夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『誠の群像』(雪組 全ツ 仙台公演)

2018-04-09 21:38:18 | 宝塚観劇つれづれ

4月8日。

仙台に雪組の全国ツアーを観にいきます。
今は高速バスの中 🚌

4月に、仙台に全ツがやってくるのは初めてかも👀
仙台は今は桜盛りです 🌸
が、今日はさむい~
昨年の秋も雪組の『琥珀~ / "D"ramatic S 』が来ましたので、雪組率高いですね ☺️

『誠の群像』は石田昌也センセイの脚本・演出。
初演は、1997年。
麻路さきさんと月影瞳さんの星組でした。

とはいえ……
私は当時は観ていませんので、初見です 💓

誠 とは、新撰組の 誠 ❗️
土方歳三が幕府への義を貫きとおして、京都~江戸~蝦夷と場所を移しながら戦い続け……
というだけの予備知識。
うーんと以前ですが、新撰組関連の小説を読み漁った時期があって、元ネタになったという司馬遼太郎氏の「燃えよ 剣」「新撰組血風録」も読んでいるので、まあ、ついてはいけるでしょう 😉




終演しました 😃

バサッと言ってしまいますと……
原案の司馬遼太郎氏の小説をリスペクトし過ぎて、その上で石田センセイのオリジナリティーを加えるのに尺が足りなくて、歴史の解説的要素が多く、細切れエピソードの羅列になってしまった感は否めません。(上から目線、すみません💦⤵️)

とはいえ、旧き良き時代の宝塚歌劇の香りが感じられて、初演は観ていないものの、一列に並んで順番にセリフを言うとか、紗幕前(いわゆるカーテン前)の芝居が多いとか、こういう芝居が多かったわよねーと、何故か懐かしい気持ちになったのでした。(こういう事を言うのは、年寄りの証拠 😣)

望海風斗くんの土方歳三。
トップさんであるのに、自分よりも上の役、近藤勇とか榎本武揚とかといっしょの場面では、一歩引いた居方が自然で、沖田総司にはおにいさん、小夜にはぎこちない面も見せ、土方はこういう人だったのだろうな、とふつうに感じられたのでした。
侍 を貫くためには、鬼 と呼ばれることも厭わない厳しい姿勢も、いつも根底に感じます。
ただ、あの死に方の演出はもう少し何とかならなかったのかな?
実際は攻撃中に馬上で銃弾を受けて死んだらしいのですが、あの演出だと、初めから旧幕府軍が舞台上にいるので、犬死に に見えてしまわなくもない……
そして、だいもんと言えば 歌 🎶🎶
聴きやすいトーンで歌詞がハッキリと聞きとれる幸せ 💕

土方の相手役となる小夜は真彩希帆さん。
前回の『琥珀~』では、わたしが、わたしが、という雰囲気で相手役を美しく見せることまで気が回っていないように感じました。あくまでも個人の感想です m(__)m
小夜はとても良かったです。
凛として芯のとおった気性の女性だと思いますが、それを内に秘めた感じがしました。
だからこそ、土方に「鬼ではなく人間でいてほしい」と懇願するセリフが生きていたと思います。
歌ももちろんきれい ✨

山南敬助と榎本武揚の二役を彩風咲奈ちゃん。
咲ちゃんがかなりカッコよくなってる❗️
新撰組隊士ながら非情になりきれない山南の苦悩を、短い場面の中にひしひしと感じました。
そして血気溢れる榎本。
榎本も最後は死を覚悟しますが、生き恥を晒したくないという、これも侍の心意気なのでしょう。
山南の和装と榎本の洋装。
2度美味しい咲ちゃんだったのでした。

山南といえば明里。
明里は朝月希和さん。
愛嬌があって芝居ができる娘役さん。

勝海舟は彩凪翔くん。
出番はあまり多くないのですが、山南に引導を渡したり、榎本と同じ幕臣の立場ながら日本の未来について激論したり、重要な役です。
また、幕開きと終幕にも登場して、土方を語ります。
べらんめい調の江戸弁と、スッキリした仕草が、翔くんのクールな顔立ちと相まって、生粋の江戸っ子という感じ。
咲ちゃんとふたりだけの場面が2回ありますが、見応えのある場面でした。
勝海舟は生涯を着物で通した人らしく、着流し、袴姿、裃姿、という衣装。

新撰組で忘れてはならない沖田総司は綾凰華くん。
なんだか大人っぽくなって、スターオーラも出てきたような ✨
総司の生涯については、丁寧に描かれていました。
池田屋騒動での喀血、近江に山南を追っていく、江戸での最期、有名な総司のエピソードはちゃんと拾ってあって、演じ甲斐がある役でした。

芹沢鴨と医者の高松凌雲には専科の夏美ようさん。
特に芹沢のねちっこい演技はさすが!
専科さんとはいえ、あそこまで黒々したもじゃもじゃ髭は思い切りましたね!

その他では、煌羽レオくんが斎藤一と黒田了介の二役。黒田の芝居が堂々としていました。
下級生の多くの男役さんたちが、一言のセリフでもストーリーに関わってくる役をもらっていました 😊
対して、娘役さんたちは、こういう幕末モノだとどうしても扱いが小さくなりますね 💧

ご当地アドリブは、芹沢が愛人に「牛タンを食べにいこう」。
TVカメラがたくさん入っていたので、DVD収録かな?と思っていたら、やはりこの回がDVDになるそうです。(と、終演後の挨拶でだいもんが言っておりました 😊)

私が手に入れた公演チケットは写真入り。
全ツならでは 😊



会場の緞帳。




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