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『洗濯船』を検索してみると、Wikipediaには「パリのモンマルトルにあった安アパートの名前。 1904年から1909年まで、パブロ・ピカソが恋人のフェルナンド・オリビエと共にここに住んだ。アメデオ・モディリアーニ他の貧乏な画家達もここに住み、アトリエを構え、制作活動を行った・・・洗濯船と名づけたのは詩人のマックス・ジャコブ。細長い長屋風な建物で、歩くとギシギシ音がして、セーヌ川に浮かんでいる洗濯用の船とそっくりであることから名づけられたらしい」とある。
おっさん二人飯で訪問したのは、そんな名前がつけられたお店だ。ただ、およそパリのイメージではない京急黄金町駅と地下鉄吉野町駅を結ぶ通りの角にある(笑)。でも、店内は比較的新しくて、コギレイだし、もちろんギシギシもいわない。
頼んだのは「ナポリタン」の大盛りだ(普通が700円なので100円増しかと思ったら+200円だったことが会計時に判明)。店名の前に「あのころの洋食屋」なんてついていたので、ありがちな品よくまとまった小盛りのお店だと勝手に思っちゃったんだな。
ところが目の前に現れたのは、とんでもない大盛りの見事な赤い山だった(笑)。
ベチョベチョ系の、まさに「あのころの」ナポリタンで、嬉しい。嬉しいんだが、なかなか味が濃いぞ。普通盛りなら全く問題がなかったはずだが、超大盛りだ、少しツライな。
しかし、お母さんがちゃんと粉チーズを用意してくれていた。しかも、スプーンでいくらでもかけちゃってください的な壺のような器である。かけちゃいましょう、そこまで言うのなら!(言ってない)。
どんどんかければ、どんどんイケる。どんどん巻いてどんどん食べた。食べても食べても、なかなかなくならない。さすが200円増しである。見た目より、ずっと多そうだ。嬉しいけど苦しい。苦しいけど、かなり嬉しい。「あのころの洋食屋」らしい、セットの味噌汁(なめこ汁)もおいしい。あぁ、腹いっぱいだぁ。
店はギシギシいわなかったけど、僕のお腹がギシギシいってしまった(笑)。
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船のような形の器・・・というわけではないと思うけど。