湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

日本最後の旧ダイエーマーク、終焉

2012-09-30 16:46:43 | あんな話こんな話


平塚に住み始めたころはまだ『忠実屋』で、でっかい看板にはマーガットのマークが描かれていた。
やがて忠実屋がダイエーに吸収合併され、おなじみのオレンジの真円が少しだけ欠けたマークに変わった。
フルラインのダイエーにしてはちょっと小さくて中途半端な規模の建物だったので、商品構成にも苦心していたようだ。食堂も閉鎖、フードコートもリニューアルを重ねながら縮小、閉鎖へ。なんとも魅力のない場末のスーパーへの道を辿ったように見えた。
実際、いよいよ閉店だという噂を何度も耳にした。それが本当に「いよいよか」と思わせる根拠が、このでっかい看板だった。



なにしろ2005年10月にダイエーのロゴマークは現在のもの(感嘆符、ハート、葉っぱ?のイメージ)に一新されたにもかかわらず、全国でここ平塚店だけが旧マークのままだったからだ。どうせ閉店するのだから、いま掛け替えても無駄だからやらないんだと誰もが思った。
ところが、駅前を含め近隣の食品スーパーが次々とクローズし、買い物をダイエーに頼らざるを得ない住民が増え始めて、非食品の2階以上はともかく1階食品売り場はそれなりの売上を維持していたように思う。それが、閉店をここまで引っ張り、あのオレンジのマークを引っ張り続けた要因ではないか。

それでも遂に、その日がやってきてしまった。今日が、開店から35年の最後の営業日だったのである。
チラシよると、最終日の閉店時間は午後6時。
老舗百貨店の閉店とは違い、セレモニー的なものがあるかどうかはわからないが、シャッターが降りる瞬間を見てみたい気がする。そして「ありがとー」と叫んでみたい(笑)。
ところが、その時間は見事に台風の最接近と重なることになった。
誰も見届ける人いないかもしれないという悲しい結末になるのか。
いや、それより雨風がどんどん強まっているぞ。早めにシャッターを降ろして、従業員のみなさんは家路に着いた方がいいかもしれない。

一番上の写真は、使われていない螺旋階段。横にも、裏には2本も外階段がある。
座って一休みしているおばあさん、明日からは買い物難民ですね。


今やこれも貴重。わけてくれないかなぁ。上のでっかいのは無理だけど。


おや、おそば屋さんも見に来たのかな?

洗濯の自由

2012-09-29 16:37:22 | あんな話こんな話


石川町駅を降りたら元町方面とは反対へ進むと、それはそれは静かな「ひらがな商店街」が続く。
その先の方にあった『ドゥイのこども造形教室』。
かなり古くから営業していたクリーニング屋(洗濯屋さんと呼んでいたそう)さんの建物ということで、外観の枯れ具合も見事だったが、天井がまたいい。張り巡らされた電線と碍子が素敵だ。こんなところでアートを学べる、いや遊べる子供たちがうらやましい。


ヘビーなハッピー

2012-09-28 20:52:48 | あんな人こんな人


オフィスで仕事をしていると、視界の端っこにとても大きな物体が飛び込んできた。

プロレスラーの森嶋猛さんだという。
来週の横浜文化体育館での試合に向けてのプロモーションらしい。

190cm、130kgとのこと。最後に皆さんで記念撮影をということになったので、ちゃっかり参加(笑)。
並んでみると、その大きさをより実感できる。こりゃあ頼りがいがありそうだ。どうせならお姫様抱っこをしてもらい撮ってもらえばよかったと後悔している。

写真は、その森嶋選手の大きな背中。

ホームでおっさん一人飯

2012-09-27 21:37:56 | B食の道


いつもなら「おっさん二人飯」の日だったが、早朝にメールが入って中止となった。
なにやら夕べ自転車で事故ってしまい救急車で搬送されたという。しかも2時間ほど記憶がないとのこと。ただし、昨日メールで「おっさん二人飯」の約束を交わしたことは覚えていたのだから、少しホッとした。

