湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ドラム式選択機

2017-04-02 23:35:27 | ぶらかま


マンホールといえば地面から垂直に地下に向かう穴だから、ハシゴのようなものを伝って下りていくイメージ。

でも、この二つの穴はフタを開けたら下へは潜らず、斜め下、あるいはそのまま水平に進めそうな雰囲気があって、ちょっとワクワクしちゃう。

古いお宅のようだけど、どういう経緯でこんな形状になったのだろうか。普通に道路に穴を開けていったん垂直に下りてから奥へ向かい、また下るという手もあったはず。しかもこんなに近くに二つ並べる理由は? もしかしたら、それぞれ違う所へ向かっているのか・・・。

鎌倉には厚木の方から横須賀に通じる水道管が続いていたと聞く。そういえば「水道路」という地名もあるな。ここ材木座あたりには海軍の名の入った標石も残っている。
そう考えると、またワクワクしてくる。フタを開けてみたくなる(笑)。

傘の花のリアル

2017-02-23 23:40:14 | ぶらかま


11時少し前の小町通り。
雨風にもかかわらず今日も観光客がゾロゾロ。かつては閑散期といわれた2月だけど、今は関係ないようだ。

「歩いているけど、ほとんどが食べ歩きなんだ。あんなにいてもお金は落ちないんだよ」
地下にある古い喫茶店で待ち合わせた商店会長から聞いた。

そうえいば11時から12時までその店にもお客は一人も来なかったのである。見えているものが全てではないことが理解できた。

鎌倉市民レガシー

2017-01-23 22:59:52 | ぶらかま


丸七商店街の入り口がなにやら騒がしいと思ったら、アーケード?屋根部分の改修のようだ。いや、おなじみの看板もはずしにかかっている?
おやおやどこまでぶっ壊しちゃうのか、ちょっと心配。

戦後の闇市の名残だそうで、観光地鎌倉にあって貴重な昭和遺産である。ソフィスティケイテッドされた小綺麗になんかしないで、いい形で残ることを祈りたい。

あやさしいお店

2016-10-16 23:54:02 | ぶらかま


久しぶりに訪ねると、以前よりもあぁここが入り口なんだと分かりやすくはなっていた。

ただ、無造作に貼られた木片が怪しい(笑)。
「菜食」とか「VEGETARIAN」などと書かれている割に、「95%VEG」の表記も見える。

「NO MEET」「NO EGE」「NO MILK」の下に「魚とエビちょっと」

このゆるさがなんともローカルの鎌倉らしくてステキだ。

そして、ここのお弁当が優しくておいしいのだ。
(今日は取りにいっただけで食べてないけど)


一杯のコーヒーから

2016-09-01 23:09:02 | ぶらかま


いつものように蔵書室の前まで来ると、なんだかいつもと様子が違う。
おや、夕方から営業のはずの1階のバルが朝っぱらからオープンしていたのだ。

覗き込むと、見たことのない人が。
「オーナーに朝だけ貸してもらうことになって」と、コーヒーを淹れていた。
聞けば、御成り通りと由比ヶ浜通りがぶつかる所の線路際に昨年オープンした『FARM TO YOU』というお店の方だという。メディアにも引っ張りだこのお店だ。

週3日程度、朝6時〜9時ごろまでやるという。
「今日からなんです」
ということで、さっそく唯一のメニューである「コーヒー」(400円)をいただいた。

残念ながらテイクアウトのみだが、あの店のコーヒーが飲めるということでぼちぼち出ていたようだ。
いつもは通勤客が行き交う殺風景が、ここが開いていて人の気配がするだけで、なんだかとてもステキな通りに見えてくるから不思議である。



写真は9時半過ぎ。一式積み込んだ台車をゴロゴロ押して本店へ帰るところ。

避暑地? 避難地

2016-08-23 22:30:27 | ぶらかま


地震発生。
津波が来る。
障がい者と一緒に逃げる。
市が指定した避難ビルは倒壊。
じゃあ、避難地へ。
さぁ、急げ。

海浜公園由比ヶ浜地区から、静岡県の高校生の体験学習に同行したのだ(取材)。

いやあ、さすがに若者、早い早い。追いかけるのが大変だぁ。
先回りして写真を撮ろうなんて時には、もう息も絶え絶えですよ(笑)。

曇り空で助かったとはいえ、湿度はかなりのもので久しぶりにナイアガラのような汗をかいた。

でも、たくさんの気づきがあり、勉強になったのだ。
そして、避難地の妙本寺の深い緑やヒンヤリとした空気に癒された。

ほとんどの生徒さんが、「初」鎌倉。
それが研修で、観光スポット抜きという体験。
「ここは駅から近いのに観光客も多くなく静かで、実は鎌倉らしい場所なんだよ」
とアピールしておいたが、彼らの近所と変わらない風景だったりして(笑)。

サマフェス

2016-08-21 22:17:29 | ぶらかま


たった一基だけだが、いや一基だからこその味わい深い神輿が眼下に現れた。

何基もが激しく行き交うお祭りも見応えはある。でも、たまにこうしたシンプルなお神輿を見ると、いかにも町の鎮守のお祭りのようで楽しくなってくる。

集う人があちこちで当たり前のように挨拶をし合っている。ここが市庁所在地の駅前だということを忘れてしまいそうだ。

小さな町の小さな夏祭り。お祓いと休憩を終えると、威勢のいい掛け声とともに駅前を横切り小町通りに進んでいった。小町通りをお神輿が練るのも一年に一度、今日だけである。



特別な花火

2016-07-20 21:02:57 | ぶらかま


平塚の花火だって3,000発。
酒匂川は7,500発。
厚木の鮎まつりは10,000発である。
鎌倉の花火大会は2,500発に過ぎない。

それでも鎌倉の花火がみんなにとって特別なのは、狭い湾に集まって中央の一点に注目し歓声をあげる、その一体感のようだ。
と、みなさんのフェイスブックの投稿を見ていて思うのである。

定休日のボクは相変わらず実家で買い物やら何やら。
残念ながら一体感を味わうことは出来ずじまいだった。

写真は実家へ行く途中で寄った妻の実家で、いちごの苗に水遣りをする義父。水が花火のように・・・見えない。

灼熱のサクラロード

2016-07-11 22:44:36 | ぶらかま


炎天下、取材先からの帰り道に段葛を横切る。
もちろんこの奥には鶴岡八幡宮が鎮座しているのだけれど、自転車を押した二人の後ろ姿を見ていると少し整備された普通の道にしか見えない。

陽射しが強いから歩行者は建物の影ができる脇の歩道を行くので、ここを歩く人影は少ない。
いま植えられている桜の若木は7年目とのこと。以前のように木陰ができるまで、あとどれくらいかかるのだろうか。