湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

味もサイズもエースなぁ

2010-02-28 21:24:35 | B食の道


久しぶりに大きな満足感に包まれた。
駒沢公園近くの『AS CLASSICS DINER』である。
「今日はお休みなんですか?せっかくなのに雨が降っちゃって残念ですね」と女性スタッフ。
いやいやFリーグ観戦 。屋内だから問題ないですと笑って答える。
目の前に現れたのは『オニオンマッシュルームバーガー』(1470円)。今まで食べたグルメバーガーの中でも、かなりのサイズ、相当のボリュームだ。自然と笑顔になってしまう(笑)。



味の方も素晴らしかった。フカフカのバンズ、ゴツゴツしたパテ、シャキシャキのたっぷりレタス、トマト、ベイクドオニオンやマッシュルーム…それらが渾然一体となって旨みが口腔を満たしていく。なにしろボリュームがあるので、その幸せな時は長く続くのが嬉しい。
ただ、相変わらずうまく食べ進められない上、チーズが細かく糸を引くのにも往生した(笑)。すでに手や口の周りはベチョベチョだ。オープンキッチンから丸見えの位置なのでちょっと恥ずかしいが、そんなことはお構いなしに食べ続けるほど夢中になれた。
ウワサ通りの素晴らしい味。間違いなく価格以上の満足感に浸ることができる。ごちそうさまでした。



「火を点けますので多少煙が出るかもしれません。申し訳ありません」
その暖炉のゆらゆら揺れる炎を見ながら飲む食後のコーヒーもまた格別だった。
すてきなお店で、こんなにおいしいものを食べられるのだから、休日の冷たい雨などまったく問題ない。



ベルマーレビッグウェーブ

2010-02-28 21:03:11 | 湘南ベルマーレ


府中の力強いシュートで幕を開けたこのゲーム。順位の逆転はないとはいえ、8位と9位の対決とは思えない緊迫感が漂う滑り出しだった。
ただ、お互いに連発するイージーミスを見るにつけ、あぁやっぱり8位と9位の戦いだと納得もする(笑)。
それでも、久しぶりの勝利は嬉しいものだ。11月15日の12節以来だというから、なんと3ヶ月半ぶりだ(そういえば、昨シーズンも最終戦はホーム初勝利)。
しかも、ボラ選手が一挙に4点も決めて得点王を手にした。良くも悪くも今はボラ頼みのチームだから、この結果は喜んでいいだろう。


これはボラ選手の1点目。ドッカーンと!


こちらは相手のパワープレー時、奪ったボールを無人のゴールへボラ選手がストライク!


その後、ユニフォームを脱ごうとしてイエローもらってましたけど、アンダーシャツに何か書いてあったような。しかも縦書きで。

ホーム最終戦で引退セレモニーを行った阿久津選手も前半にリーグ戦最後の出場。勝利のダンスで送り出すことができて良かった。
個人的にも、前回は駆けつけることができずに悔しい思いをした歴史的建造物である『駒沢屋内球技場』を体感できたことも大きな喜びとなった。試合後、表に出るとすっかり雨も上がり、青空が広がっていた。
さらに、会場入り前に食べたハンバーガーも当たりで、今日は幸せのビッグウェーブが次々と押し寄せた。そのせいか「津波」の影響で電車が遅れることになってしまったが。

卒業おめでとう白書

2010-02-27 20:45:51 | 湘南ライナーで読む


先日立ち寄った書店に、こんなPOPが。
『J2白書 51節の熱き戦い』(J’sGOAL J2ライター班編 東邦出版刊 1500円)のプロモだ。
J's GOALに掲載された記事に加筆された魅力的な本になっている。J2のチームを題材にした書籍が少ないだけに、逆にサポーターたちが殺到したようで、初版はすぐに売切れてしまった。Webでは、シーズン中ほぼベルマーレの項のみのチェックだったが、こうして各チームの話題も読んでみると面白いものだ。51節の激闘はもちろん、面白エピソードもぎっしり詰まっている。
『湘南ライナーで読む』にはエントリーするつもりはなかったのだが、こんなPOPを見たので方針変更(笑)。
そのPOP、「卒業おめでとう」コメントが素晴らしい。これは、巻末についている「送辞」からの引用。ベルマーレの2009シーズンを見事にまとめ、ネタまで織り込んだ嬉しい言葉が綴られている。
でも、卒業だと思ったら、3/6もう入学です。

保護者として生姜焼きを

2010-02-27 19:58:53 | B食の道


この春から息子が通うことになったここの保護者向け説明会へ夫婦で出かけた。
指示された場所にクルマを停めて降りると、「会場はあちらですよ」と係の方に案内される。
「まだ時間がありますよね。ちょっとブラブラしてきます」と言って、いきなり逆方向へ歩き出す(笑)。
実は、開始時間までまだ2時間もあるのだ。学食で昼飯を食べ、前に来たときにゆっくりできた『ドトール』(日本で一番広いらしい)でお茶でもしようという算段である。土曜でも開いているだろうコム・スクエアという建物の2階にある学食へ向かった。
とても明るく清潔なスペースで、頼んだのは『生姜焼き』(380円)とライス(60円)。玉葱もたっぷりでおいしいのだが、めちゃめちゃ味が濃かった。腹をすかせた学生にはこのぐらいがいいのだろうか。ご飯が普通盛りだったのでキツかった。今度は、大盛りにしないと!息子にも、よく言っておこう。


