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カショギ氏の許婚者が初めてインタビューに答えた

2018年10月26日 | 国際
10月28日 ジャマル・カショギ氏のトルコ人のフィアンセ、ハディジェ・ジェンギスさんが、カショギ氏は友人たちがリヤドの刑務所に入っていることを“とても寂しがっていた”と、初のテレビ・インタビューで語りました。

 Hurriyet

「彼はアメリカの市民権を申請していましたが、まだ認定されていなかった。彼はサウジの市民でした。彼はとても寂しがっていました。私たちが出会ってすぐ愛し合うようになったのも、寂しかったからでしょう」と、ジェンギスさんは、10月25日、ハベルテュルクの質問に応えました。

アメリカに暮らしていたワシントンポストのコラムニスト、ジャマル・カショギ氏は、10月2日、結婚のための書類を受け取るために、イスタンブルのサウジ領事館を訪れた後、消え失せました。サウジ当局は2週間も否定しつづけた後、25日、カショギさんが計画された殺人の犠牲になったことを認めました。しかし、彼の遺体がどこにあるのか、いまだに不明です。

結婚は政治的理由で終わった
「私はサウジにいる彼の家族については、よく知りません。彼は私に、前の結婚は政治的理由で終わったと言いました。彼はサウジにいる友人たちが、どうなったのかわからないことを悲しんでいました」とジェンギスさんは言いました。

カショギ氏の殺害に関与しているサウジのモハムメド・ビン・サルマン皇太子は、何百人もの反体制者を刑務所に送ったことで批判されています。カショギ氏の長男サラフさんも、渡航を禁じられていましたが、王子が彼と会い弔意を述べた後、サウジを出る許可を与えられました。

「ジャマル(カショギ)を反体制者と呼ぶのが正しいかどうか、私にはわかりません。彼の国はいま、変わりつつあります。“いまこそ自分はコラムを書かねばならない。サウジの刑務所にいる友人たちは書くことができないのだから”と、彼は私に言っていました」

フィアンセは2つの問題を明らかにした
カショギ氏はワシントンDCのサウジ大使館に結婚の書類を申請したが、イスタンブルに行くように言われたと報じられています。「私はそれは知らなかった。報道はそう言っていますが、そういうことがあったら、彼は私に話していたでしょう」とジェンギスさんは言いました。

また、10月2日、カショギさんがなかなか領事館から出てこなかったら、エルドアン大統領の顧問のヤシン・アクタイ氏に電話するよう、彼は許婚者に言ったと報じられています。ジェンギスさんは、彼がそう言ったのは前回トルコを訪れたときで、カショギ氏は自分が具合が悪くなって病院へ行くことになったら、アクタイ氏に電話するよう彼女に言ったのだそうです。

「10月2日、領事館に入るときは、彼はそんなことは言いませんでした。4日前に領事館に行ったとき、よい感じに応対されたので、彼はとてもリラックスしていました。でも、彼は何時間も出てこなかった。私は以前、彼に言われたことを想い出して、アクタイさんに電話したのです」と彼女は言いました。


「カショギ氏事件の容疑者はサウジで起訴される」サウジ外相

サウジアラビアのアデル・アルジュベイル外相は、10月27日、ジャマル・カショギ氏事件で拘束された容疑者は、サウジで起訴されると言いました。

 Hurriyet

「彼らはサウジ国民である。彼らはサウジで拘束された。取り調べはサウジで行われる。彼らはサウジで起訴されるだろう」とアルジュベイル外相は、バーレーンで行われた「中東防衛フォーラム」で言いました。トルコが公式に、カショギ氏殺害の18人の容疑者の引き渡しをサウジに要請すると発表した後、サウジ外相はこの発言をしました。

トルコのアブドゥルハミト・ギュル法務相は、10月26日、声明で、イスタンブルの検察官は、奇怪な殺害と拷問を計画し実行した18人の容疑者の尋問を行う用意があると言いました。トルコ法務省は声明で、全員サウジ人である容疑者を、トルコ外務省に引き渡すよう求めています。

ギュル法務相はまた、殺人はトルコで行われたのだから、容疑者が引き渡されるよう期待していると記者団に語りました。「トルコ当局はこの事件を明確にする資格がある」と、法相は言いました。


