湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

モンマルトルでナポリタンを

2013-02-28 20:42:26 | B食の道


『洗濯船』を検索してみると、Wikipediaには「パリのモンマルトルにあった安アパートの名前。 1904年から1909年まで、パブロ・ピカソが恋人のフェルナンド・オリビエと共にここに住んだ。アメデオ・モディリアーニ他の貧乏な画家達もここに住み、アトリエを構え、制作活動を行った・・・洗濯船と名づけたのは詩人のマックス・ジャコブ。細長い長屋風な建物で、歩くとギシギシ音がして、セーヌ川に浮かんでいる洗濯用の船とそっくりであることから名づけられたらしい」とある。

おっさん二人飯で訪問したのは、そんな名前がつけられたお店だ。ただ、およそパリのイメージではない京急黄金町駅と地下鉄吉野町駅を結ぶ通りの角にある(笑)。でも、店内は比較的新しくて、コギレイだし、もちろんギシギシもいわない。

頼んだのは「ナポリタン」の大盛りだ(普通が700円なので100円増しかと思ったら+200円だったことが会計時に判明)。店名の前に「あのころの洋食屋」なんてついていたので、ありがちな品よくまとまった小盛りのお店だと勝手に思っちゃったんだな。
ところが目の前に現れたのは、とんでもない大盛りの見事な赤い山だった(笑)。

ベチョベチョ系の、まさに「あのころの」ナポリタンで、嬉しい。嬉しいんだが、なかなか味が濃いぞ。普通盛りなら全く問題がなかったはずだが、超大盛りだ、少しツライな。
しかし、お母さんがちゃんと粉チーズを用意してくれていた。しかも、スプーンでいくらでもかけちゃってください的な壺のような器である。かけちゃいましょう、そこまで言うのなら!(言ってない)。
どんどんかければ、どんどんイケる。どんどん巻いてどんどん食べた。食べても食べても、なかなかなくならない。さすが200円増しである。見た目より、ずっと多そうだ。嬉しいけど苦しい。苦しいけど、かなり嬉しい。「あのころの洋食屋」らしい、セットの味噌汁(なめこ汁)もおいしい。あぁ、腹いっぱいだぁ。
店はギシギシいわなかったけど、僕のお腹がギシギシいってしまった(笑)。


船のような形の器・・・というわけではないと思うけど。

よせといわれてもいきたい

2013-02-27 23:23:54 | あんな話こんな話


教室とか、お寺とか、そしてこんなよくわからないスペースとか、非日常的な空間でしか落語を観た(聴いた)ことがない。
つまり、実は寄席へ行ったことがないのだ(笑)。あれ?寄席自体も非日常的か。
ま、とにかくナマがいいってことは、よ~くわかっているのに、ホンバンは未体験なのである。

おあとがよろしいようで。


ところで、今日は落語の後、噺家さん本人をつかまえて、さっきのオチを解説してもらっている方がいたよ(笑)。スゴイなぁ。

ぶらぶら博物館ハシゴ

2013-02-26 20:39:17 | ぶらぶらミュージアム散歩


県立歴史博物館で特別展「観光地鎌倉と鎌倉彫~近代鎌倉のガイドブック」を、横浜都市発展記念館 で「ベースボールシティ横浜~ハマと野球の昭和史」を見てきた。ハシゴです。

鎌倉の方は、先日高徳院で見せていただいた写真が並んでいたり、豊島屋の「鳩サブレー」の缶や型が展示されていたり楽しい。
そして、なんといってもテーマにもなっている「ガイドブック」だ。観光地として発展を始めて以来のガイドブックや地図がずらり。どの時代の地図を見ても、幕府として最適だったという三方を山に残る一方を海に囲まれたロケーションは、観光にも最適だったことがよくわかる。狭いエリアにいろいろな要素がギュッと詰まっているのだ。絵地図になると、もう遊園地みたいな騒ぎである(ホントはそうじゃないんだけどね)。
今でこそ全国各地のガイドブックが揃うけど、江戸時代の終わりからこんなにたくさんのガイドブックや地図が作られていたのは鎌倉ぐらいではなかったのではないか。

