あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 深緑の中国山地堪能ドライブ_鬼の舌震い&広島県民の森

2020年08月15日 | 旅するシーカヤック
夏休みも残り二日。
この連休は、ゴールデンウイークと同様、いつもの年とは異なり、海でシーカヤックやSUPを漕ぐのも難しく、またお気に入りの宿にお世話になるのも気がひけるような、なんとも息詰まるような休日の連続。
そのような中でも、早朝ウオーキングや電動アシスト自転車でのお散歩を楽しんだり、ひと気のない場所へのドライブ旅を楽しんだりと、外遊びが好きな俺はなんとかもがきながらも、ささやかな楽しみを見つけ出していた日々を過ごしていたのである。

そして数日前には、妻と久し振りに『もみの木森林公園』への日帰りドライブを楽しみ、風が吹き抜け心地の良い、誰もいない林間の小道の散策を楽しみ、帰り道では偶然見つけた『井仁の棚田』へ立ち寄って、夏の農村の美しい景色を楽しませていただいた。


この連休中の、とある遠出ドライブの時のマツダ6の燃費が、これ。

出発から170km超えたところで、18,2km/L。
1.5トンを超える2L&6ATのガソリンエンジン車でも、実燃費で1Lあたり18キロを超えることができるのである。

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『さあ、明日はどうしようかね?』
『涼しい処がいいから、久し振りに山の方へ行ってみようか』

中国山地のとある場所に、今年見つけたお気に入りのスポットがある。
そこは高台で、眼前には抜けの良い景色が広がり、日陰になる東屋の下でのんびり過ごしながら、様々な鳥の鳴き声が楽しめる最高のスポットなのである。

しかしながら今日到着すると、まだ誰も来ていなかったのは良かったのだが、蜂が東屋の周りを飛び回り、虻もたくさんいたので、早々に諦めた。
『仕方ないから、どこか別の場所を探してみるかなあ』

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そしてしばらく走っていた時、『この近くに鬼の舌震いがあるんだって』と妻。
もう数十年前に妻と行った記憶はあるものの、どんな場所だったかよく覚えていなかったので、『せっかくだから行ってみよう』

駐車場にマツダ6を停め、歩いて鬼の舌震いへと向かう。

ここから、遊歩道の始まりだ。

まずは吊り橋。

完成したのは7年位前のようなので、おそらく以前訪ねた時にはなかった吊り橋である。
橋の上からの眺めもよく、これからの散策路の景色が楽しみだ。

空は晴れ、気温も高いが、この遊歩道は日陰になっており涼しく散策を楽しむことができる。

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整備され、アップダウンも少なく、歩きやすい遊歩道。

ところどころで、眺めの良いスポットが登場する。

さすがに数十年前に訪れた時の記憶はないが、渓谷の景色を楽しみながら歩くのは気持ちが良いものである。

ここからが、鬼の舌震いの絶景スポット。

巨大な岩に圧倒される。

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少し下った所にある休憩所にお邪魔する。

ここには、与謝野鉄幹や晶子も訪ねてその絶景を楽しんだとのこと。

谷を渡ってくる風も心地よく、最高の夏の休日。


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休憩所のベンチを持参したエタノールで消毒し、しばし休憩。

ここからは、渓流の流れも、眼と耳で楽しむことができる。

日陰なので涼しく、途中で買い込んできたお弁当を開く。

久し振りの外食である。

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涼しい渓谷でお弁当を食べ、お茶を飲み、しばしのんびりまったり。
訪れる人も少なく、二人で静かな時間を楽しむことができる。

『じゃあ、そろそろ戻ろうか』








少し川に近い場所にある帰り道は、結構アップダウンがあるが、往路とは異なる視点での景色が素晴らしい。

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最後の急坂を登ると、出発地点に戻ってきた。

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復路は、別のルートを選択。
途中でおろちループに近い延命水に立ち寄り、空になったポットに詰めてドライブ途中でゴクリ。
『ああこの水は、冷たくて美味しいねえ!』

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ついでに、広島県民の森にも寄り道してみることに。

空は晴れて、気持ちの良い草原の景色。

金子屋神社の杜がなんとも美しい。

そして8月は、新緑ではなく深緑の季節。

青い空と深い緑の森のコントラストが、最高である!

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花を愛で、

ベンチで一休み。

なんとも息苦しい雰囲気の夏休みではあったが、今日もリフレッシュすることができたのは嬉しい限り。

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夜は、自宅前で妻と二人で花火!

50代半ば過ぎの子離れ夫婦として、何年ぶり?十何年ぶりの夏の花火であろうか?

『いやあ、これはなかなか楽しいねえ』

夏休みの初日にはシーカヤック教室も感染防止と安全確保を第一にスモールで実施することができたし、ひと気のないスポットを慎重に選んでのドライブ旅も何度か楽しむことができたこと、そして妻との花火の一時は、俺にとっては何よりの救いであった。

***

『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
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