湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

みんなの鎌倉遠足を目撃!

2012-01-31 21:49:55 | ぶらかま


クルマで移動していると、珍しく午前中から若宮大路が渋滞。
なんだろうと先に目を凝らすと、二の鳥居あたりに人だかりができている。
ドラマのロケだった。あれですね。
クルマが進んでいくと、すぐ車窓のむこうにあの俳優さんも、女優さんたちも(今さら匿名にしなくても)。

おぉ! スタッフさんが『みんなの鎌倉遠足』のを持っているじゃん!
上の写真は、助手席からのショット。どうやら鳩サブレーの袋も小道具で、出番を待っているようだ。

さて、市役所での用事を済ませて、帰り掛けにわざわざ(笑)二の鳥居に寄ってみると、ちょうど本番がスタートするところだった。
え~っと、旗は…

中井さんが手にしていた。

そうか、『みんなの鎌倉遠足』の集合シーンの撮影のようだ。

「写真撮影はご遠慮くださ~い!」
突然、大きな声が響いて、見物客はかざしていたケータイを引っ込める。
僕ですか?
そんなのわかってます(都内勤務のとき何度も注意されてました!)から、とっくに引っ込めてます(笑)。

「あの、中井さんが手にしている旗のツアー、ほんとにあるんですよ、駅の案内所でパンフレットもらうか、Webで『みんなの鎌倉遠足』で検索してくださ~い!」
ロケを遠巻きにしているみなさんに、僕は大声でそう叫びたかったのである。


段葛が始まるところですね。いらっしゃるのは役者さんやエキストラさんばかり。

オレンジ色のうまいやつ

2012-01-30 20:24:29 | あんな物こんな物


若いころハワイの日本料理店で天ぷらを注文したら、短冊切りの分厚い人参を揚げたのが出てきて驚いたことがある。
衣の中の人参は、ほぼ生(笑)。後にも先にも、こんな天ぷらを食べた記憶はない。

しかし、天ぷらの中で子供のころから最も好きなのが人参であることに変わりはない。きんぴらごぼうのように細く切ってかき揚げ状態にしたやつだ。外食の「天ぷら定食」ではまずお目にかかることはないから、家でやってもらうしかない。
人参はあまり好まない子供たちも、なぜかこれだとやたら食べる。だからいつも大量に揚げて、お皿が山盛りに。その山は、オレンジ色に輝き美しい。そして、そのアツアツカリカリに大根おろしをたっぷり載せて天つゆに浸していただくと、これがまた白いご飯にピッタリで、幸せにもどっぷり浸ることができるのだ。

真冬日―チ

2012-01-29 20:06:50 | 自分四季報


この冬はホントに寒い。今日も用がなければ、家の中でヌクヌクしていたかったなぁ。
といっても、我が家の暖房具といえばホットカーペットとひざ掛けぐらいだけどね(笑)。
そのホットカーペット、昨冬はほとんど電源を入れることもなかったけど、昨日今日と2日連続で使用。こりゃよほどこの冬が寒いということだ。
あんまり寒いので週間天気予報を見てみたら、ずっと最低気温が氷点下になっていた。
-(マイナス)表示は、心理的にも寒さ増徴する作用がある気がするぞ。

熱いうちに打たれた

2012-01-28 14:55:36 | ぶらかま


「鉄は熱いうちに打て」
映像では見ることもありその意味は理解していたはずだけど、実際に熱い鉄を叩いたり、ひねったりしてみて初めて、驚きとともに実感することになった。

今日は、県内で唯一の野鍛冶である北鎌倉『三嶋屋』さんにおじゃまして、鍛冶屋体験の係員をつとめる。
屋根はあるものの、ほぼ屋外なので(笑)かなり寒い。寒いからか、熱せられた鉄の赤が一層きわ立つようにも見える。いや、焼かれた鉄は、赤というよりは黄色かな。そこから言われるままにみんな金槌で一生懸命トンカン叩く。しかし、鉄はみるみるうちに真っ赤から落ち着いた赤へ、そして黒へと変化してしまう。この時間との闘いこそが、冒頭のことわざということなんだね。みんな頑張れ!
そんな様子を傍観しながら、場を盛り上げる意味でも大きな声で笑っていたが、親方が僕の方を見ながらこんなことを言い出す。

