湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

残念だけどしょうがてい

2009-07-27 23:28:07 | B食の道


「OO大学に、しょうが焼きを単品で頼めますか?」
「お客さんね、そうなると生姜焼きとハンバーグ盛り合わせ定食だね」
「あっ、なるほど。でも、OO大学が食べたいんですよ」
「でもでも、中身はまったく一緒で、しかもお得だから」
「でもでもでも…じゃ・じゃあそれで」

代々木駅近くの『しょうが亭』である。
各大学の名前がついた定食で有名なお店。予備校がひしめく代々木というロケーションならではのアイデア。志望校を一年食べ続けると合格するというウワサは…ないかな。
仕事の帰りとはいえ、せっかく来たのだから出身校を食べようと見ると、ハンバーグ単品で淋しい。そこで、学校名以外の定番メニューのおかずのみをオーダーして補おうと考えチャレンジしたのだ。だが、店主は僕の意図を理解できず(できるか!)、お客様のことを考えお得な提案してくれたというわけだ。
それはそうと、東大や慶応、学習院などはワンプレートにいろんな料理がてんこ盛りで880円とか780円。それが我が校といえば、単品で580円…。
ん~、大学格差を、こんなところで実感することになるとはね。
母校名のランチこそ食べることは叶わなかったが、代わりの『生姜焼きとハンバーグ盛り合わせ定食』は、うまかった。すりおろした生姜の量も半端ではない。すべて味が濃い感じで、丼飯が進む。
そして最後は、マカロニサラダのマヨネーズとキャベツと豚肉を一緒に口へ。同席した20代半ばの女性営業を前に、危うく昇天するところだった(笑)。
ちなみに彼女の母校はエビフライだったが、あまり好きではないからと、何のこだわりもなく『ポークピリカラ焼き』に。
なかなかおいしくてリーズナブルなのがうけてか、お客のほとんどがサラリーマン。予備校生らしい風体の若者の姿はなかった。
「日大ね」
若いサラリーマンが入店と同時にと大きな声でオーダーした。
男らしい、潔い。そうか、こうやって堂々と頼めばよかったんだ。単品メニューだって構わないじゃないか。ねえ、エライなぁ、日大出身の青年!
ん?メニューを見たら、日大はエビフライとしょうが焼きで最高額の880円じゃないか!