1月29日(金)
寒い一日でしたが高等学校へ行って来ました。
こちらの学校では、三年生は早くも卒業前の休みになってしまいますので、今日は卒業茶会をして来ました。
床の間
広い部屋で床の間がありませんので、屏風を使って床の間の場所を決めてから、そのほかの場所を決めて行きます。
色紙は、画は朱竹、賛は「為君葉々起清風」で、卒業茶会は毎年この色紙を使います。
点前座も作り、お茶のできるそれらしい場所が出来上がりました。
授業の合間の20分で準備をしなければなりませんでしたので大忙しでした。
全体
お茶席となるところの全体です。
赤い毛氈にはぬいぐるみを置いて間を取りました。
お菓子
お菓子屋さんが届けてくれたお菓子です。
節分が近いので「お福さん」でした。
お菓子はもちろん持ち帰りですので、授業が終わった時に渡しました。
花
花は藪椿と満作です。
私がお点前をしましたが、お茶は本人が取に来て飲んでもらいました。
「お点前頂戴いたします」「卒業おめでとうございます」「ありがとうございます」こんな会話をして2客ずつ5回のお点前をしました。
飲んだ茶碗は返さずにそのままにして、用意しておいた別の茶碗で終わりにし、使った道具は、客となった本人が用意しましたので、本人に洗ったり消毒したりとして貰いました。
明日は筋肉痛になるかも知れません。
こんにちは。
卒業のシーズンになりました。
今まで当たり前にしてきた事が、全く出来ないもどかしさはありますが、何もしないわけには行きませんから、いろいろ考えてやってみました。
私はお点前をするだけで、準備と片付けは本人がするという事でやってみましたが、案外うまくゆきました。
生徒たちがたたんだ茶巾は使い難くたいへんでしたが、あの子達の思いがたたみ込んであったような気がいたしました。
文句も言わず、ちゃんと片付けて消毒をしておりました。
来週も違うクラスの卒業茶会です。
ありがとうございました。
コロナ禍の中で、精一杯のお茶席、学生さんたちには何ものにも代えられない思い出になりますね。
お疲れ様でした(^_-)-☆