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「バイオンテクの接種を受けた人にテュルコヴァクの接種を」保健相

2022年01月21日 | 国内
1月21日 トルコはファイザー/バイオンテクのワクチン接種を2回受けている人たちに、国内で開発されたワクチン「テュルコヴァク」を接種すると、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

  Hurriyet

「これは世界初のこの種の研究になるでしょう。不活性ワクチン接種は、RNA接種後に行われます。この研究は月曜(1月24日)から、アンカラ市立病院で始まります」とコジャ保健相は1月19日、閣僚会議後、記者団に語りました。

「倫理委員会はこの研究を始めることを許可しました。私たちは抗体レベルがどう変化するか見守ります」と保健相は付言しました。

トルコは先月末から、ワクチン接種運動でテュルコヴァクを使い始めています。そのまえは、トルコはファイザー/バイオンテクと中国の会社シノヴァクが開発したワクチンを使っていました。トルコの科学者たちは、今月初め、テュルコヴァクの3段階の実験の結果を発表しました。

シノヴァクと同様の安全性があると思われるテュルコヴァクは、シノヴァクより50%効果があることが実験によってわかったと、研究者たちは言っています。

トルコは昨年1月、接種運動を始めて以来、対コロナワクチン接種を1億4000万回行っています。いままでに、18歳以上の人口の84%に相当する5200万人以上が2回接種を受け、2400万近い人々がブースター接種を受けています。少なくとも1回は接種を受けた人は5700万人を超えています。



トルコとイスラエルの外相が電話で国交回復を話し合った


トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、1月20日、イスラエルのヤイール・ラピード外相と電話で話し合ったと、トルコ外務省が発表しました。


 Hurriyet
トルコのチャウシュオール外相(左)とイスラエルのラピード外相


パレスチナ問題のための多年にわたる緊張の後、最近、両国間の和解が進んでいる中での会談でした。エルドアン大統領は1月18日、トルコはイスラエルとの対立関係を修復するのにやぶさかでないと語りました。

エルドアン大統領はまた、イスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領と話し合う約束をしていると言い、ヘルツォーク大統領がトルコを訪れるかもしれないと付言しました。エルドアン大統領はこの発言の1年前に、ライバルであるイスラエルとの関係改善を図っていると語っています。

2010年、ガザ・ストリップへ向かっていたトルコの船が、1人のイスラエル人の襲撃を受け、トルコ市民10人が殺されましたが、それ以来、トルコとイスラエルの関係は凍結していました。その後、イスラエルと、トルコの長年のライバルであるギリシアを含む諸国が、東地中海のガスをヨーロッパへ送るためのパイプラインのための共同プロジェクトを始めました。

トルコはこのプロジェクトに強く反発し、この地域のエネルギー資源に対するトルコの権利を主張しました。このパイプラインはアメリカのドナルド・トランプ前大統領の支持を得ていましたが、現大統領の支持はありません。


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