「チュータイキョーの者ですが、関係者の方ですか？」
平塚総合体育館の観客席後方。暗いのでブレないように、柱に体をくっつけてカメラを構えていたら、いきなりジャージ姿のおじさんに声をかけられた。
首からＩＤカードをさげているので、そうか「チュータイキョー」は「中学体育協会」みたいなものか。柱の影でレンズをビヨーンと伸ばしてピチピチの女の子のお尻を追っていたので（追ってない）、怪しい男に見えたのだろう。
「い・いま、そ・そこで試合をしている、そうそう、あの１番の、あれ、娘でして…」
怪しそうに見えていたということが気になりだして、ますます怪しさ全開。
「でしたら、後ろにいないで観客席で撮っていただけますか」
「いやぁ、気づかれると娘が嫌がるもので…」
「そうでしょ、そうでしょ、わかりますけどね」
改めて周囲を見ると、確かにビデオを手にしている父兄はいるものの、カメラを構えている人はいないなぁ。これは、気をつけないといけませんね。
実は娘の部活の試合を観に来たのは、３年間で今回が２度目。この大会と、次の８月の大会が最後だというのでやってきたのだが、とんだ目に遭った。
試合のほうも相変わらずのようで、１セット奪い返したものの３セット目はズルズル逆転負けで初戦敗退。
ん～、やっぱり“指導者”だよな、とつくづく。試合前の練習の付け方も、ジュニア時代を見ているからか「ふざけてるのか」と感じてしまうレベル。素人目にも「なぜそこでタイムアウトをとらない」と（笑）。ちょっとしたことで、勝利を呼び込めるのに…と地団太を踏んだものだ。
妻などは今にもアリーナへ下りて行って、代わりに監督をやっちゃいそうな勢いだった（笑）。
ちなみに相手のチームは、ユースの古島さん（フットボールアカデミーＧＫコーチ）の娘さんのいらっしゃるチームでした。
写真で記録席に座っているのが娘。意外に父兄の姿が多いのにびっくり。