西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

公共施設マネジメントについて。 ②

2012-10-16 11:25:38 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

日曜日の神輿で声を出しすぎたせいで、しゃべるのがしんどい、しんどい。
昨日に比べりゃ、ずいぶん、マシになったものの自分の声とも思えんような、このかすれ声はなんとかならんもんか。。。
加えて、毎年のことながら、体も、いろんな部分がボロボロ。
にも関わらずの、この爽快感!
やっぱり、祭りは参加するのが俄然楽しいな。

さて本題、先日のブログの続きです。
施設総量の縮減については「今後20年間で施設総量を10%以上縮減、50年後に20%以上縮減」という数値目標を掲げているというのは、こないだ書いた通りです。
で私が、そもそも、この数値目標自体の妥当性に対して強く???と思っているというのも、これまた前に書いた通り。
あと、前回は書きませんでしたが、「20年後とか50年後の計画って言われてもなあ。。。」という思いも、これまた、強く持っています。
が、その点については敢えて措いて、もう少し別の観点から見ていきたいと思います。

配布された資料によると、市が保有する施設を延床面積別で見た場合、41%を住宅施設(=市営住宅)が、36%を学校施設が占めています。
この両者の合計は77%。
一方で、他の社会教育施設・福祉施設・行政施設などの延床面積は、それぞれ5%以下に留まっています。
となると、単純に数字から見て、目標を達成することを考えると「市が所有する施設の大部分を占める市営住宅と学校施設の面積を減らしていかないと!」ということになります。
でもね、それ、そんなに簡単なことかいな???と思うのですよ。
ほんでまた、市がこれまで示してきてる方針とも合わん部分があるんではないかいな???と。

遠い先のことは分からんというのは先にも書いたとおりですが、そもそも、現在、市内の学校施設は非常に不足した状況にあります。
「これをそもそも、削るべきなのか???」という考えが当然、最初にあってしかるべきでしょう。

また市営住宅については、それとは別の意味で、深刻な問題があります。
市は、現在9959戸の住宅数を10年後までに約8600戸まで減らすという計画を示しています。
が、これ、単純な戸数だけで見ると、現在ある市営住宅の戸数のうち、8.6%を減らすということでしかないんですよね。
市営住宅の市が保有する公共施設全体に占める延床面積は41%ですから、市営住宅の8.6%削減は市が保有する施設全体の延べ床面積の約3.5%の削減にしかなりません。
もちろん、これは単なる戸数だけでの計算です。
なので、これが、どの程度、正しい数字なのかは分かりません。
でもね、こういうことを色々考えていくと、やっぱり計画を実現するための具体的なスケジュールと内容こそが必要だと思うのですよ。

そもそも、最近の市の動向を見ている限り、アサヒビールの跡地取得とか、病院の移転とか、防災センターの設置とか施設の総量を増やすことにつながるような話ばかりに熱心なように思えてなりません。
でもね、それじゃ、ダメですよ!というのが今回、こうした考えが示された背景にある最も重要な部分なわけで。
である以上、どう考えても、次に必要なのは、やっぱり、
「じゃあ、どうやって具体的に、これを実現するの?」
ということを示す計画だと思うのですよ。

本来は、アサヒビールの跡地を取得するとかせんとかも、市が保有する公共施設のマネジメント全体の中で位置づけて考えるべき話です。
泥縄感満載の、今の話の進め方は、どう考えても違うと思うのですよ。
なので、引き続き、今後の展開を見守るとともに、意見やら注文やら、つけていきたいと思います。

それでは、わたしゃ、これから午後からの委員会の準備に戻ります。
こっちも、かなり重要な話なので頑張ります!
ご報告は、また後日ということで失礼いたします。


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