帰りに水道橋駅前の交差点までやってくると、道の向こうで誘導灯を振っている作業員がいた。
といっても、間違いなくあの人形なんだけどね。でも、なんだか様子が違う。
子供が駆け寄って顔を覗き込んでいる。大学生風の二人が「撮ってブログに載せる?」とケータイの準備。
その時、すでに僕はデジカメのシャッターを切っていたけど(笑)。そして、ブログにアップしたけど(笑)。何か?
そう、このおじさん、妙にリアルなんです。
工事現場専用交通誘導用腕振り人形(正式名称は不明)は、一時シンプル化の傾向にあったと記憶している。つまり、遠目には人間に似た人形に似て見える、あの縦横斜めの直線構成のみの薄い板のやつですね。あれは、かなり経費が削減できたはず。
しかし、その一方でこうしたリアル志向も継続されていたんですね。というより、かなり極まってませんか、この顔つき。
もう、あと残された課題といえば、腕の振りだけですね。
これだけは、相変わらずあり得ない動きをひたすら繰り返しているばかり。
どういう意図で開発されているのだろうか、顔や体にこだわっているのに可動部は一体どうなっているのか、興味が湧きますね。
ちなみに、以前テレビで見たが、こうした人形のモデルは開発者本人だとのこと。
たまには、肖像権のない人、橋下大阪府知事とか東国原宮崎県知事などの顔なんてどうだろう。
「使うのは結構だが、安全を保証するものではない」と言われるかもしれないけどね。
さて、通り魔事件。駅を通ったのは23時半ごろだったので、規制線も警察官の姿もなし。ただ、テレビのクルーが4組ほど。どれも、現場を撮影したらしい一般人のケータイ画面を覗き込んでいた。犯人逮捕の瞬間を、みんなよってたかってケータイをかざしていたとは…。その姿も恐ろしい。