というわけで、一人きりでぶらりと外へ出ると階下の『山田ホームレストラン』(通称ヤマホー)がガラガラだった。これはいいぞと、初めての入店である。昭和の香る店が大好きなのに、しかも超近くなのに、これまで入っていなかったのは、いつも覗くと多くのお客さんがスパスパやっていたからだ。スパスパといっても、ナポリタンを食べていたわけではない(わかってるか)。喫煙OKな店なので、みんな食前・食後の一服を楽しんでいらっしゃる。禁煙のお店が増えた煽りで、以前より喫煙者が集まるようになったようで、とても入る気にはならなかったのだ。
ところが、今日はガラガラだったので飛び込んだというわけ。それでも!先客の咥えているタバコの煙はしっかりやってきたんだけどね。

さて、頼んだのはAランチの「豚生姜焼き」(790円)。厚めのなかなかいいお肉が、食べやすいように一口サイズにカットされている。タレは少ないが、濃いめの味付けなのでご飯が進む。
何より嬉しかったのは、お母さんがでっかいマヨネーズの容器をドンと置いていってくれたことだ。これはやっぱり、肉につけてお食べという優しいメッセージと受け取った。さすが老舗。気が利いている。おかげさまで、久々にたっぷりいただきました(笑)。やっぱり生姜焼きとマヨネーズは、絶妙なコンビネーションをみせるなぁ。

そして今日の味噌汁は、予想通り大根と豆腐である。実は、この匂いがさっき開け放たれていたオフィスの窓から漂ってきていたのだ(笑)。これも、普通においしかった。

職場では「ヤマホーにしておけば大丈夫」と誰もが口にするが、確かにそうだ。あとは、オフィス街の老舗にありがちな価格がやや高なことと、やっぱりタバコですね。ただ、タバコ臭いのも老舗を演出する要素の一つだと思えば、許せるかな。

写真は、今日もケータイで撮影。最近ケータイ度がかなり高くなっている。いちいち書いてませんが。

白ヤギさんたらほとんど食べた

2012-09-26 21:05:22 | あんな話こんな話


仕事で箱根に出かけお話をうかがっていたところへ、ヤギのことで県の職員がやってきた。
草が伸び放題だった土地にヤギを繋いでおくと、勝手に草刈りをやってくれるそうで、県内3ヶ所で実験中とのこと。その1ヶ所が、ここだった。
まだ3ヶ月足らずだといのに、人間の背丈ほどあった草むらを2頭できれいに“刈って”しまったという。1頭だと寂しくて鳴き声をあげるので、視界にもう1頭おいておくこと、草の好き嫌いもあることなど面白い話も聞けた。本題を忘れて(笑)。

水と、ときどき塩分を与える、小屋がひっくり返っていたら起こすくらいで、あとは何にもしなくてよし。ヤギはヤギで、誰に文句を言われることなく、一日中好きな草を喰んでいればよし。それでいて雑草が見事に刈られるわけで、お互いが嬉しい結果である。ヤギに触れあえば、子供達も喜ぶ。素晴らしいソーシャルビジネスを目の当たりにした昨日だった。

鎌倉から箱根と横浜へ

2012-09-25 22:05:20 | あんな話こんな話


思いがけず仕事で箱根へ出掛けたので、鎌倉時代・・・もとい鎌倉の仕事をしていた時代のメンバーと会う。
大手旅行会社を定年退職後、鎌倉の仕事、そして現在は某観光協会(バレバレ)で嘱託として働いている方。ご自宅におよばれしてからだから、3ヶ月ぶりかな。

せっかく箱根で仕事をしているのに、ほとんど表に出ることがないのと、みんなで議論する場がないことを寂しがっていた。
「ずいぶん前のような気がするけど、まだ半年なんだよね」
といわれて指を折ってみると、ホントだ、たった6ケ月しか経っていなかった。忙しかったけど楽しかった日々をあーだこーだと振り返りながらのランチを楽しみ、箱根の町役場の一角と、横浜にそれぞれ戻っていくのであった。
おっと、またごちそうになってしまいました。

写真は、宮城野から二子山を望む。このあたりは観光色は薄く、昔ながらの町並みだ。僕たちがイメージしている箱根ではない。

モデルの記憶

2012-09-24 20:21:12 | B食の道


お昼前、元町での打ち合わせを終える。
平日だというのにチャーミングセールでごった返している通りを避けて、石川町駅周辺でランチできる店を探した。なぜかこの方と一緒です。

