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チャナカレ大学がトロイ遺跡の発掘をひきつぐことになりそう

2013年01月03日 | 文化
1月2日 チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学(COMU)が、トロイの古代都市遺跡の発掘を引き継ぐことを文化観光省に出願しました。
これが決まれば、150年間、外国人が行なっていたトロイの発掘をトルコ人自身が行なうことになります。春からめでたい話ですね。

 Hurriyet

トロイ遺跡の発掘は1998年からドイツのテュービンゲン大学が行なってきましたが、同大学は2012年、財政上の事情のため、発掘を中止しました。
チャナッカレ大の学長セダット・ラチネル教授は、トルコの大学にはもう、国際的発掘を行なうにじゅうぶんな経験を持った学者がいると言っています。

「外国人は作業時間が短く、経費もごく僅かしかかけません。わが大学が引き受けたら、作業はもっと促進されるでしょう。わが大学では経験豊かな考古学者のチームを編成しています」とラチネル学長は言っています。
「文化観光省には発掘のための資金があるし、わが大学でも個人の資金提供者を考えていますから、発掘のための資金もふえるはずです」

・・・そうです、トルコはもう、資金も潤沢、学者も育っています。お金もかけずに、ぐずぐずいすわってる外人研究者は帰ってもらいましょう。


イスタンブールでまたガスもれ中毒、今度はアフガン人たち

大晦日にイスタンブール・スルタナメットのホテルでガス中毒騒ぎがあったばかりなのに、今度はゼイティンブルヌのアパートです。
しかも、5人のアフガン人移民が中毒死。悲劇です。

 Cumhuriyet

ゼイティンブルヌは中央アジアからの移民が多く住んでいる地区です。町を歩くと、「ここは中央アジアか」という気がしてくるほどです。
暖房用の天然ガスがもれて、中毒死したのは、この地区のアパートに10日前に入居した5人。アフガニスタン国籍ということですから、不法移民かもしれませんが、混乱の祖国を逃れて、イスタンブールで新生活をめざして胸ふくらませてやってきた人たちではないでしょうか。

死んでいるのを発見された5人、アフガン市民のナキブラーさん、ムヒブラーさん、イネヤトゥラーさん、ヒュダイビルディさん、シュラシュハプさん、ご冥福をお祈りするしかありません。

・・・イスタンブールの天然ガス配給関係者! なんとかしなさい。ぐんぐん膨張する巨大都市のひずみと片づけるにはヤバすぎます。


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