ブログ 「ごまめの歯軋り」

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韓国大統領戦を前に与党ウリ党分裂へ、ノムヒョン現大統領「死に体」

2006年12月29日 | 時事問題
 12月29日読売新聞6面に「ポストノムヒョン 混迷 与党ウリ党分裂危機」という見出しで「2007年7月12月の投票まであと一年を切った。ノムヒョン大統領の後任選びに向け、与党ウリ党は新党結成をめぐって結成派と大統領派が対立し分裂の危機に瀕している。最大野党のハンナラ党は今のところ優勢だが、候補者の絞り込み過程で激烈な争いは避けられない。」と書いていた。

 韓国大統領は任期五年の再選禁止である。韓国テレビ局CBSが行った世論調査(779人 少ないなー??)大統領候補支持率は野党のイミョンバク氏45.6%、パククンヘ氏(元大統領パクチョンヒの娘)が21.3%、高氏が9.8%、ウリ与党のチョンドンヨン氏、キムグンテ氏は3%台に過ぎない。さらに現ノムヒョン大統領の支持率は10%まで落ち込んでいる。

 これでは次期大統領戦に勝てないと見たキムグンテ氏とチョンドンヨン氏は起死回生に向けウリ党を解体して新党結成を目論んでいるが大統領派は新党結成に反対している。また与党ウリ党は太陽政策の売り込みと反日民族運動で政権を維持してきたノムヒョン大統領の巻き返しに望みを託して、北の金正日との南北首脳会談を画策しているらしい。

 確かに今韓国は経済成長も鈍化し中国の経済成長の前にかっての輝きは失われた。フィリッピン並みの国家に低落することが囁かれている。

牛若・弁慶が出遭った五条大橋はどこ? 京都検定

2006年12月29日 | 京都案内
五条通りは現在の五条通り(国道9号線)ではなく松原通りであったことはいまや常識です。そして牛若と弁慶が切り結んだ五条橋は現在の松原橋のことなのでしょうか。違います。牛若が祈願をかけていたのは五条天神(西洞院通り松原下る)で、その前に小さな川が流れていたそうです(今はありません)。したがって牛若と弁慶が遭遇したのはこの五条天神の前であった可能性が高いとされています。

中国の南下政策 北朝鮮を買い占めている?

2006年12月29日 | 時事問題
ブログ「極東三国朝鮮特派員情報」において極めて示唆的な記事があった。その内容は「崩壊した北朝鮮全土に中国が進出するかどうかは別として、今や中国は主要な鉱山や港の権益も押さえている。借金や援助のカタに北朝鮮で金目になるものは売っているのが現実なのだ。中国としては朝鮮が統一されたとしてもそのすべての権益だけは確保したいところ。森林伐採権・鉱山の採掘権・主要港の借款などは恐らく中国は韓国に譲歩しないだろう。仮に崩壊した北朝鮮と韓国が統一しても残るのは貧乏人と禿山だけになる可能性もあるのだ。」

中国はすでに北朝鮮援助の見返りに権益を確保しているらしい。ありそうな話である。ただで援助するわけはない。血の同盟というきれいごとだけではないようだ。国際法上は前政権の約束(権益、協定)は守る必要があるからだ。(勿論破棄してもいいわけだが、戦争あるいは経済的封じ込めは覚悟しなければならない)北朝鮮の金政権は外国援助で維持できている政権だから、援助ほしさに各種権益を中国に売り渡しているかもしれない。殆ど中国の植民地状態であろう。
そして中国は自分の意図を隠すため、しきりに韓国に対日本の歴史問題を煽っているらしい。北朝鮮と中国国境付近の歴史問題(白頭山など)に気が付かれると困るからで、教科書問題や竹島問題で反日民族主義に火をつけているのは中国らしい。
このような情報の信憑性は所謂曝露記事まがいではあるが、6カ国会議での中国と北朝鮮の関係をみればうなづける。中国は北朝鮮をかばって時間稼ぎに終始している。どうも核問題を解決する気はないようだ。