湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

濱谷浩の眼を痒い眼で

2009-02-28 23:08:54 | ぶらぶらミュージアム散歩


昨日から『湘南と作家Ⅱ没後10年 写真家濱谷浩の眼』が始まった。
平塚市美術館での写真展は珍しい。
37歳から10年前に亡くなるまで大磯住まいだった縁で以前にも展覧会があり、所蔵品も多いようだ。
今回は小規模の開催でチケットも汎用タイプ。それでも、1枚1枚の写真に力があるので、十分楽しめた。やはりステキなのは、人物。被写体が送る強い視線がいい。モノクロってスゴイですね。
観覧者も数名で、ゆっくり鑑賞できました。鼻をすすりながら(笑)。
1Fにおりてから、くしゃみ2回。お騒がせしました。
入場料は200円!

今日の写真は、そのあと海まで走った時に扇松にて。

そういえば、偶然見た教育テレビの『テレビスポーツ教室』はフットサル編。講師は、波立紀夫さんとミスターX。所属は、それぞれ「元・ベルマーレ平塚」「ロンドリーナU-15コーチ」。生徒は、そのロンドリーナU-15の選手たちでした。

人はなぜ線路内に立ち入るのか

2009-02-27 23:34:20 | あんな話こんな話


今週はいったい何回あったのだろうか「線路内への人の立ち入り」。
今日などは、僕の通勤時だけでも、行きの横須賀線と中央線、そして帰りの京浜東北線で遭遇した。
それにしても多すぎますよね。そのたびに周辺を走行している電車をぜんぶ止めて安全確認です。その間、何百、何千という人がなすすべもなく、ただ運転再開をじっと待っている。線路内に人がいなくなるまで。
結局、その人は見つからないのだろうから、おとがめもないわけで、たまたま乗り合わせてしまった不運を嘆くしかないのである。
しかし、長いこと電車通勤をやってきたが、つい数年前からですよ「線路内への人の立ち入り」で電車が遅延するようになったのは。実に不思議な現象だ。
なぜ人は、線路内に立ち入るのか。いつ猛スピードで電車が突っ込んでくるかもしれないというリスクを侵してまで、わざわざ立ち入るのか。
そこには、信じられないほど魅力的な何かがあるとでもいうのか。
金目のものが砂利の下に埋まってるとか、電車と電車が行き交う間だけ開いている楽園への入口があるとか…。
そう考えればツジツマが合う。それを自分の目で確かめんと、人は次々と線路内に立ち入ってしまうのだ…などとバカなことを考えているうちに、19分遅れで到着した。
でも、これだけ多いのだから、何か対策を立てるべきじゃあないのかなあ、JRさん!

写真は、会社の近所で。窓からは、かなり降っているように見えたのでウキウキして、昼休みに外をぶらぶらしてしまった(笑)。子供か!

外見にほだされて

2009-02-26 23:37:08 | B食の道


新宿伊勢丹の横。路地裏に、あの「とんかつ」を「とんかつ」と名付けたお店があるという。
店の名は『王ろじ』。なんでも「路地裏の王様」らしい(ネーミングマニア?)。
「とんかつ」に「路地」となると、行かないわけには行きませんね。なぜか今まで新宿で仕事というと、定休日の水曜ばかりでなかなか縁がなかったんだけど。
ようやく今日、実現。
ただし、かねてより食べてみたかったのは、その「とんかつ」ではなく「とん丼」。カツカレーの丼バージョンなのだが、ご覧の通りのビジュアルインパクトである。
でも、もっとでっかいカツがダーンとそそり立っている姿を想像していたので、わりとコンパクトな実物が現れて拍子抜けしてしまった(笑)。
カツは叩いて薄くした肉をぐるぐる巻いて棒状(円筒形)にして揚げたもの。
「揚げるのに12分かかります」とメニューに書かれてある。だよね、これだけ太いと。それをナナメに3分割して、カレー丼の上に頭を寄せあうように立てかけてあるのだ。
ガ、ガ、ガリッ。
衣がかなり硬めで歯応えがある。肉はロースとのことだが、平たくする過程で脂身が溶け出してしまうのかヒレカツのような味わい。適度な脂身を好む僕には、ちょっと乾いた印象で残念だ。
カレーも家庭のものから具を取り去った風で、特に変わった様子もない。いやあ、おいしかったんだけど、結局ヒレカツのように加工された「とんかつ」の元祖が、普通のカレーの上に立っていただけだったみたい。見た目にひかれて憧れたけど、案外普通の人だったね。


