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アレヴィズムの日本人研究者がトゥンジェリ大学にいる

2013年01月10日 | 文化
1月10日 トルコ東部のトゥンジェリ県で教鞭をとっている日本人の研究者が、自分の研究分野であるイスラムのアレヴィ派に入信したという話です。少し長くなりますが、とても興味深い話だと思いますので・・・。
アレヴィの説明は長くなりますから、ご存じない方はとりあえず、イスラムの中の自由な思想を持った一派と考えてください。

 Hurriyet

トゥンジェリ大学社会学部のヒロキ・ワカマツさん(35)はアレヴィズムを研究してきました。
彼の研究テーマは、トルコのアレヴィの中の宗教的マイノリティ、世俗主義、社会的変化と、クルドのアレヴィ・グループ、日本におけるトルコのムスリムなどです。

「私が研究テーマを探しているとき、私の先生がトルコのアレヴィ・グループをサジェストしてくれたのです。これは運命すなわち“クスメット”と呼びましょう。私はトゥンジェリに来るチャンスを得ました。トゥンジェリはアレヴィを研究する人類学者にとっては、生きた研究所のような土地です」とワカマツさんは言いました。

ワカマツさんの学生たちは彼をとても尊敬しています。「ワカマツ先生は学生たちのために献身的に教える教授であり、完璧な科学者です」と22歳の学生セヴギ・アケルさん。
「先生を知って私の生活は変わりました。日本の教師に教われるのはすばらしいことです」と同じく22歳のメフメット・カランフィル君。

ワカマツさんは同大学の「アレヴィズム実践研究センター」の副所長を務めながら、人類学と「極東の宗教」を教えています。
彼は1997年、日本の東海大学の文明科学学部を卒業し、上智大学で修士課程を終えました。その後、トゥンジェリに来て準教授になったそうです。

ワカマツ夫人はトルコ女性のヌルセン・ワカマツ教授。彼女は日本語・日本文化部を卒業。
ワカマツさんにはお子さんが1人、名前はデニス・トモキ・ワカマツ君。ワカマツさんは日本語の他、トルコ語、フランス語、アラビア語、英語を話します。

・・・トルコをいろいろな角度から研究していらっしゃる方が増えているのは嬉しいことですね。日本人にあまり知られていないのは、トゥンジェリにお住まいだからでしょうね。


「ガボンはアフリカの玄関口です」とエルドアン首相
 アフリカ3カ国歴訪の旅に出たエルドアン首相は、月曜、最初の訪問国ガボンで「トルコはガボンをアフリカ大陸とわが国の関係を活発にするための重要な玄関口と考えています」と語りました。

 Cumhuriyet

「われわれはガボンとの関係が強化されたことを喜んでいる」とエルドアン首相は、ガボンの首都リーブルヴィルで、ガボンのレイモンド・ンドン・シマ首相との共同記者会見で述べました。
エルドアン首相はトルコ首相がガボンを訪れたのはこれが最初だが、2010年と2011年には両国の大統領が相互訪問していると話しました。

「トルコは2011年にリーブルヴィルに大使館を開きました。ガボンがアンカラに大使館を開くことを待っています」とエルドアン首相は語りました。
「わが国の投資家たちも、ガボンの新たな変化を期待しています。トルコはアフリカをあらゆる分野でサポートしてゆきます」


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