トルコのトピックス

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アサドの休戦へのスピーチを反体制派は拒否

2013年01月07日 | 国際
1月6日 シリア問題は「トルコのトピックス」ではないじゃないかと言われそうですが、いまやシリア内戦はトルコにとっても重大問題になっていますので・・・。

 Hurriyet
1月6日、ついに内戦終結のための呼びかけを始めたアサド大統領


今日、シリアのバシャル・アルアサド大統領はダマスカスの大劇場で、シリア内戦を終わらせるために、全国的な対話集会を呼びかけるスピーチを行ないましたが、反体制派「シリア国民連合」のスポークスマン、ワリド・アルブンニ氏は、アサドの提示した調停計画を拒否すると言いました。
「われわれは連合の設立において、政治的解決を目標にしている。すでに6万人の犠牲者が出ている。いま暴君体制を支持したら、6万人の犠牲が虚しいものになる」とアルブンニ氏。

 Hurriyet
スピーチはダマスカスのオペラハウスで行なわれた


英国はアルアサドの終戦のための呼びかけを“超偽善的”と非難しました。英国のウイリアム・ヘーグ外相は、アサドのスピーチを“虚しい約束”がいっぱいで“だれもだまされない”と言いました。
アサド大統領はスピーチで「シリア国民連合」をヨーロッパの奴隷と呼びました。

・・・こんな呼びかけで反体制派が和解に応じるはずはありません。アサド自身、どうしたらいいか、わからなくなっているのでしょうね。


   エルドアン首相、アフリカ3か国歴訪に出発

エルドアン首相は今日トルコを発ち、ガボン、ニジェール、セネガルの3か国を歴訪し、いくつかの協定に調印、トルコとアフリカ大陸の関係を発展させるためのステップを踏み出すそうです。

 Hurriyet
エルドアン首相(後列中央)が2011年、エミネ夫人(前列中央)とソマリアを訪問したときの写真。


今度の訪問で、農業、運輸、工業、エネルギーの分野の協力に関して協定が結ばれ、また、これら3か国でビジネス・フォーラムも開かれることになるでしょう。
「トルコ輸出業者会議(TIM)」の代表メンバーも、エルドアン首相に随行しました。
今度の首相の訪問はアフリカ大陸の景気を活気づけ、ムスリム民主主義のモデルとしてがんばってきたトルコの10年間の努力を結実させるだろうと期待されています。

2005年を「アフリカ年」として以来、トルコは、急速に成長するアフリカ経済のためにルートを開く先駆者として、アフリカ大陸に外交を展開していくでしょう。

・・・トルコはアフリカにも、ヨーロッパにも、中東にも近いという地の利を得ていることを改めて感じますね。


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