覧> えちごや 大島や かんだ食堂 洋包丁

<東大の学食一覧> メトロ銀杏食堂 第一食堂 第二食堂 UTカフェ 松本楼

今日も野菜炒めナイス

2009-07-30 23:16:14 | B食の道


夏休みなので学食もすいているのではないかと、東大に向かう。
ところが、菊坂下の『えちご屋』のシャッターが久しぶりに開いていたので飛び込んだ。
たぶん今週は初めて開いたのではないだろうか。この時を逃してはなるものかと、『肉野菜炒め定食』を頼む。おっと、2日連続じゃん。まあ、身体にいいから。
ここのメニューは、どれも価格以上の充実ぶりだ。この肉野菜炒めも、キャベツ、白菜、もやし、人参、ニラ、しめじ、さやえんどう、玉ねぎ、そして豚肉と、実に9品目が投入されている。身体にいいねぇ。もちろん、ちゃんとおいしいし。
しかも、ご飯とお新香、それと今日の小皿は冷奴、さらに今日はシジミざくざくの赤だし味噌汁がついて700円ですよ!
さらに、最初にコップのお冷を出してくれるのに(半分くらいの人は自分で注いでいる)、改めてお盆には必ずおいしいお茶も載ってくるというサービスぶり。
お願いだから、値上げするとか、品目を減らすとか、どこかこっそり手を抜くとかしてほしいと思う(笑)。絶対にバチは当たらないはず。
それができないのがまた、庶民の老舗甘味処の意地か、はたまた単に世間ずれしているだけなのか。
休みがちのこの頃だけど、僕にできるのは自分のお弁当がない時に一生懸命通って、一生懸命味わううことだけだ。



玉子焼き定食550円
カレー大盛り600円(普通500円)
チャーハン大盛り650円(普通550円)
他にも、カツ丼650円、ラーメン500円などリーズナブル!
で、ここは一応甘味処です。でも残念ながら、のり巻き系はない。

野菜炒めナイス

2009-07-29 22:37:16 | B食の道


「夕飯なにがいい?」
「なんでもいい」
「まったくもう」

休日の午後、スーパーの店内で交わされる夫婦の会話である。
ウチではこんな時、じゃあ魚にしようということになる。
メインが魚に決まると、必ずセットメニューとして登場するのが野菜炒めだ。
食べ盛りがいるので(オレもか)、日頃はつい肉に偏りがちだから、時々こうやってバランスをとるのである。
たまに食べる魚はめちゃめちゃおいしいし、野菜炒めもいろんな種類がとれて彩りもきれい。なんだかとっても身体にいい感じがする。ヘルシーである。それでいて栄養価だって高い。いいぞ、いいぞ。
そう思うと、もう箸が止まらない。これでもかというくらい大きな口を開けて野菜炒めをブチ込む。もう入らないといっているのに、続いて白い飯をガシガシ押し込んでモングモグ咬む。家族の会話もそっちのけで、ひたすらこの幸せな作業を繰り返すことになるのだ。
やっぱり好きなんだなあ、野菜炒めが。
その結果、いつも食べ過ぎてしまう。困った時のヘルシーメニューだったはずなんだけどね。

写真は、東大前の落第横丁『大島や』の「肉入り野菜炒めライス」(730円)。こういうもやしやキャベツ中心の白っぽいやつも大好きなんですよ。ちなみに「レバー入り野菜炒めライス」も「レバーとニラ入り野菜炒めライス」も同じ730円である。


湘南B食スタイル

2009-07-28 22:37:23 | 湘南ライナーで読む


遂に出てしまいました『湘南スタイル別冊 湘南 味で勝負のB級グルメガイド』(出版980円)
これだけはあり得ないと思っていたんだけどね。だって「湘南スタイル」のスマートさと「B級グルメ」のジャンクさが、まったく結びつかないから。たとえ中身はそうだとしても、いつものようにネーミングは『湘南ローカルフード』だろうと。それが『B級』とはまたストレートな(笑)。
ブランドイメージより、実売ですかね。それともやっぱり時代のすう勢なのだろうか。
ちょっと残念ではあるが、僕にはおあつらえ向き。見ているだけで今にも食欲が爆発しそうなのだ。いつものように写真がいいし、レイアウトもやっぱり『湘南スタイル』っぽい。
ところが、そこに写っている料理のB級度が時に強烈なものがあっておかしいのだ。
もちろんそんなメニューこそが、実は僕にとっての『B食』でもある。このあたりは、値段もリーズナブル。
ただし、僕が行ったことのあるお店はたった3件しか載っていない。ということは、僕のB食は、実は湘南C級グルメなのかもしれない。

残念だけどしょうがてい

2009-07-27 23:28:07 | B食の道


「OO大学に、しょうが焼きを単品で頼めますか?」
「お客さんね、そうなると生姜焼きとハンバーグ盛り合わせ定食だね」
「あっ、なるほど。でも、OO大学が食べたいんですよ」
「でもでも、中身はまったく一緒で、しかもお得だから」
「でもでもでも…じゃ・じゃあそれで」

代々木駅近くの『しょうが亭』である。
各大学の名前がついた定食で有名なお店。予備校がひしめく代々木というロケーションならではのアイデア。志望校を一年食べ続けると合格するというウワサは…ないかな。
仕事の帰りとはいえ、せっかく来たのだから出身校を食べようと見ると、ハンバーグ単品で淋しい。そこで、学校名以外の定番メニューのおかずのみをオーダーして補おうと考えチャレンジしたのだ。だが、店主は僕の意図を理解できず(できるか!)、お客様のことを考えお得な提案してくれたというわけだ。
それはそうと、東大や慶応、学習院などはワンプレートにいろんな料理がてんこ盛りで880円とか780円。それが我が校といえば、単品で580円…。
ん~、大学格差を、こんなところで実感することになるとはね。
母校名のランチこそ食べることは叶わなかったが、代わりの『生姜焼きとハンバーグ盛り合わせ定食』は、うまかった。すりおろした生姜の量も半端ではない。すべて味が濃い感じで、丼飯が進む。
そして最後は、マカロニサラダのマヨネーズとキャベツと豚肉を一緒に口へ。同席した20代半ばの女性営業を前に、危うく昇天するところだった(笑)。
ちなみに彼女の母校はエビフライだったが、あまり好きではないからと、何のこだわりもなく『ポークピリカラ焼き』に。
なかなかおいしくてリーズナブルなのがうけてか、お客のほとんどがサラリーマン。予備校生らしい風体の若者の姿はなかった。
「日大ね」
若いサラリーマンが入店と同時にと大きな声でオーダーした。
男らしい、潔い。そうか、こうやって堂々と頼めばよかったんだ。単品メニューだって構わないじゃないか。ねえ、エライなぁ、日大出身の青年!
ん?メニューを見たら、日大はエビフライとしょうが焼きで最高額の880円じゃないか!