・ 主題歌が大ヒットした女同士の友情物語。 生まれや育ちが違う二人の女性30年間の交流を描いた友情物語。監督はゲーリー・マーシャル、ベッド・ミドラーとバーバラ・ハーシーが共演。主題曲「愛は翼にのって」が大ヒットした。
LAのライブ会場ハリウッド・ボウルでリハーサル中のCCブルーム(B・ミドラー)宛てメッセージが届いた。それは11歳の頃アトランティック・シティで知り合ったヒラリーとの交流を思い起こさせる出来事だった。
結婚・出産・離婚・離別と大事な節目ごとに二人は喜びや悲しみを分ち合い、その思い出が蘇ってくる・・・。
わずか120分あまりで30年間の交流を描くという離れ業をやってのけたのはG・マーシャル監督。2年後の「プリティ・ウーマン」の大ヒット作品で知られる彼の職人的手際の良さが目立つ。
主演したB・ミドラーは「殺したい女」(86)で演じたコミカルでエネルギッシュな役柄が適役だと思ったが、本作でも貧しい家庭に生まれ、歌手を目指すヒロインをまるで自伝のような入れ込みようで演じている。
日本でも歌手で演技もこなすタレントはイニシエより数多いが、両方とも一流となると数えるほどしかいない。ミュージカル・スターではない彼女にこれ以上の演技力を望むのは酷といえる。
何より圧倒的な歌唱力は文句のつけようがなく、さすがグラミー賞歌手!
ストーリーは日本のテレビドラマ(素顔のままで)でリメイクされるほど定番の女性同士による友情物語。意外性はないが期待通り進むドラマはそれはそれで感情移入しやすいのかも?