それから、展示場の後半は「鎌倉彫」になるんだけど、これはちょっと「?」だったな。いや、飾られている鎌倉彫自体は素敵なんだけど、今回の展覧会にセットされた理由が弱い感じ(笑)。



さて、次は「ベースボールシティ横浜」だ。こちらは、横浜市民ならワクワクし通しで見終えること間違いなし!
横浜公園球場~横浜スタジアム、甲子園で活躍した高校、大洋~横浜のあらゆる資料を見ることができる。もちろん、生まれる前のものから、子供の頃、若い頃に体感した、つまり昭和の野球がよみがえってくる。桐蔭学園、横浜高校、横浜商業(Y校)の資料、平和球場、大洋ホエールズの湘南カラーのユニフォーム、横浜スタジアムのオープニングと横浜大洋ホエールズのスマートなユニフォーム・・・懐かしくて懐かしくて、一人で興奮していた(笑)。

ま、ただ2館とも、興味のない人にはまったく響かないという、面白い特別展だったことは確かである(笑)。


横浜スタジアムのバックネット裏席最上段に!

危ない男

2013-02-25 22:13:17 | あんな話こんな話


F対J観戦のため東海道線に乗って、まずは小田原駅に向かっていた。先々週の日曜日のことだ(けっこう前のことで恐縮です)。

Suicaにチャージしていかないと帰りがちょっとだけ危うい気がして、バッグの中の財布を探した。
ところが、あるはずの財布がない。中をひっかき回してみたが、出てこない。出てくるのは冷や汗ばかり(笑)。落ち着け、落ち着け、落ち着いてよーく考えてみるんだ・・・

あーーーーーっ!

昨日買い物にクルマを出してくれと言われて、免許証が入っている財布だけ別のバッグに入れ替えちゃったんだ!

とはいえ、まぁ在りかがわかったんだから安心だ。ほっ。

いやいや、安心してる場合じゃないぞ。財布なしではマズイだろ。

ん? でもまてよ、Suicaとナナコがあるんだから、なんとかイケルかもな。ポッケに小銭もあるし。しかも、もうすぐ2駅目の二宮だ。これから戻るのもシンドイしな。行っちゃおーかー。よし、よし、そうしよう。そうしようとは思ってみたのだが、なんとなくちょっとヤな予感が・・・

あーーーーーっ!

チケットが財布の中じゃん!

結局、引き返すことになった(笑)。なにやってるんだろ。

だけどこのまま家まで引き返していたら、キックオフ間際になってしまう恐れがある。そうだ、今日は娘が家にいたから、メールして駅まで持って来てもらおう。
おぉ、なかなか素晴らしい対応策ではないか。
上りの電車を待つ間に、緊急事態であること、財布の場所などをショートメールで次々に飛ばす。四六時中ケータイをいじっているイマドキの女子高生だから、チェックしているはず。よーし、これで大丈夫だ。

それにしても、なかなか電車が来ないなぁ。じゃあ、念のため電話もしておくか!

「メール見てくれた?」
「見てない」
「おいおい、たのむよ~。まあいい、実はさ、財布を忘れて・・・」
というやりとりがあり、結局駅まで届けてもらい、なんとか事態は収拾されたのであった。

そして、めでたく小田原アリーナに到着、いよいよキックオフという頃、妻から意味不明のショートメールが届く。

「バレーの試合だからムリ」
なんのコトだろう?

あーーーーーっ!

よく見たら、さっき娘に何度も送ったつもりになっていたショートメールは、ママさんバレーに出かけている妻に送っていたのだった(笑)。

どちらかというと几帳面なほうで、今までこんな失敗をやらかしたことはほとんどないのだ(そうでもないか)。ところが、最近よくやる(たしかに)。「だいじょうぶ~?」と、家族にも心配されることが多くなった(まいどまいど)。
人はこうして年をとっていくのだなと実感する今日この頃である(しみじみ)。

ベルマーレスマイルランド

2013-02-24 17:28:48 | 湘南ベルマーレ


開幕を1週間後に控え、恒例の『ベルマーレワンダーランド』は、今年も笑顔がいっぱいだった。
お客さんの数も毎年増えているように思える。これが、そのままスタジアムの観客になるといいなぁ。
上の写真は、挨拶の最後の最後でカンでしまった監督に笑顔になる面々と頭を抱えるキングベル1世(笑)。

あれこれ書くより写真でご紹介。


一足先に春らしくカラフル!