それから、小鉢の棚を見ていて思わず手が伸びたのが『ちくわ天の卵とじ』(110円)!
これはスゴイ!縦に4等分したちくわを揚げて、それを「カツとじ」よろしく卵でとじちゃったのだ!
考えたこともなかった斬新な組み合わせに感動!味は想像通り、それ以上でも、それ以下でもない。いや、それがいいのだ。そこが大切なのだ。これぞB食の極み。白いご飯とこれだけでもいいぞ!ということは、ご飯とセットにしても170円だ!


さて、保護者説明会の会場は2号館。机も椅子も小さいというか狭い。オレンジ色のひさしとガラス張りの近代的な外観とのギャップがいい。古くて大きな宇宙船の内部みたいに美しい。あの山田守氏の歴史的建造物の中を見たり体感できて幸せだったなぁ。また、保護者向けにイベントがあるといいなぁ。いや、イベントがなくても行くか(笑)。


最後は、キャンパスバスツアーに参加した。ガイド役は現役女子大生。建物などの案内に加えて、現役ならではの生の情報が織り込まれていてよかった。そうか、今度はあっちの食堂で食ってみるか。やっぱり行くか(笑)。
ちなみに、キャンパスの広さは東京ディズニーランドとほぼ同じだそうだ。

サクラサクカ

2010-02-26 12:48:49 | 無職透明な日々


机や椅子がきしむ音。
ページをめくる音。
ノートをペンが走る音。
消しゴムをこする音。
時折、窓の外で枯れた木々を揺らす風の音。
さらに、ヒュ~~~という古い建物の隙間に風の音が入り込む音…
かと思ったら、これは女性たちの合唱の練習が始まったようだ。
おや、隣の部屋にはガヤガヤと入ってきたおばちゃんたちの低い大きな笑い声も響き出したぞ。

ハロワを終えてやってきたのは、とある公共施設の学習室。利用者のほとんどは学生なのだが、僕のようなおっさんでもいいですかと窓口で尋ねてみるとOKとのこと。以来、時々訪れている。
会議室のような部屋に置かれているのは、折り畳みの長机とパイプ椅子のみ。最大で36人が利用できるが、いつも10人に満たない。質素だが集中できる環境だ。
コーラスはまだいい。ただ、隣の会議室から聞こえてくる騒がしい、そして決して途絶えることのないおばちゃんたちの話声や笑い声はちょっぴり厳しい。運が悪かったとあきらめるしかない。彼女たちも、何かサークル活動にいそしんでいるわけだから。
それでも学生さんたちは気にする様子もなく、誰もが一心不乱に勉強に励んでいる。入試はもう終わるころなので、卒論でも仕上げているのかな。
窓からは桜の木も見える。花が開き一面ピンク色に染まる頃までには、僕もここを卒業できるのだろうか。


こちらはハロワの前を行く集団登園の幼児たち。久しぶりの雨模様。でも、温かくていいね。

父さん大好き母さんケット

2010-02-25 22:34:22 | B食の道


なかなかお目にかかることがないので、見つけるとつい(笑)。
何年ぶりかなぁ。しまむらで購入した。
『かーさんケット』というわかったようなわからないようなネーミングと、それにぴったりのイラストに引き付けられる。一気に昭和に引き戻される。
もちろん、味も想像通り。ミスターイトウの中でも廉価なグループに属しているが、これおいしいんですよね。甘さも控えめでシンプルだけど、いやシンプルだからこそおいしいのかな。硬さも、軽さもチープな感じがいい。これぞB食。
水分が少ないので、唾液をいっぱいためて食べるのがコツ(笑)。その作業が懐かしくて楽しくて、やめられない止まらない、かーさんケット!
牛乳があまり好きではない娘も、これを浸してフニャフニャにして食べるのが好きだ(笑)。


裏書のイラストもステキ。

葉山港湾食堂でお母さん

2010-02-24 18:24:40 | B食の道


パートがお休みの妻とランチを食べに134を東へ。
平日はいいですね、葉山まで40分足らずで到着。鐙摺にある『葉山港湾食堂』である。
港側が全面ガラス張りになっていて気持ちがいい。その窓際に着席して頼んだのは、ミニサイズの「岩のりしらす丼」と「海鮮丼」がなどがセットになった「お母さん定食」。妻は「お刺身定食」。