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警察はサウジ領事館の井戸水を調査中

2018年10月26日 | 国際
トルコ警察は、サウジノジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害の捜査の一環として、サウジ領事館内の井戸から汲んだ水のサンプルを調査していると、10月25日、CNNトルコが報じました。

 Hurriyet

サウジ当局は最初、井戸の検査を拒否しましたが、トルコ当局は10月24日、サウジ側の許可を得ました。サウジ当局は、最初は、カショギ氏はなにごともなく領事館を出て行ったと言い張り、その後さまざまな弁明をしましたが、10月25日、トルコが殺人は計画的だったことを示す証拠を持っていることを認めました。

今週、サウジの首都リヤドで、「未来投資フォーラム」が開催されましたが、カショギ氏事件のため、多くの政治家やビジネス・リーダーたちが出席を取りやめました。それでもフォーラムは行なわれ、10月24日、モハムメド皇太子は出席者たちにスピーチし、カショギ氏の胸が悪くような殺害を非難し、正義は勝つと誓いました。


「カショギ氏殺害は計画的だった」サウジの検察官

サウジアラビアは、10月25日、トルコが提供した情報をベースに、ジャマル・カショギ氏の殺害は“まえから計画されていた”と言ったと、国営サウジ・プレスが報じました。

 Hurriyet

「トルコ政府の情報は、カショギ氏殺害事件の容疑者たちの行動が計画的だったことを示している」と、検事は声明で言いました。「検察は容疑者たちの捜査をつづけ・・・裁判を終わらせる」

サウジアラビアは、最初は、カショギ氏は10月2日、トルコ人フィアンセとの結婚のための書類手続きでイスタンブルの領事館を訪れ、その後、なにごともなく帰って行ったと主張しました。しかし、国際的プレッシャーが盛り上がってくると、王子は10月20日、カショギ氏は領事館内で論争からなぐりあいになって死んだと言いました。

トルコ当局も言っていますが、カショギ氏が殺されたことを認めるのが遅すぎました。王子は彼の最高補佐官2人と情報局員3人を解雇し、サウジ人容疑者18人を逮捕しました。モハムメド王子の父のサルマン王は、カショギ氏危機を考慮して、情報サービスを改善するための委員会をつくり、最初の会議で、王子に議長をさせました。

説明されなければならない疑問が2つあります。ひとつはモハムメド・ビン・サルマン王子は、カショギ氏殺害の命令をしたのか、もうひとつは、カショギ氏の遺体はどこにあるのか。


CIA長官が訪土後、カショギ事件調査について大統領に報告

ジーナ・ハスペルCIA長官が、トルコ訪問後、サウジのジャーナリスト、カショギ氏殺害の捜査の最新情報をトランプ大統領に報告しました。

 Hurriyet

アメリカ国務省のロバート・パラディーノ報道官によると、ハスペル長官は、ホワイトハウスで、トランプ大統領に報告書を渡しました。ポンペオ国務長官も同席しました。ハスペル長官はトルコでの見聞を報告し、討議しましたが、パラディーノ報道官はその内容は語りませんでした。

イスタンブルのサウジ領事館でカショギ氏が殺されたことについて、憤慨の声が世界で高まっています。トルコの情報当局はハスペル長官に、カショギ氏殺害のビデオ映像と音声テープを視聴させたと、トルコのメディアは報じています。

アメリカは長年、サウジアラビアとは同盟国でしたが、10月23日、サウジ人21人に対して、殺害関与容疑でビザを制限しました。アメリカはまだ、サウジが詳細な調査結果を示すのを待っていると、パラディーノ報道官は言いました。「わが国としては、できる限り早く結果を知りたい。捜査が長引けば長引くほど、疑念は深まる」

サウジアラビアは、10月25日、初めて「トルコの情報に基づけば、殺害はまえから計画されていたようだ」と言いました。サウジは、最初のうちは「カショギ氏は自由に歩いて領事館を出て行った」と言い、その後、なぐりあいのケンカで死んだと言い、トランプ大統領が「市場最悪の隠蔽だ」と言うと、またストーリーを変えました。


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