「夕飯なにがいい?」
「なんでもいい」
「まったくもう」
休日の午後、スーパーの店内で交わされる夫婦の会話である。
ウチではこんな時、じゃあ魚にしようということになる。
メインが魚に決まると、必ずセットメニューとして登場するのが野菜炒めだ。
食べ盛りがいるので(オレもか)、日頃はつい肉に偏りがちだから、時々こうやってバランスをとるのである。
たまに食べる魚はめちゃめちゃおいしいし、野菜炒めもいろんな種類がとれて彩りもきれい。なんだかとっても身体にいい感じがする。ヘルシーである。それでいて栄養価だって高い。いいぞ、いいぞ。
そう思うと、もう箸が止まらない。これでもかというくらい大きな口を開けて野菜炒めをブチ込む。もう入らないといっているのに、続いて白い飯をガシガシ押し込んでモングモグ咬む。家族の会話もそっちのけで、ひたすらこの幸せな作業を繰り返すことになるのだ。
やっぱり好きなんだなあ、野菜炒めが。
その結果、いつも食べ過ぎてしまう。困った時のヘルシーメニューだったはずなんだけどね。
写真は、東大前の落第横丁『大島や』の「肉入り野菜炒めライス」(730円)。こういうもやしやキャベツ中心の白っぽいやつも大好きなんですよ。ちなみに「レバー入り野菜炒めライス」も「レバーとニラ入り野菜炒めライス」も同じ730円である。