湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ある日突然

2011-03-31 22:55:38 | あんな話こんな話


「海まで5分の所から国道沿いに引っ越してきた」
もう20年以上になる愛読紙のコラムにそう書かれていたが、気がついたら近所にあった。
かつて市の最北にあったベルマーレもやってきたし、牛丼屋もやってきたし、好きなもんが長い年月を経て少しずつ集まってきた。
スーパーやコンビニはどんどんなくなってるんだけどね(笑)。
こうなったら、あとはモスかフレシュネスあたりが来ないかな。
来ないな。

OLD DAYS

2011-03-30 23:44:19 | ぶらかま


かつてJRのプラットホームには、キオスクという小さな売店があったものだ。
数え切れないほどの品目と、入れ替わり立ち代わりやってくるお客を、おばちゃんが一人でさばいていたのだ。もちろん、バーコードリーダーも、スイカも、いやレジスターだってなかった。すべての商品の価格を覚えているおばちゃんが、レジの代わりだったのだ。
「おはよう」「いってらっしゃい」なんて挨拶を交わすことも多かった。

それが、今じゃほとんどが『NEW DAYS』というミニコンビニに変わってしまった。
ところが、鎌倉駅のホームには懐かしいキオスク風の売店があるのをご存知だろうか。
『加藤売店』である。どう見てもJR系の店ではなく、当然スイカも使えない(笑)。
聞けば「横須賀線ができる前からあったんです」と、お兄ちゃんが面白いことを言う。
いや、コレは冗談ではなかった。
「ウチが始めてから120年ですよ」
えっ? バイトの兄ちゃんかと思ってたら、なんと『加藤売店』の6代目の若旦那だったのだ。鎌倉駅の土地を提供したかわりに“国鉄”が営業権を与えたらしい。

かつてのキオスクに比べると品目は少ないものの、テキパキお客をさばき、その上おススメ商品などを見事な話術で紹介する。タダモノではない。
「このガイドブックのいいところは、ほら持ってみてくださいよ、軽いんです。鎌倉を歩くのには、こういう軽いやつがイチバン。こういうのを作らなきゃ」
などとアドバイスまでいただいた(笑)。
鎌倉で“打ち上げ”をやった後の夜のプラットホーム。電車が来るまでのわずかな時間に、彼を囲んでとても楽しい時間を過ごさせていただいた。『NEW DAYS』では、こうはいかないのだ。

右肩上がりでいこう

2011-03-29 23:48:51 | 湘南ベルマーレ


ナナメのデザインを見た瞬間、「やっちまったなぁ」というのが個人的な感想だった。

今日オフィシャルページに、半袖ユニフォーム発売の告知が出ていたので、思い出したように今季のデザインについて書いておこう(笑)。

縦割り、横縞、縦縞など、毎年更新していりゃあ、そのうちパターンが出尽くして、いつかナナメだろうと(笑)。
でも、やっぱりそれをやっちゃあいかんだろうと、みんな思っていたはず。
いやいや、そのウラをかいて、あえてやったのだろうか。
となると、来年は逆ナナメか(笑)。
再来年は、横にウエーブやっちゃいますか。

といっても、これはあくまで個人的な感想ですので、お気になさらず。
そして、ホームタウン出身の社長さんの会社が今年もしっかりサポートしてくれているわけなので、本当にありがたいという気持ちに変わりはありません。

それにしても、計画停電中止で観ることができたチャリティーマッチ、カズ選手が全部持っていっちゃいました。
キングへの思い入れはまったくなかったんだけど、なぜか涙が出ちゃいました。ほんとうに一つにしてくれました。ありがとう!
そして、がんばれ!

しらすチャーハン知らず

2011-03-28 22:49:11 | B食の道


コの字カウンターのある店内は、厚木あたりのバス通り際に建つ、焼きそばやたい焼き、ソフトクリームなんかも置いてある地元のファストフード屋さんという趣き(どんな趣きよ)。
でも、メニューを見ると間違いなく町の中華屋さんだった。
店の名も『味楽』と、いかにも中華。ところが、僕が頼んだ「地しらすチャーハンランチ」(830円)の見た目は、まるでカフェめしのよう。味わいもとってもふんわりサラリと、中華らしくなかったのである。

すでにしらすがご飯の中に見えていたが、深い緑の大葉を崩すと、その下にはさらに大量のしらすが隠れていたのだ。これは嬉しい。崩した瞬間に、海の匂いがパーッと広がったのである。そのせいか脂っこさもないので、ばくばくイケた。いや、厨房で中華鍋をふるっているのが、お母さんだからかな。これなら、他のメニューにも期待大だ。
実は、鎌倉文学館近くの通りに面した場所だけに観光客狙いのお店だと思い、あまり期待せずに入ったけど、いい意味で裏切られた。まだまだあるなぁ、もっと歩きたいなぁ、鎌倉。

