トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの銀行がギリシアの農家に貸付を計画

2013年01月08日 | 経済
1月8日 「ヒュリエット」紙のヨルゴ・クルバキ記者によれば、トルコのジラアト銀行が、ギリシア政府の承認を得られれば、ギリシアの農家に4000万~5000万ユーロの貸付を計画しているということです。 

 Hurriyet

財政危機に打ちのめされたギリシアでは、農業者、ビジネスマン、企業家らは貸付金不足に苦労しています。
計画が承認されれば、ジラアト銀行のギリシアの2支店が、求めに応じて農家への貸付を始めます。ビジネスマンも融資を受けられます。

このプロジェクトはまた、各種の相談、とくに債務管理や貸付方法の相談に応じるそうです。
ジラアト銀行はまた、このプロジェクトを共同で行なうギリシアの銀行を求めています。


チョルム県イスキリップにトルコ初の「扉の博物館」ができる

 中央アナトリアのチョルム県イスキリップと言われても、たいていの方はぴんとこないでしょうが、何百年も昔の歴史的な木造家屋や邸宅、お城などがあることで知られた町だそうです。
そのイスキリップの町がサフランボルやベイパザールを手本にして、歴史的木造家屋で観光客を呼ぶプロジェクトを展開中です。

 Hurriyet
地区の職員が大学で修復技術を学んで古い扉を修復


「トルコ初の扉の美術館をつくるために、われわれはこの地区の建造物の古い扉をすべて調べあげました」とイスキリップのヌマン・セゼル町長は言っています。
「町の職員の修復チームがカスタモヌー大学で修復技術を勉強し、役所内に作業場を設けて、古い扉などの修復に当たっています」

「2年前から、この町の歴史的価値のある家屋や邸の修復を始めています」
2軒の邸はすでに修復され、「チャタルカラ文化美術館」と「ヤズマル邸」として観光客にオープンされています。

町の構想によると、観光客は大きな古い扉からこの地区に入り、役場が用意したマップによって、町の古い建物や「扉博物館」を見学できるようになるそうです。
「イスキリップ城も町が買い取りました。これから修復します」ということですが、この町もやがサフランボルやベイパザルのようにツーリストが訪れる町になるかもしれませんね。


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「PKKの総撤退は6月16日までに完了するだろう」ラディカル紙

2013年01月08日 | 国内
3月16日 テロリスト集団PKKの服役中のリーダー、アブドゥラ・オジャランが、PKKのメンバーを6月16日までにトルコから撤退させるよう、組織の幹部に要請したと、3月16日、ラディカル紙が報じました。

 Hurriyet
2月23日、クルド系政党BDPの3人の議員が、平和プロセスの一環として、オジャランとの会談にイムラル島に赴きましたが、今週、第3次代表団からの回答がPKK幹部を通じて聞けそうです。


ラディカル紙のエユップ・ジャン編集長によると、PKK指導者オジャランは、トルコ政府が主導する平和プロセスの一環として、PKKの武装部隊に詳細なスケジュールを送ったということです。

BDPの3人の議員に託した書簡で、オジャランは、3月21日のネヴルスの祝祭の前に休戦を発表する意志があると言い、第2ステージ、すなわちメンバーの撤退は6月16日としています。

「オジャランがこのデッドラインにこだわるのは、プロセスが長引いて事件が起こるのを避けるためだ。政府が、地方行政の強化、市民権の憲法上の定義、政治犯の釈放などの民主化の方向に歩み寄れば、プロセスは第3ステージへ進むだろう」と、ラディカル紙のジャン編集長は書いています。
「PKKの内部に分裂はない。オジャランは“最後の決定”を行なうだろう」

・・・近い将来、ほんとうにPKKがいなくなったらいいですね。でも、ほかにも、ヘンなテロ集団があるけれど。


トルコ航空の総利益、11億リラ(約550億円)に上昇

トルコ国営航空「トルコ航空」(THY)は乗客の増加と占席率のおかげで、昨年、11億3000万リラ(約565億円)の総利益を上げました。
15日のプレス・リリースによると、同社はヨーロッパの航空機メーカーにエアバス117機をオーダーしたそうです。

 Hurriyet
イスタンブール・アタチュルク空港。2012年11月30日撮影


トルコ航空の売り上げは昨年、149億リラ(約7450億円)に達し、前年より26%増しました。経営利益は192%増で、105万リラ跳ね上がり、総利益は11億3300万リラに達しました。昨年の第4四半期の利益は2億6500万リラ。

同社の総利益マージンは2011年の0.2%から、昨年の7.6%に上昇しました。
経営利益マージンは、この時期、1%から10.8%に増加しました。

「わが社は昨年、“スカイトラクス世界航空賞”から“ヨーロッパ・ベスト・エアライン”の名誉を受けました」と、トルコ航空のCEOハムディ・トプチュ氏。THYはその他、さまざまな賞を得ているそうです。

・・・最高潮ってことはわかりましたから、航空券、もうちょっとお安くなりませんか?


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7日、トルコは全国的に大雪

2013年01月08日 | 国内
1月7日 予想されていたバルカンからの寒冷前線が、7日、トルコ全土に大雪をもたらしました。

 Hurriyet

CNNトルコによると、昨夜から降りはじめたイスタンブールの雪は、主としてアジア側のチャムルジャ、ベイコズ、アルトゥンザーデ地区と、ヨーロッパ側のキャーウトハーネ地区に影響をおよぼしました。
イスタンブールの交通はスローダウンし、トルコ航空の国内線国外線とも欠航が多く出ました。

 Hurriyet

アナトリアのトゥンジェリ、ムシュ、エルズルム、エルジンジャン、ハッカリ、ギュミュシュハネも、大雪の影響を受けています。
いくつかの地域で小学校が休校になり、多くの村で国道が雪のため閉鎖されました。


   トルコはアサド大統領の平和計画を意に介さず

シリアのアルアサド大統領が提案した平和計画には新しいものはなく、シリア国民の期待にも合致していないと、トルコのダヴトオール外相は言い、国際社会もいままでどおり国連安保理に従って行動するよう呼びかけました。(6日の頁参照)

 Hurriyet

「不幸にしてアルアサドは、中東の人々の要求を理解しておらず、スピーチはシリア人の心に届かなかった。外国の軍隊を公然と非難することは、シリアの崩壊を招く結果になるかもしれない」と、ダヴトオール外相は、アサド大統領のスピーチを受けて、記者会見で語りました。

アサド大統領の平和計画の内容は、トルコが2年前にアサドに提案した計画と同じだと、ダヴトオール外相は言っています。「彼の意見は彼がまえに言ったことのくり返しに過ぎない」

「すでに6万人の人々が殺されている。今頃、こんな約束をしても遅すぎる。世界中が承認しているシリア反体制派が拒否しているのだから、アサドの提案で事態が動くことはない」と外相。


メタンガス爆発で炭鉱夫7人死亡

トルコ北西部ゾングルダク県といえば、炭鉱で知られた土地ですが、7日、ゾングルダクのコズル炭鉱でガス爆発があり、7人が亡くなりました。

 Cumhuriyet
気を失っているのは亡くなった鉱夫さんの奥さんでしょうか


トルコ炭鉱局のブルハン・イナン局長は「トンネルを掘っているとき、もれたメタンガスを吸ったためと言っています。
他に3人の鉱夫さんもまだトンネル内にいて、いまレスキュー隊が救出中ということです。早く助けてあげて欲しいです。


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