マーガレット誌に掲載された episode6 の後編を早速読みました。
以下、盛大にネタバレしていますので、これからお読みになる方o(^o^)oはお気をつけくださいませ
まず、写真は扉絵です。
『ベルサイユのばら』と銘打って、しかも“オスカル編”と宣伝してしまって‥‥せめて扉絵くらいには登場させないと というところでしょうか
昔と比べての絵柄については、それぞれの感想がありますでしょうから、ここでは何も言いませんけれど
今回の episode6 は、1巻から始まる『ベルサイユのばら』の 0巻にあたるものでした。
前編のキャッチコピーの時点で、オスカルさま誕生以前の、両親の若い頃のエピソードですよ と仄めかしてくれれば、前編を読んだときの、大きすぎた脱力感はなかったのにね
まず‥‥
ストーリー以前のこと。
読んでいて、ページの所々に見られる余白が気になりました。
コマ割りをしたものの、余ってしまった でも、そのまま描いてしまいましょう 的なページが、たくさん見受けられました。
偉そうに言ってしまいますが この話に72ページも必要だったのかしら
例えば、最後の何ページかで、末娘を男の子として育てることになったジョルジェットの気持ちなどに触れてくれたら‥‥と考えてしまったのでした。
家の窮状を救うために、不本意な結婚を受け入れようとしたジョルジェットでしたが‥‥ロレーヌの宮廷で、ガルティエ(偽名、実はレニエ)を見かけ‥‥ある日、スケッチに出かけた森のなかでガルティエに出会い、ついに結ばれてしまう‥‥しかし、ロレーヌの田舎貴族が、代々続いてきた名門貴族(ジャルジェ伯爵家)と釣り合う訳もなく‥‥案の定、ルイ15世(すごい美形)はレニエとジョルジェットの結婚を許さなかった‥‥しかし、ここで思わぬ大どんでん返しがっ‥‥めでたくふたりは結ばれたのでした‥‥以下、1巻に続くとなります。
0巻だと割りきってしまえば、レニエとフランソワ(フランツ・シュテファン)との関わりなども興味深く読めたのでした。
つまり、オスカルとアントワネットの父親同士は、若い頃に出会っていたわけですね
そして、オスカルさまには、ドイツ系の血が混じっていたわけですね
さて、調べてみましたら、ジョルジュ・ラトゥールとは実在の画家(1593~1652)で、ロレーヌ(ロートリンゲン)公国の出身、のちにパリに出てルイ13世の“国王付き画家”になったというのも史実でした。因みに、彼の息子も画家だったそうです。
という、“渾身の超大作”だったわけで、理代子先生、どうもお疲れさまでした
でも、でも、もっと書きたいことあります~
長くなってしまったので、次の記事にします