懐かしさを復興

2011-03-27 21:15:56 | あんな話こんな話


あの日、すっかりファンになってしまったひたちなか海浜鉄道湊線が、地震でたいへんなことになっていた。
地面が割れたり、隆起したり、陥没したりで、線路が信じられないくらいグニャグニャとうねっているさまが、テレビの画面に映し出された。しかも、それが全線にわたってだというから、いかに強い地震だったかがわかる。
あののどかで懐かしい風景が一変してしまったことにショックを受けた。
復旧の見込みはたっていないという。ただ苦境に立たされてはいるが、それでも社長の吉田さんも、地元の人たちも再起を目指すというメッセージを発信していた。
その思いに、とにかく頑張ってくださいと言うことしかできないのがもどかしい。

でも、ここなら、以前のような懐かしい風景を取り戻すことができるはず。だって、町すべてを“もっていかれた”わけではないのだから。

新しい町を創造するのではない。
「懐かしい列車が駆け抜けるのどかな風景をよみがえらせる」
それが復興だなんて、他にはない挑戦じゃないですか。なにか協力したいものですね。


オープンハートフィールド

2011-03-26 21:01:13 | 湘南ベルマーレ


用事があったので馬入での湘南ベルマーレチャリティフィールド~絆~』には、チラッと“参加”しただけ。
土手では、ジュニアユースの選手たちがゴミ拾いをしていた。
自宅に向かってペダルをこいでいたら、住宅街の道路でもゴミを拾って歩いている。

「ごくろうさま!」っていうと
「ありがとうございます」っていう。

コンビニ前で信号待ちしていると、今度は首からメッセージボードをさげたグループがやってきて「オープンフィールドやってまーす、ぜひどうぞ」と声をかけてきた。

「いま行ってきたよ」っというと
「ありがとうございますっ」っていう。

いったん帰宅して車で出かけ用を済ませ1時過ぎに戻ってくると、彼らは我が家のエリアにまで足を延ばしたようで、ゴミ袋を手に馬入に戻っていくところだった。

車の中で「ありがとう」っていったのは聞こえなかったろうけど、聞こえたらたぶん彼らは
「ありがとうございます」っていう。と思う。

やさしく話しかければ
気持ちよく彼らは答えてくれる。

エースビー
※AC じゃなくて、湘南ベルマーレということで(笑)

ホームタウンで、彼らはしっかり成長している。
とってもいい育成をしているじゃぁないかと嬉しくもあり、ちょっと誇らしくもあるのだ。


いつまでもロンバケ

2011-03-25 21:23:42 | 湘南ライナーで聴く


同じように見えるけど、実はそれぞれちょっとずつ違う。
奥から1982年の日本初(=世界初)のCD(「35DH1」3500円だが残念ながらゴールド版ではない)、20周年版、そして先日発売された30周年版である。
あの1981年発売のLPを元に、その時点での最新技術を用いて制作。でも、どのタイプがいいか、どんな違いがあるのかについては、あまり興味がない。
いいアルバムだから、出ればつい手が伸びてしまうだけ(実家にはLPもある)。
次につい手が伸びるのは10年後ということか。孫子の世代まで10年おきに出続けるのだろうか。こうなったら負けてはいられない(笑)。「必ず買うこと」と遺言に書いておこうか。


今回同時発売された大瀧詠一『NIAGARA CD BOX1』(受注生産12枚組26,250円)ではなく、1986年発売の8枚組『NIAGARA CD BOOK1』。そして『BLACK BOOK』。それにしても、保存状態が悪くて擦り切れてる(笑)。もちろん、実家にはこのLPもあるよ。





そういえばここにも

キャンドルナイトにグチる

2011-03-24 20:25:29 | あんな話こんな話


夕方ようやく冷蔵庫がやってきて文化的生活に戻れると思ったら、午後7時1分、電気が落ちた(笑)。
これで、我が家はなんと7度目の計画停電である。

東京電力のホームページ上では今日計画されていた停電が次々と中止になっていく中、なぜか「第1グループは実施いたします」と、それはもうキッパリと書かれていたのだ。



第5グループに属する会社では、まだ2回。第2グループの横浜の実家では、今日もパスされてまだ1度も停電していないという。

はじめはみんなで痛みを分かち合うのだから仕方ないと思っていたけれど、ここまで差があると文句の一つも言いたくなってくる。

だって、単にその時間に電気が来なくて不便なだけではないんですよ。停電する時間に合わせた生活を強いられるのだ。午後1時50分からのパターン以外は食事時間にかかっているからたいへん。その上、この間なんか妻がじゃあ停電する前にお弁当でも買ってこようと駅前に出かけたら、その駅前が停電で店がみんな閉まってたなんてこともあるのだ。