「じゃあ、最後にウチの一番弟子にやってもらおう」

ムチャぶりである(笑)。
みんなに注目されながらトンカントンカンやってみたが、なかなか難しいものだ。熱いうちにやらねばというプレッシャーが手元を狂わせる。おぉ、恥ずかしい。顔が鉄みたいに真っ赤だったかも(笑)。
そして、成り行きでここから参加者と同じ工程を体験させていただくことになる。
真っ赤な(真っ黄色)なうちにネジル(ひねる)と、びっくりするくらい鉄の柔らかさを掌で感じる。やったことはないが、露店で見る飴細工のイメージかな。
で、できたのがこちら。


ひねりフック。いわゆるS管ですね。バッグや帽子をかけたり、プランターを柵にかけたりするやつ。
さすがに仕上げは親方がやってくれるが、出来上がったものを手にしたときの重量感がちょっと嬉しい。さっきまで真っ赤だったのがウソのように、真っ黒なんだ。

美大卒の作家さんによる教室などもあると聞くが、明治19年創業の野鍛冶の仕事場でこういった体験ができるのは、男にとってワクワクするもの。と思っていたら、実は今日の参加者はほとんどが女性で、みなさんとても楽しかったと感想を寄せてくれたのだった。
いやぁ、あと2回も楽しみ!

さて、ひねりフックと一緒に写っているのは、「尋常小学唱歌」本から抜粋した「村の鍛冶屋」の歌詞。親方のお手製。「昔はこんな歌があったんだ」と説明しているうちに、みんなで歌い出す。もちろん、若い方は除く(笑)。


3D路地

2012-01-27 22:19:35 | ぶらかま


ちょっと横道に逸れると、こんな懐かしい風景に出会う。
鎌倉はまだまだ夕日3丁目のようでもある。
そうか、だったらこんな写真じゃなくて、3Dで撮っておいたらいいかもしれないな。
映画では初めて体験した3Dでいろいろ驚いたが、人やモノの立体感よりも、町並みの美しさが最も印象に残ったのだ。
古い風景、いや今の風景を残しておくには、3Dが最適なんじゃないか。そうだ、3Dで。
と思ったけど、残しておかなくても、いまどき何でもCGで創り出しちゃうか(笑)。

みんなの鎌倉遠足ご一行様

2012-01-26 23:16:43 | ぶらかま


ガイドさんが、『みんなの鎌倉遠足』の旗を持って笑ってます!
木曜夜10時フジテレビのドラマに登場する架空のツアーだとお思いのあなた、ホントにあります。
いつも読んでくださる方にはおなじみですが、というかいいかげんしろと思っているかもしれませんが、一応こちらです。ほら、あったでしょ。

今晩放送された第3話の市役所でのシーンでも、しっかりパンフレットやポスターも写りこみ(ポスターは以前のものから貼り変えているシーンまで!)。うれしいです。
そして、再来週の第5話ではいよいよ、いつも僕たちが手にして歩いている旗が登場。いやいや、いまどき旅行で旗を持って歩いているツアーなんてないけど、あえて作りましょうと押してよかった!実際のツアーでも「かわいいですね」なんて好評なんですよ。

というわけで、とっても小さかった仕事が何だかエライ勢いで展開しはじめていてクラクラしているのだ(笑)。

写真は、実在する『みんなの鎌倉遠足』の架空のツアーで今日ご一行様が訪れた「銭洗い弁天」で。僕が撮ったのはいつだったか、季節がぜんぜん違いますね。

飛び出す三丁目の夕日

2012-01-25 18:00:47 | 湘南ライナーで見る


あふれ出たものが頬を伝い、やがて首筋を経由して襟元に忍び込む。
3Dのゴーグルのようなメガネは始末に終えない。目頭を拭うことを許さないのだ。

休日出勤の代休に『ALWAYS三丁目の夕日’64』を観てきた。

特に後半は、さざ波のように寄せては返すエビソードにやられっ放しで、泣かされっ放し(笑)。1作目や2作目のような大きな盛り上がりこそないのだが、生活の中の小さな出来事が幸せに満ちていることに気づかせてくれ涙を誘う。そして、人間の営みは繰り返され続いていくことをしみじみと教えてくれるのだ。