あぁ、同じ水曜定休で食べ損なっている、こちらのロールキャベツにしとけばよかったなぁ。

散歩の達人の喫茶店

2009-02-25 23:48:55 | 湘南ライナーで読む


『東京 大人の「喫茶店」』
今日発売の『散歩の達人』3月号(580円)の特集である。
実にもう何と申しましょうか、古い、そして雰囲気のある喫茶店はいくらでもあるんですね。こういう類いの本はつい買ってしまうんだけど、知らないがお店が後から後から出てくる。
おしゃれなカフェや大手のコーヒーチェーンが席巻する昨今だけれど、ずっと昔のまま変わらず珈琲を香らせているお店も、実はまだたくさんあるのだ。
ちょっと嬉しい。

『東京の小さな喫茶店・再訪』(リブロアルテ刊1600円+税)の著者である常盤新平さんのインタビューまで載っている。
あぁ、本を抱えて喫茶店に行きたくなった。

そして僕の夢といえば、本を抱えて行きたくなる喫茶店をやることだ。

満たされないボリューム

2009-02-24 22:49:49 | B食の道


「今なら並ばずに買えますよ」
の声に、つい反応して『佐世保バーガー』(900円)を購入してしまった。
今日も先日の『ベルマーレワンダーランド2009』でのネタです(笑)。
いつもフードパークでは長蛇の列。縁がないと諦めていたのだが、この時ばかりはラッキーだった。でも、いつも出店しているクルマとは違う印象。たしか相武台前の『アンクル・サム』さんでしたよね。種類もいくつかあったような気がするけど、この日はキッパリと1ラインだし。しかも『湘南スタイル』というよくわからない表示まで。
まあ、いい。食べてみよう。


デカイなあ、バンズ。こんなサイズは初体験。牛肉100%のパテやトマトもかなり大きくて分厚いのだが、さすがにこのパンの面積を満たすことはできない。具材がたっぷり口に入ってくるところまでは、パサパサボソボソのバンズと闘うことになる。
ただ、具と出会ってからは、さっきの乾いた感がウソのように、しっとりこってりと濃厚な味わいが最後まで続いた。ちょっとソースが多すぎるくらい。いや、パサパサボソボソとで、ブラマイゼロか。見た目もちょっと…。
確かにおいしかったけど、何か物足りないのも事実。あんなに大きかったのに、お腹がいっぱいにならないのはなぜか。佐世保バーガーの実力だって、こんなもんじゃないはずだ。
そうか、900円もするのに、お店の中で食べないからだ。やっぱりポテトやピクルス、大きなグラスのドリンクがあってこそのハンバーガーだ。いつもは、お店の雰囲気まで一緒に味わうから満腹になるのだろう。
そう思うと900円という店舗内飲食風価格設定は、なんとも微妙。
でも、売れてたなぁ。900円であれだけ出たら、お店でやってるよりよっぽど効率いいよね。

素敵なセレモニー

2009-02-23 23:04:31 | 湘南ベルマーレ


昨日の『ベルマーレワンダーランド2009』で、ステージ上に選手が並んだ時のことだ。
昨シーズン限りで引退した加藤望コーチに、ブラジル人3選手が花束を贈呈するという粋な計らいがあった。
その功績を称え、かつて伊藤裕二現名古屋GKコーチの天皇杯での引退セレモニーのようなちょっとしたイベントがあったらいいななんて思っていたが、時期的にかなわなかったので心残りではあった(昨日の森島選手のような手もあったか!)。
とはいえ、どなたの発案だかは知らないが、素晴らしい!とニッコリしたその時だった。
ステージをぎっしり囲んだ人の頭の上に、突然かなりの数のメッセージシートが掲げられたのだ。

「17年間お疲れ様 加藤望 これからもよろしく」

ステージに向けられたシートの文字が、そう透けて読めた。
なんというサプライズ。そしてわき起こる「ノゾムーノゾムーノゾム~…」のお馴染みのチャント。
そのビッグウェーブに、僕は泣きそうになった。すてきだ、ベルマーレサポーター!
ところが、その上をいったのが当の加藤コーチだった。
こっちは勝手に感動しまくっていたが、マイクを向けられた当人はといえば、ただ淡々とありきたりの感謝の意を表するだけ。気負うこともなく、感情的にもならず。
これが、かえってカッコよかった。やたら爽やかで好印象。
その受け答えが、自分の過去のことよりも、大切なのはチームの今シーズンだよと教えてくれていた。そう、彼はすでに前を見据えていたのだ。そして今日こそが、そのキックオフともいえるクラブとサポーターと地元のイベントだということを。

心から言おう、お疲れ様。
これからもよろしく!