あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 周防大島_カヤック&バイクと海の幸堪能、初冬のキャンプツーリング

2015年12月06日 | 旅するシーカヤック
2015年12月5日(土) この週末は、久しぶりとなるキャンプツーリングに出かけることとした。
両親の状態も一旦落ち着き、家の片付けもほぼ終わって、徐々に普段の生活リズムに戻りつつあることはうれしい限り。

朝5時半に起床し、PCを立ち上げる。 この時点では、行き先はまだ決めていない。
シーカヤックツーリングやキャンプでは、風が全てを決めると言っても過言ではないので、俺は出かける日の朝の最新の天気予報を確認して、行き先を決めることにしているのである。
確かに、この週末は島根半島に漕ぎに行きたいな、とか、お気に入りの生名島に行きたいな、と思うことはあるが、それでも最終決定は土曜日の朝なのだ。
そして、それこそが最大の安全対策の一つであるとも信じている。

基本的にソロツーリングが信条の俺としては、その日の朝に行き先を決めることについては何の問題もないし、その結果として強風の中漕ぎ出せないとか、漕ぎ出してみたものの辛いばかりで楽しめないと言った事も減るのである。

この週末は、大三島でキャンプして漕ごうと思っていたのだが、天気予報では西寄りの風7mとの事。
『うーん、これは厳しいね』
じゃあ周防大島は?と調べてみると、4m位の予報。
天気も良さそうだし、快適なキャンプが楽しめるお気に入りの浜もあるし、この週末は周防大島で決まり!

朝食を食べ、妻には『じゃあ、出かけてくるよ。 今日は周防大島』

***

通い慣れた道を走り、周防大島のいつもの浜へ。

少し風があり、海はザワザワとしている。
まずはテントを張り、キャンプ地を確保。

しっかりペグを打ち、重しになる荷物をテントの中に放り込んで準備完了。
今日は島の南側は風が強くて波が高めなので、島の北側の海を漕ぐことにした。
車で移動し、これまたいつもお世話になっている浜へ。

カヤックを降ろし、安全装備とドリンクを準備して出発準備完了である。

手に馴染んだアークティックウインドで、そっと漕ぎ出す。
12月に入り、今日は今シーズン初めてとなるドライスーツを引っ張り出してきた。

ドライスーツは、運転してきたそのままのウエアの上に、ポーンと着るだけで漕ぎ出せるので、とても簡単便利なお気に入りグッズの一つ。
もう数シーズン使っているが、冬のシーカヤックツーリングには欠かせない超快適なウエアである。

***

小さな島の南岸を漕ぎ進む。

徐々にそれは晴れ、青空が覗いてくる。

芸予ブルーの中のお散歩ツーリング。
ここからは、小さな岬に沿って漕ぎ進む。

しばらく漕ぐと、Uターンして漕ぎ戻る。

少し風が出てきたが、この頃には漕ぐリズムを身体が思い出し、向かい風など何のそのといった、快適なパドリングハイ状態を楽しんだ。

今日は結局1時間半ほどの海散歩。

***

シーカヤックをカートップし、ポータブルシャワーで道具とカヤックを潮抜き。
続いて、着たままのドライスーツの上からシャワーを掛け、ドライスーツも潮抜きしてしまう。

車で、いつもの魚屋さんへ。

刺身とエビを購入。
国弘のパン屋さんへも立ち寄る。

コッペパンと味付けパン(塩味)を購入。

これは、今日のお昼ご飯と明日の朝ごはんになる。

***

竜崎温泉でのんびりまったりと体を癒す。
温泉で体を伸ばし、サウナで汗を流す。 体が熱くなると、外のベンチで風にあたり、体を冷ます。
ただただこれの繰り返し。
サウナで汗をながすと、日頃の疲れまで抜けていくような爽快感。

***


キャンプ地に戻ると、濡れ物を干す。

続いて、ビールの準備! これがキャンプツーリングの最大の楽しみなのだ。
東屋の下にキッチン兼テーブルとなる木の板をセットし、買ってきた刺身を取り出す。

カワハギとコチ。

まずはエビスビールで乾杯!
プシュッ。 トクトクトクトク、シュワワワワワワー。
『いただきます』
ゴク、ゴク、ゴクリ。 プハーッ、美味い!

キャンプツーリングが信条の俺も、もちろん都合がつかず日帰りツーリングを楽しむこともあるが、やはりシーカヤックの醍醐味はキャンプツーリングに尽きる。
綺麗な海を漕いで、温泉でのんびりまったりと体を休めた後、キャンプ地で綺麗な景色を眺めながら飲むビールの美味いこと。

これなくして何がシーカヤックか、と個人的には思うほど。
キャンプツーリングは、日帰りツーリングの10倍は楽しいのである。

さすがに冬のツーリングは日が暮れるのも早い。

しっかりと着込み、暖かいウエアリングで、冬の夕暮れの一時を独り静かに楽しむ。
お湯を沸かし、焼酎のお湯割。 一口飲むと、その暖かさがほっとする。
柔らかいお湯割の焼酎が、胃にも心にも染みていくのが分かる。

今日は、エビ三昧。

生食用のエビ。 殻をむき、わさび醤油でパクリ。
ネットリとろりと、甘旨い。
残した頭は、出汁用に取っておく。

エビが終わると、家から持参したサラダと大根で、焼酎をグビリ。
独りのキャンプの夜は、静かに更けていく。

***

翌朝、いつものように5時半に目が覚める。

それほど冷え込むこともなく、シュラフ二枚重ねで快適なキャンプの夜であった。
朝食は、国弘の味付けパンとコーヒー、そして昨日のエビの頭で出汁をとった豆腐味噌汁。

エビの香りがなんとも言えない、最高の味噌汁で体が温まる。

食事を終え、キャンプ道具を片付けると、着替えて自転車を下ろす。
今日は、朝のお散歩サイクリング。

車が少ない海沿いの快適な道を、一定のリズムで漕ぎ続け、適度な汗を流す。
1時間弱のペダリング。 爽快な運動であった。

***

帰りには、岩国の中華そば屋さんへ。

寿栄広。

久しぶりとなる訪問である。
今日は、チャーシュー麺を注文した。

見た目は脂っこいが、食べると意外とあっさり系の中華そば。
キャンプツーリグの〆として、美味しくいただきました。 『ごちそうさまでした』

***

今回の周防大島キャンプツーリグの土産。

妻には『月でひろった卵』 俺には『獺祭_純米大吟醸、磨き3割9分』

この週末は、久しぶりとなるキャンプツーリングを、カヤック&バイクでたっぷりと楽しむことができた。
『ああ、ほんまに充実したええ週末やったなあ。 さて、来週はどこ行こう?』
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