いつもサイクルチームのジャージはカッチョいい。


久光選手の歌声に、耳を塞ぐボラ選手。


カッコよすぎて笑っちゃう。


「素浪人月影兵庫」または「花山大吉」(古っ!)にしか見えない(笑)


出し物のトリは金旭と金目の二人。シャツは「花水ラオシャン本店


となると、選手も桟敷席で鑑賞。


期待の田村選手だけど・・・


今シーズンのキャプテンから一言なのだけれど、眉毛が眉毛なので説得力がない。


ここのところ“音だけ”クラッカーになって、華やかさがなくなったクライマックス(笑)


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晴れ男参上

2013-02-23 22:58:17 | あんな話こんな話


今日は「ソーシャルビジネス・フィールドワーク 」の第18回目だった。
今年の5月から始まったこのシリーズ、メチャメチャ暑い日や寒い日があったり、明け方まで大雨なんていう日はあったものの、雨は一度もナシ!
サッカー観戦では雨が多いので家族からは「雨男」といわれているが、どうだ!ホントは「晴れ男」なのだ。
今日も、こんな空だった!

濃い~一日

2013-02-22 23:09:11 | あんな話こんな話


以前の仕事で一緒だった某研究員(現在は内閣府勤務)が職場を訪ねてくれたり、申請書を手に関内の街を全力疾走したり(おいおい大丈夫か)、バリアオフィスなので車椅子の方をみんなで運んだり(電動は重いっすね)、イベントの設営を手伝ったり・・・なんだか今日は慌ただしい一日だったのだ。

で、忙しくて夕飯を食べる時間がなかったものだから、仕方なく?またまた『大船軒』でズズズッと(笑)
初めての「肉そば」。甘辛のおつゆに、甘辛のお肉が載っている。かなり濃いけど、今日は濃い一日だったからいいか。

後世に残したい昭和遺産ド

2013-02-21 22:26:37 | B食の道


食事を終えてお金を払うとき、厨房を覗いたら驚くほどお年を召したおじいさんが立っていたのだ。
「ごちそうさまでした」
心を込めて言ったつもりだが、できれば手を合わせたい、本当にそう思った。

吉野町駅にほど近い『レストランモリヤ』は、オープンからすでに半世紀以上で、下町の洋食屋然とした佇まいだ。メニューは、ホワイトボードに書かれた日替わりが5品ほど。一番上の「カツサンド」だけが1050円で、あとは全て800円。ボードの隅には小さな文字で「味噌汁、小鉢、オシンコ、コーヒー」と書き添えてある。

僕は、この店の名物と噂の「カツサンド」をフンパツした。



どうですか、少し荒々しいかんじがボカァ好きだなぁ(笑)。
しっかりカツを揚げ、たっぷりソースをつけ、一方でパンもいい具合に焦げ目がつく程度に焼き、ガッと合わせてザクッと切りました!という工程が思い浮かぶようなビジュアルなんだな(どんなよ)。
中のカツがズレ落ちないように両手でしっかり持つ。この作業が楽しい。
口を大きく開いてガブッとやろう。おぉ、なんと柔らかなお肉なんだ。切り口をよく見ると、真ん中がほのかに赤くて美しい。トンカツは脂身ほどほどのロース肉が大好きだが、サンドにするんだったらやっぱりヒレ肉がいいよね(個人的な感想です)。
こいつぁうまい。口いっぱいに詰め込むと、肉と衣と辛子がきいたソースと、そして香ばしいパンとが渾然一体となって、これまで食べたカツサンドとは異なる世界が広がっていった。キャベツも入っていないし、決して完成度が高いとも思えない(個人的な感想です)のだが、確かにおいしい。実に荒々しくおいしいのだ。



