湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

天使と小悪魔

2009-07-17 22:57:48 | B食の道


お昼にお目当ての菊坂下『 ゑちごや』さんへ行くとシャッターが降りていた。
そこで、店の前の胸突坂を上る(ここは菊坂下でもあるが胸突坂下でもあるのだ)。
そこから落第横丁まで走り『大島や』さんの扉を開ける。いつもならすいているのに、ほぼ満員で驚いた。しかもほぼ全員が男性。そして、そのほぼ全員の男性たちが一斉にこちらを向く。
「見りゃ分かるだろ、もういっぱいだよ」「まだ俺たちの頼んだものも全然きてねーんだから、今からじゃ相当かかるよ、けーれけーれ(帰れ帰れ)」
みんなの顔には、確かにそう描いてあった。
ところが、そんな中、ただ一人だけ僕に笑顔を投げかける女性がいるではないか。
「いらっしゃいませー、ご相席でよろしかったら!」
この店の気だてのいい娘さんだった。
その時点で既に12時20分過ぎ。もしかしたら1時までに戻れないかもしれない。今日はやめておこう、そう思ったのだが、その天使のような微笑みに、あっさり入店(笑)。
僕の着席で、ほぼ満員が、完全満員になった。周りを見ると今日は学生が多く、夏休み前の最後のランチはここでと誰もが考えたのかもしれない。
さて、頼んだのはいつもの『餃子ライス』ではありませんよ、なんと『しょうが焼き』(780円)。定番メニューにはないのだが、たまたま本日のAランチだった。やりました!
運ばれてきたのは40分。でも、待った甲斐があったよ。初めて対面するしょうが焼きは、理想的な姿。豚肉の脂身の案配が絶妙だ。焼いたというよりも煮たイメージで油っぽくないところもいい。ガンガンいける。しかし、食べ始めると見た目以上にボリュームもあり、山盛りのご飯、アツアツの味噌汁とで意外に時間がかかってしまった。
結局、慌てて店を出て胸突坂を下り白山通りを全速力で戻るはめに。もちろん汗だくだ。
お店の扉を開けたとき微笑んだのは、天使ではなく、本当は悪魔だったのかもね。

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