湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

幸せの赤いごハンカチ

2010-09-30 21:06:57 | あんな話こんな話


6時過ぎ(笑)、家に帰るとテーブルの上に、ドデカイ風呂敷包みがドーンと置かれていた。
午後に、海老名の義父母が届けてくれたという。
まさかとは思ったが、やはり僕の就職を祝ってデッカイお釜で赤飯を炊いたらしい。
胸が詰まるほど嬉しい。
ただ、写真ではわからないけど、実はコレ240×160×90mmの巨大パック。それも2個って…。いくらなんでも多すぎます(笑)。
食べられない分は冷凍しておけよということだろうが、残念、冷凍庫にも入らない量だ!
しばらく朝夕はお赤飯になりそう(笑)。大好きだから、いいんですけどね。
それにしても、こんなに喜んでくれる人がいるのは幸せなこと。感謝して、心配かけた分も返せるよう仕事に励もう。

その仕事だが、今日も一日楽しくできた。給与が低いとはいえ、考えようによってはこんなにすてきな仕事でお金をもらえるなんて、これまた幸せな話だ。感謝して励もう。
そして、この仕事で、より多くの人がハッピーになってもらえるよう頑張ろう。

湘南ライナー日記、続く

2010-09-29 22:59:40 | あんな話こんな話


社会復帰しました!
といっても、契約社員なんですけどね。
だいたいびっくりするぐらい給与は低いし、昇給も賞与もないし(笑)。
おまけに、まずは6ヶ月、最長1年半だし。

でも、なんと家から徒歩15分!
しかも、僕にとっては夢のような仕事!

ある自治体から委託されたプロジェクトを請け負った企業に採用された。
初出社日の今日は、午前中レクチャーを受けた後、午後から電車に乗ってその自治体に挨拶に出向く。
「では、今日は市内をぶらぶらして、6時前に帰社してください」
で、解散。来週、再来週もぶらぶらの予定(笑)。

といっても、ずっとぶらぶらしているわけではありませんよ。
残念ながら内容は公開できないが、面白そうで、かなりヤリガイのある仕事であることは確か。
地元に就職し、湘南エリアに貢献したいという夢も叶ったのだ。
いやいや、大切なのはこれからなんですけどね。
頑張りますよ、今までゆっくりしたぶん!

みなさん、ご心配をおかけしました。
今後も「湘南ライナー日記」をよろしくお願いします!
勤務先から現地まで東海道線も利用するので、名前もこのままっていうことで(笑)。

写真は鎌倉駅東口、丸七商店街の中ほどの食料品店のおじさん。笑顔だが、僕の就職を喜んでいるわけではない(笑)。

湘南ホエールズ

2010-09-28 21:33:25 | I♡YOKOHAMA


「湘南シーレックス」として活動してきた「横浜ベイスターズ」のファームが、「一定の目的を果たした」として再び名称を「横浜ベイスターズ」に戻すことになったらしい。

郷土意識、地元愛といったものに目覚めた高校時代から、僕は当時の「大洋ホエールズ」のファン。
大学生の時には「横浜大洋ホエールズ」となって、住まいのある横浜に向こうからやってきてしまった(笑)。こりゃいいぞと思っていたところ、ひょんなことから横浜スタジアムで球場係員のアルバイトをすることになった。

公私ともにホエールズにどっぷり浸かったが、卒業すると仕事が忙しくライブでの観戦は遠のく。ただし、ファンであることには変わりなく、その戦績を追い続ける。ご存じの通りずっと低迷していたけどね(笑)。

そして、結婚して移り住んだ平塚には、ホエールズのファームの本拠地である平塚球場があったのだ!

