tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶会は重労働です・・・が

2012-11-18 18:29:32 | 茶の湯
昨夜来の雨もあがり、冷たい北風が強く吹き、冬を思わせる一日でした。

今日は、昨日から準備をしておりましたお茶会で、学園祭から続いての御園棚で行いました。

朝早くから4時過ぎまでたっぷり働きいささか疲れ気味です。



萩焼 高麗左衛門造の蹲 花は沙羅に初嵐椿 

この茶会は、私達の住んでいる市の主催ですので、市役所の施設を使っての催しになります。
大きな空間を壁で仕切り、市内各流派の社中が受け持っての茶会でした。

市の催しですので、お茶をしている人ばかりではなく、お茶券を買えばどなたでも入れますし、お茶の体験コーナーも用意され、ワイワイと大騒ぎで茶筅を振ってみたりしておりますのでもの凄い人でした。



茶碗 唐津 重利造大宗匠箱 茶杓 大宗匠作 銘自遊 薄器 吹寄蒔絵平棗 孝斎造

私達の担当した席も、450名という驚くべき人数が入ってくれました。

普通のお茶会では見られないジーンズ姿の小学生から、初めてのお茶だといって召し上がっていただいた高齢の方まで、幅広く楽しんでいただけたようです。



水指 黄交趾 菊間垣の絵 翠嵐造

お茶会を担当するという事は、お客様の目に触れる表の道具ばかりではなく、バケツや大きなヤカンなど、お勝手で使うような物まで全部持って行きますから、何を忘れても茶会はできませんので、その準備が大切です。



釜 角谷一圭造 浜松地紋

3時30分に終了と同時に、今までお客様と水屋とをしきっておりました幕や衝立など取り払い、後片付けが始まりますが、道具を出した人が、同じものを仕舞ってくれれば大騒ぎをしなくて済みますが、そこにいた人達がいっせいに手を出し始めますから大変です。

それでも、皆さん初めての方ばかりではありませんから、何とか収まるところに収まりますから面白い。

兎に角、凄い一日が終わりました。



コメント
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