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トルコのオリンピック選手の服が激しい議論の的に

2024年07月30日 | 国内
7月31日 第33回パリ・オリンピックはセーヌ川沿いで、魅惑的な開会式とともに始まりましたが、トルコのアスリートのユニフォームについて、一般の意見が分かれています。

 Hurriyet

「ヴァッコ」のデザインによる制服には、そのエレガンスと品質の良さを賞賛する声も、「パジャマ」みたいと非難する声も上がっています。

アーチェリーのメテ・ガゾス選手や、ボクシングのブセナス・シュルメネリ選手のようなすばらしいアスリートたちが着た制服は、たちまちソシアルメディアで熱い議論になりました。

「わが国のアスリートのユニフォームはパジャマみたいですね」と、ある評論家は言いました。ファッション・デザイナーのジハン・ナジャルさんも同意見です。「どう見ても、このユニフォームはパジャマに見えます。世界のファッションの都パリですよ。1年かけたら、もっと独創的で美しい服ができたでしょうに。色彩の選択もよくありません」 

同じくファッション・デザイナーのネスリシャ・ユルマズさんも、ヒュリエット紙のインタビューで議論に参加しました。「オリンピックの前に、ファッション写真を見たときは、上品な印象でした。もちろん、これを着るアスリートたちがファッション写真のモデルたちのように見えることは期待していませんよ。しかし、絶賛されたモンゴルやフランスの制服は、彼らの文化を感じさせました。トルコの制服にはそれがありませんでした」

ファッション編集者のヤームル・カリヨンジュさんは、「水平と垂直のラインがスポーツのダイナミズムを表現し、ブルーは平和のシンボルです。しかし、ブルーはソフト過ぎました。もっとシャープなブルーが使われるべきでした。もっと赤を使ったら、バランスがとれたかも」と語りました。


パリ五輪でトルコはアーチェリーで銅メダル、射撃で銀メダルを獲得

ユスフ・ディケッチ選手とシェヴラル・イライダ・タルハン選手のトルコ・ペアは、10メートル・エア・ピストルで、7月30日の混合団体決勝戦で、セルビアに敗れましたが、トルコのオリンピック史上初の射撃のメダルを獲得しました。

Hurriyet
エア・ピストルで銀メダルを獲得したディケッチ選手(右)とタルハン選手


ディケッチ=タルハン・ペアは激戦の末、ダミル・ミケチ=ゾラエ・アルノヴィッチ・ペアに敗れて、銀を獲得しました。銅メダルはマヌ・ブハケルとサラビョット・シンのインド・ペアがゲットしました。

射撃はトルコのオリンピック史上、10番目のメダルとなりました。これまでに、トルコはレスリング、重量挙げ、テコンドー、ボクシング、空手、陸上競技、柔道、アーチェリー、体操でメダルを取っています。トルコの男子アーチェリー・チームが6対2で中国を下し、銅メダルを獲得した翌日、射撃のメダル獲得となりました。

オリンピックと世界のチャンピオンのメテ・ガゾス選手は、チームメートのウラジュ・テュメル選手とアブドゥラ・ユルドゥルムシュ選手とともに、フランスとの準決勝でミリ単位の差で、決勝進出のチャンスを失いましたが、第3位決勝戦ですばらしい成果を見せました。

ガゾス選手は銀メダル獲得後、「今日はスタンドからのプレッシャーはなかった」と言いました。「私たちは準決勝でミリの差で敗れました。勝つためには、ちょっとの運が必要ですね。フランス戦では運がなかった」


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