今日の写真は、その当時、さっそく買って通ったシーズンパスである。昨夜捜し物をしていて出てきた。
年間の試合数も結構あったように記憶しているが、4000~5000円でホームゲームすべてが観戦できるという超お得なパス。しかも、ファンサービスがすばらしく、行けばもれなく何かしらもらえた(笑)。さらに、高確率でかなりいいグッズのプレゼントに当選する。たった1試合行っただけで“もとがとれた”感じ。

しかし、お隣の競技場で盛り上がるJFLに興味が移っていくと時を同じく、「横浜ベイスターズ」のファーム組織は「湘南シーレックス」と名を変え、湘南と呼びがたい横須賀に本拠地を移していってしまった。以来疎遠に。

それでも独立採算制という新しい取り組みに期待していたが、結局残念な結末となってしまったなぁ。本当に「一定の目的を果たした」のかなぁ。

楽々?自転車ラックバス

2010-09-27 20:19:34 | あんな物こんな物


先日、茅ヶ崎を走っていたら、横道から見たこともないバスが現れてびっくりした。
前面の下部にラックが取り付けられていて、そこに自転車が積まれていたのだ。
たかが自転車2台分なのに、ずいぶん前へ出っ張っているように感じる。それに、どういう目的で誰が利用しているのか不思議だった。
そんな神奈中のバスが、今日から厚木でも運行が始まったという。
全国的にはこれまでも自転車をバスの中に運び込むスタイルはあったらしいが、車外に、しかも前にくっつけてというのは珍しいとのことだ。
見た目の違和感はかなりあるものの、こうした試みは決して悪いことではない。尚、現在は実験期間ということで、運賃以外に料金はかからないんだって!

ただ、路線バスの走行する距離くらいだったら、自転車に乗って行けちゃうんじゃないかと思うんだけどね(笑)。

行こうぜ、行こうぜ~

2010-09-26 22:32:44 | 湘南ベルマーレ


境川決戦殊勲賞の瀬戸選手、マンオブザマッチの中村選手、第2P K を3本も止めた冨金原選手、得点争いの単独トップに躍り出たボラ選手、イエロー2枚で退場となった江藤選手?
いやいや今日はみんな頑張った!
でも、最も効果的な活躍ぶりは、間違いなくM C の阿久津コーチだろう(笑)。

1点リードで、残りはまだ12分もあった。
しかも、途中からは5ファウルで、またまたリーチがかかる大ピンチ。
そこからだ、
「さあ、行こうぜ、行こうぜ、選手もサポーターも一つになって行こうぜ~」
と阿久津コーチはマイクを独り占め、スタンドばかりかコートに立つ選手までを煽り続けたのである。
「残り3分を切った~」
「あと2分だ~」
と、しっかりタイムも伝える周到さだ。
しかし、これで大いに盛り上がった。
自然に声が出る。いつの間にかみんなが手拍子を始めていた。
そして、サポーターと選手が遂に「一つに」なり、抑えるどころか追加点をあげ、タイムアップのブザーを聞くのである。

これですよ、これ。待っていたんだ、この屋内ならではの一体感を。
ありがとう阿久津コーチ。他クラブのどんなプロのM C よりも価値あるナビゲートだった。
観客席で勝利のダンスを見つめたエメ&ヴァウド両選手。「オレタチモヒサシブリに踊リテー!」とモチベートされていたら嬉しい。

<サッカー>山形戦ドロー → <ビーチバレー女子>尾崎選手準優勝 → 
<ビーチバレー男子>白鳥選手優勝 → <フットサル>勝利
さあ、10月3日サッカー&フットサルのW勝利と「行こうぜ~」

今日の観客数、なんと1314名!
町田のサポーターさんたちも多かったが、実は酒匂川の氾濫でサッカー大会が中止になってしまった小学生たちを招待したそうだ。
今日の興奮を体験した彼らからリピーターが生まれてくれることを祈ろう。いや、ぜったいにまた観にくるはずだ。そして、いつも1000オーバーを!



