年に1回開催されるシンポジウムに行ってきました。
11月23日~25日 パープル・イルミネーションで啓発(しいのき迎賓館)
平成23年11月23日(水・祝日) 野々市市文化会館フォルテ
朗読劇「こんなこともDVねんよ!!知っとる??」(野々市市男女共同参画推進員)
ありふれた日常の中でこんなこともDVであることへの気づきを!
迫真の演技に、こちらまでビクッとなるくらい。
見ていて気分が悪くなるほどだった
基調講演「女性への暴力の根絶に向けて~私たちのできること~」
講師 正井礼子氏(NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ代表理事)
DVは犯罪である。
既婚女性の3人い一人が暴力被害を受け、既婚女性の22人一人が生命の危険を感じる暴力を体験
相手の社会関係を絶って、相手を自分の支配下におくこと
大きな声で威嚇することは、子供の脳に被害を与えることがわかっているそうだ!
改正児童虐待防止法では、DV家庭で育つことは、子どもにとって心理的な虐待であると明記された。
暴力でものごとを解決することを学習し、暴力を容認する傾向にある
さらに、心理的な後遺症は深刻で母子ともにPTSDが見られる
児童虐待とDVは重なっている場合が多くそうだ
そんな子どもたちにできること・・・自分の苦悩によりそってくれる信頼できる大人がいること
従来の性暴力への社会の対応は加害者の側に立ったもの
ふしだらな女、妻は夫の性欲を満たしてやるべし、貞操感を持っていれば安全・・・
被害者の視点に絶った支援を!
レイプは犯罪。「あなたが悪いんじゃない」「あなただけの問題じゃない」
「あなたは大切な人。話をしてくれてありがとう」
被害者が逃げるしかない現法律・・・加害者が出て行くもの(加害者に罰則)に改正を!
対談「女性への暴力防止と被害者のためにできること」
進行 塚本優美子氏(石川県女性相談支援センター所長)
正井礼子氏
種部恭子氏(女性クリニックWe富山院長)
内閣府男女共同参画会議「女性に対する暴力に関する専門調査会」委員
DV被害者に対して医師は原因まで探って、支援団体につなげる方法があれば
DVは選んだ暴力といわれている。男性に理解をしてもらい支援をしてもらうことが大切
災害時における女性への暴力対策が必要・・・レイプが災害時には通常の3倍に!
デートDVの時点で気づいてもらう・・・立ち直るチャンス!!
中学生~大学生へのDVに関する授業を!
正井さんや種部さんから話される事例は、聞いていて胸が苦しくなるほどだった
東日本大震災で津波被害だけでなく、このような被害も受けている人がいることを
しっかり受け止め。安心して相談できることが大事だと心より思った。