The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

Command the Morning by Pearl Buck

2008-08-23 23:46:12 | Weblog
まあ、8月だから許そうと思うんだが、それでもいいかげん勘弁して欲しい。
そう思っても目の前にプレゼントされた本を読まないってのは、贈ってくれた人の気持ちをふみじることになるので読んで驚いた。なんと作者はあの「大地」のパールバックだったからだ。そして今年広島を訪問したジョアン・ヒントン女史の話だ。

感動はしたが、より鬱になった。もし、トルーマンが原爆投下を命令しなかたら人類は核を兵器ではなく、新世紀の新しいエネルギーとして立派に制御していたかもしれないからだ。日本が当時テロ国家と言われていたとしてもあきらかに敗戦がわかっている状態での原爆投下は、実験としか考えられない。破壊力のすごさが後の核兵器による世界の均衡へと導いたのはあきらかだ。核をどう利用するかなんてことは政治家なんかには理解できる技術じゃなかったとしても、2発目の投下は何故だ?

政治は国という集団単位を管理するためには必要な仕組みだとは思うが、この愚かさが人類の進化にどれだけ悪影響を与えているのかと思うと嫌気がまたぶりかえす。米国だけではない。どこの国でも同じだ。これをなくすことはできないだろうが、核も同じで危険だからこそいかに正しく扱うかで自分たちの利益になる。
政治家も同じかもしれない。自分にとっては国の管理というロールを実行するだけの人たちであって、技術者や科学者より社会に貢献しているとは思わない。
官僚も同じである。国、つまり国民へのサービスを提供する人であり、国民から給与をもらっている人たちである。
だから、国民は給与を誰に払うのか誰を首にするかをしっかり決断できる権利も有しているんじゃないだろうか? ということで、さっさと公務員法を改善して国民投票で首にもできるようにして欲しいもんだ。それとサービスを提供しているので、対応の悪い公務員は国家も地方もさっさと首にできるようサービスを利用している民のアンケートなどで点数制で評価するという項目も加えて欲しい。

どちらにしても現在の政党政治じゃ、こんなこと発想もしないだろう。何故なら選挙公約を守らないでも犯罪さえ起こさなければ、議員を首にもならないんだから。
しかし、誤った判断は日本国だけではなく地球に住む多くの人々への影響場合もあると考えると、本当に選挙は真剣に選択して投票する義務があると感じる。

国民が望む最低生活レベルの保障も実現できない政治家や首相、大臣であれば首にできるように本当の民主主義であれば国民投票なりで実現できなければ変じゃないのか? もう口先三寸に騙されても、数ヶ月たっても公約を実行しないなら、首を実現できる法案を作ろう! 政党同士で手を結んだり、足のひっぱり合いだけしかしない政治家を捨てて、国政を正しく実現することに情熱を持つ政治家を探し出そう。それは日本国だけでなく人類全体への責任になるし、自分たちの未来を守ることにもなる。

さて、党に従うだけの従順な政治家は駄目ってことになるんだろうか?
自分の意見と異なるならさっさと離党して自分の政治ポリシーによる政策論を発表して欲しい。それが国民の望むものであれば国民がみんなで支援すればいい。
自己利益のみ優先する政党につぶされないよう、国民が支援すれば勝てる。
それが民主主義じゃないのか? 

ホームレスやワーキングプア対策として企業の理論ではなく民の生活保障を主とした政策を出して欲しい。人材活用も外国人ではなく国民を最大活用するような政策を出して欲しい。自国の安全を守れる規模の自己防衛をまじめに考えて政策を出して欲しい。まじめとは他国に依存するのではなく、自国で守れるような仕組みだ。
消費庁なんて無駄なもの作るコストがあるなら、食料自給率を検討する省庁を作るなど国民の利益になる官僚を考えて欲しい。そして、それは場合によっては現在機能しない省庁を廃止して新たに作るって意味も含めている。
外交政策も現在の外務省ではなく、どこの国とも対等に交渉できる人材、つまり世界に通用する人材を育成できるように新規に作る直すような政策もたのむ。
土台から立て直さないと日本はますます沈む。精神論は興味ないし、役だ立たない。だから、現実の数字と実現計画の月日をしっかり国民と公約できる、キミを待っているだけだ。
自分に任せてもらっても使えない大臣、官僚を首にする法案を出して、金を巻いても強制的に法案通すと思うので、無理だなぁ(笑。それぐらいに腐った林檎は捨てない限りは変革は難しいんだと思ってる。
だからこそ、国民の支援が重要だ。だが、目先の甘い誘惑に国民も騙されるほどみんな馬鹿じゃない。しっかり目を開き、考える世代もいるということを忘れて欲しくない。その声はインターネットだけじゃなくて草の根で広がる。

今回の本は日本語訳も出ているらしい。小説ではあるが現実の話に基づいているのでドキュメンタリーとまではいかないまでも、まあ、読む価値はある。
原爆投下がどれだけ人類に取って利益を損なったかである。技術を開発する側は、大量虐殺兵器として使われるなどとは考えなかった。純粋兵器である道具も戦争のためではなく狩猟などの生活のためでの発明だ。それが武器や兵器として進化することを許したのは誰なのか? 勝負は勝つことが目的だが、戦争も同じだろうか?
では、勝つとは何か? 大量虐殺で敵国が降伏すればいいだけか?

米国はベトナム戦争でこりたんじゃなかったのか? それでもたかがビル2個と数箇所のテロで未だに戦争をやめない。宗教戦争をやめない国に、敵国の宗教へ改宗しろってレベルと同じぐらいに意味のない戦争だ。核兵器も同じだ。使えば、敵国だけではなく報復で世界が滅ぶ。米国が核兵器放棄しない限りはどこの国も放棄できない。日本はより大きな声で米国に対してさっさと安保捨てて、核兵器廃絶を要求できるように自国防衛の仕組みを作るって考えよう。
そのためには車やらなんやらを米国に売るのではなく、もっと他国への貿易として魅力ある商品を生産すればいいだけじゃないのか? 日本は米国とは違い学習しているのだから、二度と軍事大国となり他国を侵略しないと公言すればいい。
そのためにはアジア諸国に対して地震対策や公害対策、地球に優しい家電製品とかいろいろ輸出すればいいだけだ。まあ、製品じゃなくても技術でもいい。米国だけが客じゃない。おまけには牛肉は米国から買わないようにしよう。石油がもらえないなら、もらえる国と直接交渉するなり努力すればいい。いいかげんに安保という幽霊を放置しないでさっさと処理してしまわない限り亡霊に悩まされるぞ。

追記:
米国が嫌いとかじゃなくて、安保という亡霊が嫌なだけだ。結婚だって崩壊したら離婚するんだから、日本もさっさと米国の愛人をやめて新しい恋人となるべくアジア諸国に目を向けるべきだ。

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