ウオーミングアップから“魅せる”ボラ選手。みんなの視線が釘付け。


おぉ、審判のウェアが黄緑!味方だとばかり思っていたんだけどなぁ(笑)。
おっと今日はボールが黄色だったよ。


久しぶりにメインスタンドに座ったら、素敵なコレオが。


スタンディングオベーション。ダンスの後、観客も選手も笑顔だった。

おじいさんの記憶

2010-09-25 20:56:58 | ぶらぶらミュージアム散歩


先日用事で横浜に出たついでに、日本新聞博物館に寄って『かながわの記憶 報道写真でたどる戦後史』展を観てきた。愛読紙である神奈川新聞の創業120周年記念の企画展だ。同名の写真集を書店で見て、ぜひにと思っていたのである。

同じ戦後の報道写真であっても、全国区のものは目にする機会も多い。しかし、神奈川メインはなかなかお目にかかれないので、ひかれたのだ。より身近に、ニュースを、歴史を感じることができるはず。
実際、年代順に県内を中心にしたニュースが並び、楽しく観ることができた。しかも、ここが歴史ある建物の中という点も価値がある。

ただ困ったことが一つあった。企画展のフロアに足を踏み入れた途端、奥からイビキが聞こえてきたのだ。
おいおい、わざわざ入館料500円を払って寝ている輩がいるのか…、いったいどんな人物なんだろうと思いつつ足を進めていくと、なんとそのイビキの主は係員のおじいさんであった。奥の角、暗い所で椅子に腰掛け、頭を垂れている。

近くまで進んで咳払いをすると、イビキは止まり顔を上げた。あぁ、よかった。これで安心(笑)。
ところが、直後に再びイビキが始まったぞ。あれ、こちらの存在に気づいたはずなのになぁ。
こっちも面白くなってきて、わざわざ音を立ててみたりする。
すると、また顔を上げる。だが、すぐまた寝る。
眠くて眠くて、わしゃもうどーにもならんでのう…顔にはそう書いてあった。こりゃ笑える。
そしてこのおじいさん、遂には足を組んで、腕も組んで、下を向いて、完全に寝る体制に入ってしまったのである(笑)。
もちろんイビキは、持ち場のローテーションが替わるまで、しばらく続いていた。

見たところ、シルバー人材センターあたりからの派遣のようだ。まあ、いいんですけどね、平日と言うこともあってそれほどお客さんもいないし。
ただイビキはねぇ。けっこう強烈なので、気になって気になって、なにもかも全部もっていかれる(笑)。
かながわの記憶は、イビキの記憶として刻まれることになってしまった。

上の写真は、新聞博物館内の喫茶店。ネーミングも雰囲気もなかなか。


こちらはエントランス。素晴らしいシンメトリーだ。

山形戦はドローかぁ。僕がバスツアーで参加すると全敗なので、行かないでよかったと改めて思う(笑)。

ボタンを外すのが好き

2010-09-24 17:48:12 | 自分四季報


なんだかちょっと涼しくなってきたからTシャツの上に薄手のシャツを一枚羽織る。もちろん、ボタンは留めない。
そんな初秋ならではの行為とスタイルが僕は大好きなのだが、今年はそれがスッ飛ばされてしまった。いきなりキッチリ着こんで家を出なければならない。「小さい秋」を見つけられなかったカンジ(笑)。

とはいっても、自転車をこいで息を切らし到着した整形外科の中はポワンと生温かい。結局、僕一人Tシャツ一枚になって順番を待つこといなるのだ(笑)。
まあ、仕方ない。患者の多くはお年寄りだし、半裸での治療もあるからね。
急激な温度変化はこんな所でも僕に試練を与え、相変わらず喉が痛いのである。

写真は、ロビンソン百貨店で。女の子が、マネキンが一枚羽織っているシャツのボタンを留めてあげていた。

喉と腰と胸を痛める

2010-09-23 23:07:09 | 自分四季報


ついこの間40℃を超えていたビニールハウス。今日の午後にはなんと20℃を割った!
こういう時こそ体調を崩さないように気をつけないと…と思うのだが、実はもう昨夜から喉が痛い。
しかも20℃を割っているというのに、苗の詰まった重いコンテナをいくつも運んで、ひとり大汗をかいてしまう。よーし、これで風邪を吹っ飛ばすぞと気合を入れていると、休憩時間に汗が冷えてブルッ。そして、さらに喉が痛む。

