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米土はシリア・マンビジの共同パトロールの訓練を始める

2018年10月09日 | 国際
10月10日 トルコ軍とアメリカ軍が、北シリアのマンビジの共同パトロールのための訓練を始めたと、トルコ国防省が発表しました。

 Hurriyet
中央のスーツ姿がアカル国防相


「今日からトルコ軍とアメリカ軍が、共同パトロール活動のための訓練を始めた。訓練活動は、マンビジのロードマップと安全保障の原則の一環として行なわれる」と、フルシ・アカル国防相は、10月9日、アナドル通信に語りました。

アカル国防相は、10月2日、アメリカ兵の一団が、トルコ南東部のガジアンテプに到着したことを強調し、「訓練が終わったら、この地域に平穏と安全を確立し、テロリストの活動を阻止するために、共同のパトロール訓練が始まる」と言いました。トルコは6月18日以来、独自のパトロール活動を行ってきました。

アカル国防相は、マンビジの中心部周辺で塹壕を掘り、盛り土をしているというYPG/PKKの最近の報道に触れ、「わが国はその件に関してアメリカに警告しているが、わが国自身の対策もとっている」と言いました。「テロリストたちは、自分らが掘った塹壕に埋められる時か来ることを知らねばならない」と国防相は警告しました。


ワシントン・ポストが“消えたサウジ記者”の最後の映像を掲載

サウジアラビア政府を厳しく批判してきた著名なサウジのジャーナリストが、トルコで行方不明になり、トルコ当局はジャマル・カショギ記者(59)はサウジ領事館で殺害されたのではないかと言っていますが、サウジアラビアはこれを強く否定しています。

Hurriyet

カショギ氏は今月2日、滞在先のトルコのサウジ領事館を訪れた後、行方不明になりました。カショギ氏の記事を掲載していたアメリカの「ワシントンポスト」も、事件を強く非難しています。ワシントン・ポストは、1週間前、カショギ氏がイスタンブルのサウジアラビア領事館に入っていく監視カメラの映像を、9日、掲載しました。

サウジ当局は、カショギ氏が殺されたという主張は“根拠がない”と言っていますが、彼が領事館を出て行ったという証拠は提出していません。ワシントン・ポストが掲載した映像には日付も入っています。ポスト紙は、捜査関係に近い人物から、映像を入手したと言っています。

カショギ氏は近年、サルマン王の息子ムハムメド王子が台頭してきたため、昨年、アメリカに移住しました。カショキ氏はワシントン・ポストの寄稿家として、イエメンの戦いや、最近のカナダとの外交上のいさかい、女性の人権活動家の逮捕など、サウジに関する広範な記事を執筆し、モハムメド王子から圧力を受けていました。

王子は王国の人権活動家やビジネスマンらを検挙しています。10月8日、トルコのエルドアン大統領は、サウジに、カショギ氏が領事館を出て行ったという彼らの主張を裏付ける証拠を提出するよう勧告しました。トルコ政府は、領事館の建物内を捜索するための許可を要請しています。


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