頼んでからメニューを見返すと「おかあさん定食」のところに「女性限定」と記されているではないか!運ばれてくると、やはり「お母さん定食」は妻の前に。勝手に交換して気まずいまま食事を進めるのもイヤなので、店員さんに知らずに頼んでしまったことを打ち明けた。すると「交換ならぜんぜん構いませんよ、どうぞどうぞ」と明るく対応していただきホッとする。
「岩のりしらす丼」は海の香りを存分に楽しみながら白いご飯をかっこめる絶品。今度は絶対に普通サイズ(いや大盛りか)を頼もうと決めた。


「海鮮丼」は見た目も鮮やか。玉子焼きの甘さが全体を整え、タコの歯ごたえがポイント。好んで食べることのないイクラも、まったく気にならず食べることができた。単品で頼んだアジフライも肉厚で、外がサクサクで中がめっちゃフワフワでそれがなんとも言えずめっちゃおいしいです(堀くん風に)。
お昼時だけでも禁煙にしていただければ申し分ありませんね。


お店の前では、今が旬のわかめを干している。今年は寒かったのでおいしいのでは!


帰りには、『なぎさ橋珈琲』に寄る。店名にひかれた。実は、昨年惜しまれつつ閉店したデニーズ逗子店。『甘太郎』のコロワイドの経営だが、店舗も大きな看板なども、そのまま利用している(笑)。おぉ、窓際から見える風景も一緒。当たり前か(笑)。
でも、大きなカップで供されるコーヒーはおいしかった。セットで頼んだ『フレンチトースト』もシンプルなんだけどフワッフワでクニュクニュでおいしかったです(再び堀くん風に)。

帰りもスイスイ。ちょっと足を延ばすだけで、ステキなランチ&コーヒーにめぐり合えるものです。

菊坂ホテル時代

2010-02-23 19:03:24 | 湘南ライナーで読む


あの『同棲時代』から受ける暗いイメージで、上村一夫氏の絵があまり好きではなかった。実際、読んだこともない。
ところが『週刊ブックレビュー』でどなたかのオススメの1冊が気になってネットで購入。
『菊坂ホテル』(上村一夫作画 朝日新聞出版刊 1900円+税)である。
大正時代、文京区本郷に実在した『菊富士ホテル』が舞台。竹久夢路、谷崎潤一郎、佐藤春夫、今東光、菊池寛、芥川龍之介、斉藤茂吉、月形龍之介など作家、詩人、歌人、画家、役者など文化人が“暮らした”ホテルだ。マンガ家たちが集ったあの「ときわ荘」のような存在か。
そんな文化人たちの交錯する日々を、菊坂ホテルの娘である八重子の目を通して追っていく。
このあたりは会社勤めの頃、よく昼休みに散チャリしていたエリア。もちろん「菊富士ホテル跡」の碑も確認している。ノンフィクションではないものの、著名な人たちがそのあたりを行き交っていたのかと思うとゾクゾクしてきた。
開業当初は外国人向けの華やかなホテルだったそうだが、この頃は陰鬱な雰囲気が漂い、いかにもというビジュアルで描かれる。その独特の空気感、リズムが何ともいい。好きではなかった絵柄が、逆に魅力的に思えてきた。
前半の主人公である竹久夢二も、後半の中心人物となる谷崎潤一郎もあまり興味がなかったのだが、見たり読んだりしたくなってきている。
ちなみに、谷口ジロー氏は上村一夫氏のアシスタントだった。

お父さんの得意料理

2010-02-22 18:09:28 | あんな話こんな話家族編


サァ~ラ、サ~ラ、サーラ…
独特のフレーズで始まる『食彩の王国』(テレビ朝日系 日曜10:55)が大好きだ。あまりテレビを見ないほうだと思うが、『アド街』『美の巨人たち』『週刊ブックレビュー』『ガイアの夜明け』などと共に楽しみにしている。
毎週一つの食材にフォーカスして、それにまつわる話や料理を楽しく美しく紹介。好きな食材でなくとも、興味深く見ることができる素敵な番組だ。
いや、今日はその番組ではなく、そこで流れる東京ガスのCMである。
「お父さんのチャーハンが食べたい…」という長尺のもの。結婚式を3日後に控えた女性の語り。子供の頃から二人きりになる機会(お母さんが病気や不在等)に、必ずお父さん(キタローさん)が作ってくれるというチャーハンの話だ。思春期を迎えてから拒否し、長らく食べていないそのチャーハンを今「食べたい」とリクエストする。そして、「どうだ、うまいか」との問いに、あのとき答えられなかったという言葉を口にする。
「うまい」
このCMを見る度にボロボロ涙が流れてしまうのだ。娘を持つ親だからかどうだかは分からない。単に、トシのせいではとも思う。あぁ、これを書いているだけで涙ぐんでしまう。
「料理の数だけ、家族になる」
僕には、子供たちに「もう一度食べたい」と言ってもらえる料理があるだろうか。実は、子供たちが小学生の頃、妻の不在時に作った「ピラフ」のことが今でも話題に上る。でも、あれは冷凍食品だったからなぁ(笑)。

写真はホントに何もなかった時に、冷凍のミックスベジタブルと魚肉ソーセージで作ったケチャップライス。もちろん、これは自分用。