いや、痛いのは喉だけじゃない。今日は、腰ですね。
イチゴの苗植えを手伝いはじめて17年になるが、最初の頃に比べるとかなり体力が落ちた。若いころはコンテナなんて腕だけでヒョイと持ち上げることができたが、今はもう恐くて恐くて。足を広げて腰を落として、それからお腹にコンテナを当てて支点にしながらグイッと。悲しいけれど、これが現実。服のお腹辺りが泥だらけである(笑)。
それでも、今日は腰が痛む。
農家の人の苦労がわかるなぁ。
最初の頃はピンとしていた義母の腰も、すっかり曲がってしまった。

写真は、畝に置いたイチゴの苗。このあと義父母が一つ一つ植えていく。


こちらは、先日まで苗の余計な葉や弦を抜く作業が行なわれていたハウス。それがコンテナに詰められて、上の写真の大きなハウスに運ばれた。今日は家族、親戚総出で。
それにしてもスンゴイ雨でした。ビニールの屋根に打ち付ける雨は迫力満点。

中秋のアップルパイ

2010-09-22 18:20:43 | B食の道


人待ちで、他にお店が見あたらず久々に入った『ガスト』。
そこで、思いがけず、素敵なメニューを発見した。
「焼きたてりんごパイ バニラアイス添え」(460円)だ。

通常イメージするアップルパイとは、少し違う。
ごらんのようにホールスタイルはそのままに、一人用にアレンジされている。
パイ生地は薄くてふんわりパリパリサクサクで、めっちゃおいしいです(堀くん風に)。
その上に、りんごは重なることなく均等に並ぶ。中央にデンと置かれたアイスが嬉しい。これはまさしくあったか冷たいスイーツである。

見た目にも幸せだが、切り分けるとその幸せはたっぷり8回も味わえちゃう。すばらしい形状のアップルパイではないか!
シナモンの風味は押さえ気味で、やさしい。今日も暑かったが、甘くて少しだけさわやかな味わいが秋の到来を告げているようだった。

海水浴と湘南

2010-09-21 18:34:06 | 湘南ライナーで読む


周囲をすべて海に囲まれているというのに、実は日本に「海水浴」というものが根付いたのは近代に入ってからだということを知っていますか?

これまで海で泳ぐなんて当たり前のことのように思っていたが、海に浸かるようになったのはそもそも病気治療のためで、もともと水泳も川で始まり海へ出てきたらしい。その合体が「海水浴」だったのだ。

『海水浴と日本人』(畔柳昭雄著 中央公論社刊 2200円+税)は、そのあたりのことを初めてまとめた本だという。

冒頭から驚かされる。「海水浴」は「カイスイヨク」とは読まず、明治の中期まで「ウミミズユアミ」と言われていたらしい!。
そして、日本にやってきた外国人の存在や、長与専斎、松本順、後藤新平らが海水浴の定着に重要な役割を果たしたことの経緯などが、わかりやすく描かれている。
また、海水浴発祥の地といわれる大磯をはじめ県内の地もたくさん登場。町おこし(村おこし)という側面も担い、その発展の様子もうかがえる。旅館からスタートし、サナトリウムになり、またホテルへとスタイルを変え、やがて廃業という道をたどるあの「鎌倉海浜ホテル」も出てくるのも興味深い。

僕が子供の頃、夏のレジャーといえば「海水浴」だった。
でも、最近は「芋を洗うよう」なんて表現もすっかり聞かないくらい人気は落ちているようだ。
やがて、この本にその凋落のプロセスも詳しく書き加える日が来るがくるかもしれない。