東京オリンピック新幹線、エレキ、コカコーラシェー、パブリカ…ワクワクすりようなあれこれも散りばめられて、昭和マニアとしては当時の景色を見逃すまいと頑張る。しかし、なにしろゴーグルのせいで最後まで、あの頃は霞み続けるばかりであった。

ALWAYS三丁目の夕日
続・ALWAYS三丁目の夕日

おとこのしるこ

2012-01-24 23:04:52 | B食の道


今日の昼メシである。
お汁粉が?と思われる方もいるだろうが、大きめのお椀になみなみと盛られ、小豆がぎっしりだから、大人の男でも満腹になる。
考えてみれば、このような甘味は価格だってそれなりなのだ。定食並み、あるいはそれ以上。でも、ここのはボリュームもたっぷりだから、定食並み、あるいはそれ以上の満足感も得られる(笑)。
納言しるこ店』の「田舎しるこ」(700円)である。ちなみに、こしあんタイプは「御前しるこ」とネーミングされている。

見渡したところ(実は恥ずかしくてよく見てはいないけど)、店内は女性でほぼ満席(のようだ)。運良く端の二人掛けが空いていたので、壁の方を向いて座る。つまり、女性陣に一人背を向けたかたち(笑)。
すぐにやってきたアツアツのお汁粉をすすり、幸せをモグモグするのだ。最初はピーチクパーチク騒がしかった女性たちの会話も、夢中ですすっているうちに気にならなくなってくるから不思議。
だんだん体も温まってきたぞ。最後をズズズ~っとやるころには、やっぱり汗ばむ(笑)。

外へ出ようと引き戸に手を伸ばすと、スーッとドアが動き出した。
自動ドアじゃないはずなのに…と横を見たら、席待ちカップルの大学生風の男の子が開けてくれたのだ。
「ありがとう」
すると、彼はニッコリうなずく。僕らは、甘味処にやってきた数少ない同志であった。


B食家おやじのおやつ

2012-01-23 21:26:00 | 湘南ライナーで読む


神奈川新聞年末恒例「かながわ定食紀行」の番外特別座談会。その昨年末(12/18付け)のテーマは、なぜか「大人のおやつ」だった(笑)。
そこで冒頭から登場した本のタイトルに見覚えあり。しかも、座談会にはその筆者であり「B級グルメ」というフレーズの生みの親でもある田沢竜次氏が招かれていたのだ。

『おやじのおやつ』(朝日新聞社 朝日文庫800円+税)である。

2008年の発売当時に購入し、時々取り出してはパラパラとやっていた本。
3ページの文章の最後に1ページ全面の写真がついて1くくりとなっている仕立てだ。「アップルパイ」「シベリアケーキ」「どら焼き」「草だんご」「大学芋」があるかと思うと、ウエストの「リーフパイ」や泉屋の「クッキー」、さらには日本橋錦豊琳の「かりんとう」、シベール麦工房の「ラスクフランス」、モンシュシュの「堂島ロール」まで新旧入り混じって登場する。
つまり、ありがちな「おやじが懐かしがって昔のおやつを求めている」のではなく、「いま食べることができるおやじゴコロをくすぐるおやつ」が満載なのである。もちろん、おやじが嬉しくなるような文章で綴られている。

そして、あとがきはこんな一文で結ばれていた。
「あとは、各自で、自分のおやつマップ、おやつガイドをつくるなどして、人生後半を楽しむ一助になればよし。さあ、おやじたちよ、おやつの真髄をきわめに街へ出よう!」
おぉ、そうだ。誰かが買ってくるおやつを待っていてはダメ。自分からアクションを起こすのだ!攻めていこうではないか!そう勇気づけてくれる本でもある(そうでもないか)。

寒かったり熱かったり

2012-01-22 21:25:34 | 自分四季報


寒い早朝、少しだけ見えていた富士山が真っ白だった。
このあとすぐに雲が覆い、あとは冷たい雨がシトシト。
そんなコンディションの中、鎌倉駅頭で一日アンケート調査だった。
こんなに寒いというのに、観光客が多くて驚く。その間を歩き回っていたので、ちっとも寒くない。おまけに、3時過ぎには大船駅で発生した人身事故の影響で駅前はごった返し、観光客の帰宅経路のアドバイザーまでやることに(笑)。
結局、遅延は夕方まで続いて、自分の帰宅で乗り込んだ電車も満員すし詰め状態。帰りはかなりホットになったのだ。