みんながみんなこんな調子で東京電力の「計画」に翻弄されているのかと思いきや、同じ市内でさえウチなんてゼ~ンゼンという話が多くて驚く。

そして、来週の日本代表vsJ選抜のチャリティーマッチだ。やっぱり停電である。ここまでしっかり計画されていると、もう笑っちゃうしかないのである。

それにしても夜の停電は時間が長く感じるなあ。キャンドルの灯りでも何とかポメラが打てるので、ついつい長くなってしまうのだ。いつものことか(笑)。

おやおや?
10時ごろまでの計画が、8時半ごろ電気が戻ったぞ。
たった1時間半じゃん。やる意味があったのかな?

無計画胸焼け

2011-03-23 21:57:58 | B食の道


「日替わりは、かんぱちのづけ丼(680円)です」
と言われた時には「それでっ!」と言いかけたのだ。
ところが、メニューの「名物!特大海鮮かき揚げ丼」のビジュアルと580円という価格に目がいってしまい、気がついたら「こ・これで…」と指さしていた(笑)。

南口にある『海彦』である。ランチに伺うのは初めて。それで、いきなりとんでもないものをオーダーしてしまった。
落ち着いて考えてみれば、僕は過去に何度も「かき揚げ」で痛い目に遭っている。
こことか…。あぁここはよかったけど。

その経験を活かすことなく、またしてもやらかしてしまったのだ。人間とはなんと悲しくもはかない生き物であろう(オレだけか)。
だって、こうなんていうかいろんな具がごちゃまぜになってて、カリッとサクッとしてて、ついついひかれちゃうんだよね。

そんなかき揚げ好きな自分史上、最大規模のかき揚げだった(ような気がする)。デカけりゃいいってもんじゃないんだけどね(笑)。
あらかじめ四等分にされているのはありがたいが、お箸ではさんで持ち上げてみると…


こんなに分厚くてね、どこが上で、どこが横か、もうなにがなんだかわからなくなる。口の周りはすでにギトギトベタベタ。箸休めは、少々の大根おろしとキュウリの漬け物二切れだけ。そしてなぜか最初から人肌の味噌汁(笑)。
おぉ、それでもご飯がたっぷりあれば…と思うのだが、分厚いかき揚げの下に隠れていたのは、わずかご飯茶碗1杯分ほど(笑)。どこまでも、いつまでもかき揚げとの格闘であった。

まあ、でも嫌いじゃあないわけで、なんとか完食(笑)。
しかし、約4時間後には予定通り胸焼けが到来。会社が6時20分から停電なのでサッサと帰宅したら温かい夕飯が待っていたけど、なかなか箸が進まなかったのである。

早喰いそば

2011-03-22 22:08:57 | あんな人こんな人


前の会社に入って間もない頃、社長と同行したとき立ち食いそば屋に入ったことがある。
それまでにも何度か定食屋で一緒に食べたことがあったので、社長が早食いだということはわかっていた。しかし、普通でも客の回転が速い立ち食いそば屋というステージが、彼の早食いを一層加速させたようだった。
なにしろ、僕よりよほど後に丼を手にしたというのに、ズズズズ~、ズルズルズ~、ズズッ、ズズッと激しく音をさせていたかと思うと「ごっそーさん」と言ってさっさと外へ出ていってしまったのだ。
僕はまだ、1/3にも達していなかった。
待たせちゃマズイと僕も一生懸命ズ~ルズルやるが、なにせ熱くてなかなか進まない。それでも急いで食べ終えて汗を拭きながら外へ出る。

「社長、速いッスね」
「おぅ、営業マンは何だって速くなくちゃいけねえ」
なるほど!
でも、僕は営業マンじゃないんです(笑)。
「よく熱いの平気ですね」
「営業マンは、そんなの気にしてちゃダメだ」
いや、だから僕は営業マンじゃないって…
「しかも噛んでないでしょ、社長」
「営業マンは、そばなんて飲むもんだ」

20も前に、食べ物を飲み物だなんて言っていた人がいたのだ(笑)。
立ち食いそば屋で、僕より後に入ってきたと思っていたら先に出ていく人を見ると、あの日の社長を思い出すのだ。