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トルコ警察はカショギ氏の許婚者を護衛している

2018年10月23日 | 国内
10月23日 アナドル通信によれば、トルコ警察は、サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏のフィアンセを24時間、護衛しています。

 Hurriyet
カショギさんとジェンギスさんの幸せそうな顔! 痛ましいことですね。


トルコ国籍のハディジェ・ジェンギスさんは、10月2日、イスタンブルのサウジ領事館の外で、結婚手続のための書類をもらいに領事館に入ったカショギ氏を待っていました。カショギ氏が領事館から出てこないので、彼女は当局に通報しました。

サウジ当局は、2週間も、カショギ氏の行方は知らないと言いつづけた後、10月20日、彼は死んだと認めました。ジェンギスさんがなぜ警察に護衛されているかは報じられていません。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、10月21日、記者団に、ジャマル・カショギ氏の殺害のため、サウジへの武器の輸出を凍結することに合意すると言いました。ドイツのヘイコ・マアス外相は、カショギ氏殺害の捜査がつづいている間は、サウジへの武器の輸出を停止するよう求めました。

メルケル首相は、イスタンブルのサウジ領事館での殺人に対する非難をくり返し、この事件と、事件の責任ある人々を明確にするようサウジ王国に要求しています。首相は、ドイツは国際的パートナーたちと、この事件に対する“対応”について討議すると言いました。


防犯カメラに撮られたカショギ氏の服を着た容疑者

ジャマル・カショギ氏殺害容疑の15人のチームの1人が、カショギ氏の服を着ているのが、防犯カメラに捉えられていたと、トルコ当局者がCNNインタナショナルに語りました。

 Hurriyet

CNNは10月22日、防犯カメラの映像を入手したと報じました。防犯カメラには、カショギ氏の服を着て、つけヒゲをつけ、眼鏡をかけて、領事館の裏口から出てきた男が映っていました。トルコ当局によると、生きているカショギ氏が領事館に入る姿が見られてから、ほんの2,3時間後、カショギ氏の服を着た同じ男が、有名なブルー・モスクで見られています。

トルコ当局がムスタファ・アルマダニと認定したビデオの男は、サウジ領事館でカショギ氏を殺すために送られてきた暗殺集団の1人です。


警察が駐車場に放置されていたサウジ領事館の車を発見

トルコ警察は、10月22日、イスタンブルの個人の駐車場で、外交官ナンバープレートを付けたメルセデスが放置されているのを発見しました。この車は、10月2日、カショギ氏がサウジ領事館に入ったとき、領事館の外に止まっていました。

 Hurriyet

メルセデスが発見されたのは、10月22日、イスタンブルのスルタンガジ区です。また、ナンバープレートのついていない、べつの車が、22日、レッカー車で領事館から運ばれていきました。サウジ領事館の5人のトルコ人従業員の証言から、メルセデスは発見されました。

トルコ人従業員の中の運転手として雇われていた1人が、イスタンブルのジャーラヴァンの裁判所で検察官に証言した後、記者団の質問に応えました。「10月2日、領事館で、なにか“異常な”ことがなかったか、カショギ氏と15人のサウジ人を見たか、領事館でどのくらい働いてきたのか、どこの出身か、就労時間は…」等々の質問を受けたと彼は話しました。

運転手は、カショギ氏が訪れた日、とくに異常な状況は感じなかったと言いました。就労時間は午前9時から午後3時半。10月2日も、従業員たちは、シフトが終わると、いつものように領事館を出たと、彼は言いました。

 ・・・エルドアン大統領のカショギ氏事件に関する声明は明日のこの頁で


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