それから、驚くことにカツサンドにも「味噌汁、小鉢、オシンコ、コーヒー」がついていた(笑)。
「コーヒー先に持ってきましょうか?一緒にいただくとおいしいんですよ」
とお母さんにアドバイスされたが、せっかくの味噌汁だから食後にしてもらい、和洋折衷を楽しむ。
小鉢のほうれん草のごま和えも、お新香もおいしかったなぁ。合わないなんてこと全くなかった(個人的な感想です)。

「昨日は10個お土産に買っていった人がいたのよ」
お母さんが笑う。
いったい、その時の厨房はどうなっちゃっていたのか、心配。でも、これを10人でガブッガブッとやってる図を想像すると、なんだか幸せな気分になってきた。
あのおじいさんがこれを何十年もの間、作り続けているのだ。手を合わせたく気持ち、わかるでしょ。



さて、おっさん二人飯のもう一人のメンバーが頼んだ「クリームコロッケ」も、いかにも手作りという感じの一品。実際うまかったそうだ。
お母さんがお皿のライスを置きながら「多めに盛っておいたけど、足りなかったらお代わりしてね」と。
その一言も名店の証である(ホントか)。


バオバブの樹の下で

2013-02-20 22:32:18 | B食の道


金沢文庫駅から称名寺に向かう住宅街の中に『バオバブカフェ』がある。
民家をそのままお店にしたようだが、周囲の家々よりもひときわ古びた感じだ。

店内は、まるでこの家が鬱蒼とした森にでも囲まれているかと思わせるような薄暗さ。窓辺からちょっとだけ差し込む陽射しが、より印象的に映る。
板張りの床は土足で上がっていいのだが、中央の一画のみ畳敷きなので靴を脱がなければならない。ただし、その中央部にしつらえたこたつに入れるという楽しみがある。座れば、田舎のおばあちゃん家の気分かもしれない。



湯たんぽが置かれた窓際の椅子に着席すると、頼んでもいないケーキ、ホットワインなどが次々と運ばれてくる。お母さんが運ぶ先を間違えたのだが、実にどれもおいしそうだ。期待が高まる。
いよいよ頼んだコーヒーとパンプディングのセット(650円)が到着した。



コーヒーは、いびつな形の和風な器に注がれていた。お抹茶をいただくように両手で包み込んで持ち上げていただく。いつもより、なんだか大切にコーヒーを飲んでいるような気分になる。ただ、おいしいことは間違いない。
さて、さらにおいしかったのがパンプディングだ。形こそパンを残しながら、パンとプリンよりずっとプリン寄り。控えめだけど、その甘さがとにかく程よくて優しくておいしいのだ。いやいや、こんなに幸せなおいしさは久しぶりだったなぁ。これを食べるために、また出かけたくなるメニューだったなぁ。

快方を叫ぶ

2013-02-19 22:40:48 | あんな話こんな話


「中川翔子さ~ん」
「森昌子さ~ん」

病院の待合室では、今日も聞いたことのあるような名前がアナウンスされ、立ち上がった人を見てしまった(笑)。

そんな中、こんな同姓同名さんがいるんだと驚いたのが、これ。

「室伏広治さ~ん」

スッと立ち上がったのは、割と体躯のいい40前後の男性だった。
オチ的には、細身の70代がゆっくりと立ち上がる姿を期待したんだけどね。

さて、不整脈、頻脈、心室性期外収縮も快方に向かい、2ヶ月ぶりの通院だったわけだが、今回もすこぶる経過がよく、あと1回の診察以降は近所の医院へ戻ることになりそうだ。ただ、薬は飲み続けなければならないとのこと。
とはいえなんだか気持ちも楽になり、表に出たとたん体ごとグルグルグルグル回って「ワーーーッ」と雄叫びをあげたくなった(笑)

快方を祝って、今日はメンチそば!