花組千秋楽 LIVE 中継

地元の映画館で、花組千秋楽のLIVE中継を見てきました。
花乃まりあさんのさよならショーが終わって外に出たら、７時半になっていました。
４時間ほど映画館にいたわけですが、充実した時間でした。

11月末に大劇場で初めて観て、東京では成人の日に観て、それ以来でしたので、花組がまだ公演中というのが何だか不思議な感じがしました。
しかし、長い公演中、花組は進化・深化していまして、特に『金色の砂漠』は新鮮な気持ちでみれたのでした。

LIVE中継は、カメラが「ここを見るべき！」という録り方をするので、自然に物語に入り込んでしまいますねぇ。

今回もキキちゃんとべーちゃんがやり取りする場面、ビルマーヤが結婚を決めた場面や、砂漠からジャーが戻ってきた場面、タルハーミネの子を連れて砂漠に旅立つ場面など、やっぱりうるうるポイントだったのでした (;_;)
ジャーとビルマーヤとゴラーズさんの関係は、よく考えると複雑なものがあるけれど、この芝居の中での癒しだなぁ。

花乃ちゃんはやっぱり演技が、特にセリフの言い方が上手かったのね。

みりおくんのギィの復讐したい思いが、今日はストレートに伝わってきました。
みりおくんはわざわざ眉間にシワが寄るような表情を作ってセリフを言う時がありますが、それをやらなくても大人っぽさや熱い思いは伝わるのにね…と時々思います…すみませんm(__)m

過日友人が指摘したように、最後の砂漠の場面はやはり冗長で、見る側の想像力に委ねてしまった方がすっきりするのにね…と感じました。
トップコンビの見せ場のひとつだし、子供の頃に砂漠に出たという伏線の回収の場面だし、タイトルが『金色の砂漠』だしで必要ではあるのですが、もう少しすっきりとした演出がよいかな…とエラそうに言ってみるm(__)m

ちなつちゃんのジャハンギールはギィの出自を知っているんですよね。
だからギィを死なせないためにタルハーミネの言い分を鵜呑みにして(したふりをして)、家庭教師を奴隷に落としたのかなと。
タルハーミネがギィを殺すように命じたときに、一瞬ジャハンギールがアップになったのね。あの表情は、万事休すなのか、王妃・アムダリヤのために何とかしてやりたい思いなのか…
観ればみるほど、ちなつちゃんの魅力に嵌まっていくなぁ…

ゴラーズさんはやっぱり好い人でした。


という〆で、話は前後しますが『雪華抄』。

チョンパからはじまるプロローグは、やはり生での観劇に叶わないと思いました。実際に劇場で観ていると感じなかったのですが、映像だと色が氾濫し過ぎて、背景の流水模様もうるさく感じてしまったのでした。

でもそこから先の場面は、衣装に統一感があるので、映像でも充分に楽しめましたが、ちなつちゃんや和海しょうくんの歌だとちゃんと映像で拾い続けてくれない(;o;)
民謡の手拍子は劇場が盛り上がっていましたね(^o^)
安珍のみりおくんの表情がとてもよくわかりました。

『雪華抄』を大劇場で観ていた11月末、近く席のお嬢さんがたが、クリスマス場面を秋に見せられると違和感ありあり(雪組のショーのことね^_^;)だけれど、桜の場面を秋に観てもふつうに感じるね、何でだろうね、みたいな会話をしていまして…
きっと日本人のDNAですね＼(^-^)／


で、桜の季節を待たずに退団していく花乃ちゃんのさよならショー。
「♪ 顎でうけとめて」で始まり「♪ ランベスウォーク」で終わる楽しいものでした。
宙組時代の曲は『ＷＭＷ』から１曲。
みりおくんとは「♪花は咲く」のデュエット・ダンスを。
花組の路線系男役さんたちが総出で盛り上げてくれたショーでした。
花乃ちゃんは新公も入れると、スカーレット、シシィ、アントワネット、サリーと有名な大役をたくさん演っているのね〜。
退団者のみなさま、どうぞお幸せに！！


私の次の花組は、赤坂で『MY HERO』の予定です。
ちなつちゃんとキキちゃん、楽しみ〜(^o^)