tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

小さな茶室でも「無事」が・・・

2012-12-18 17:49:16 | 茶の湯
朝の内は穏やかでしたが、徐々に風が吹き始め、アット言う間に強風に変わり、気温も下り落ち着くところに落ち着いたというお天気でした。

大学でのお稽古も今年最後になりました。
小さなお茶室で午後からお稽古が始まり、夕方まで休むこと無く続きました。

お茶室に入るとまず床の間を拝見いたします。



無事

この茶室にも「無事」の色紙が掛けられておりました。学生達も、今年一年を無事に過ごせた事への感謝の気持ちがあったようです。

今年の無事を思うことだけでも素晴らしい事だと思います。こうした気持ちを持つようになったのも、お茶を通じて養ったものなのかと・・・・秘かに嬉しくなっておりました。



蕎麦饅頭

蕎麦饅頭は、年越し蕎麦の代わりです。

自宅では、蕎麦を出しますが、学校では出来ませんので、蕎麦の饅頭を使って、今年の無事と来年の良い年を願っていただきました。

つぶ餡の美味しい饅頭で、甘さ控えめで、食べている内に美味しさが口いっぱいに広がります。早くお茶欲しいな・・・

良いタイミングでお茶を運んでくれましたので、これまた美味しくいただき、後半の稽古に臨みます。



上級生は茶道独特の「拝見」という所作があり、そこまで進んでおりますので、その問答を聞いていると非常に面白い。

茶杓の銘はそれぞれが考えてきますので、今日は「薄氷」「虎落笛」「昔語」もっとありましたが忘れてしまった・・・。

その中で「薄氷」の問答がありましたが、お正月が、もうすぐのこの時期に「薄氷」はないでしょう。」などと、季節感を話しての、言葉遊びをしながらのお稽古でした。



コメント
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