すると、北口(中華街口)で『純喫茶モデル』を発見。
ん~、なんだか見覚え、聞き覚えがあるなぁ。この辺りは学生アルバイト時代、よく出没したからねぇ。
赤レンガ積みの店内が発する昭和の香りにも嗅ぎ覚え(笑)があった。ぜったい入ったことがあるぞ。



じゃあせっかくだからと頼んだのは「ナポリタン」(コーヒーとセットで1000円)。
ところが、懐かしいビジュアルではなく、ちょっとオシャレな彩りに驚くやらガッカリするやら。ただ、麺の軟らかさや味はほぼ昔風で安堵した(笑)。

古くからあったのかどうか、どうしても確かめたくてお母さんに尋ねると「40年になります」とのこと。おぉ、間違いなかった。というより、このレジスターを見れば一目瞭然だった!



ただ、何を飲んだか、何を食べたかは全く記憶にないんだよね。

「またお出掛けくださいまし」
帰りがけに、お母さんのお母さんらしきご婦人が声をかけてくれた。当時はあの方が対応してくださったのかもしれない。
店名『モデル』の由来を聞いておけばよかったな。


晴耕雨耕

2012-09-23 22:25:32 | 自分四季報


予想外の大雨になったが、妻の実家の農作業の手伝い。
早朝に「今日は中止にする」という連絡をもらったが、これからは忙しくてなかなか時間がとれそうもないので、無理を言って強行してもらった。ハウス内でできることに限定されるけど。
まぁそれにしても物凄い雨がハウスを打ちつけ、会話もままならない。いつもはワイワイいいながら作業をするところ、黙々とやるしかなかった(笑)。
夕方、相変わらず激しい雨なのに、西の空から太陽が顔をのぞかせた。なんだか、ちょっとおかしな天候が続いている。いろんなもののリズムを狂ってきて、今までにないいろんな体験をさせられているような気がするなぁ。

写真は、その陽が射しているのに激しい雨が叩きつけているハウス内。

和風カフェ発見

2012-09-22 20:53:56 | ぶらかま


夜の営業は4時からということだったので、ぴったりに行くと貼り紙が・・・

「都合により5時から営業します」

使い古した感があふれる色と端っこのめくれ方だったが(笑)、まぁ仕方ない。とはいえ、周囲にはファミレスもカフェも全く見当たらず立ち尽くす。
ケータイで地図を見ると、神社やお寺が点在している。中心部からかなり離れているとはいえ、さすがは鎌倉だ。いちばん近い神社に向かう。

梶原御霊神社

小学校の裏から境内に一本道が伸び、境内こそ小ぢんまりしているが、手前の神楽殿風が置かれ、さらにその裏手の急な階段を上ると祠という平面から縦へというダイナミックな構造。こんなところに!と驚かずにいられなかった。1年半鎌倉の仕事をしていて周辺も歩いたが、ここは完全に見逃していた。まだまだ見ていない鎌倉はいっぱいあるね。

この神楽殿のような木造スペースが何ともいい雰囲気。さすがにゴロリとはできなかったが、本を読むには最高の空間。涼しい風が吹き抜け、ページをめくる。コーヒーでも持参していれば、最高の和風カフェになったな(笑)。

みんなのかまくらの学校

2012-09-21 22:50:47 | ぶらかま


先月、遂に『みんなの鎌倉遠足』のサイトがWeb上から消滅した。
タウン紙によれば某団体に予算もついていたようなので継続を少しだけ期待していたのだけれど、ちょっぴり悲しい。
ところがそのときの縁で別の所から誘われて、また鎌倉にかかわることになった。

『かまくらの学校』だ。

大好きな鎌倉を、もっと元気に、もっと面白くするためにお手伝いしたい。
来月にはホームページがオープン。また、楽しくなってきたぞ!
平塚市在住で横浜市勤めですが、鎌倉の皆さん、鎌倉が好きな皆さん、よろしくお願いします(笑)。

ちなみに、Facebookでは開校準備室が既にスタートしていますよ。