「ちょっとコンサート会場にいるかのような錯覚に陥るような、そんな集中力が見える応援をしてもらった」
曺監督のコメントの一節だ。
確かに
昨日は得点を重ねたこともあり、スタンドはこれまでにない盛り上がりだった。
とはいえ、実はここまで盛り上がるようになったのは、曺監督自身のリクエストで昨シーズンから始まった「コール&レスポンス」がきっかけだと思う。
選手紹介時はまだまだだけど、得点シーンのコール&レスポンスは、テンションが高まった上にその選手の名前を呼ぶのだから、ほぼ絶叫となる(笑)。
そのレベルのまま試合を見つめているから、1プレー1プレーに対する歓声も1ランク大きくなっている。
そして、またゴールが決まれば、さらに一段と大きな声に・・・
「コール&レスポンス」自体は元祖ではないけれど、うまく取り入れてコンサート会場化しているのだ。
それから、煽り映像時の曲に合わせて「太鼓の達人」的な手拍子も煽るアニメ動画も奏功。メインスタンドの一部でしか起きていなかった手拍子が、スタジアム全体に広がっていった。
こうした一つ一つのアイデアが、そして何より楽しいサッカーが観るものをも巻き込んで、独特のスタジアムの雰囲気を創り出している。
アウェーチームやサポーターへの歓迎タイムも通り一遍ではなく、スタジアム全体での歓迎メッセージ&拍手、審判団紹介時のリスペクト拍手・・・
こんな空間で応援できる幸せも、他にはない「湘南スタイル」だと思う。