二十四節気シリーズ(笑)に名を借りた呟きです
晴明 は、二十四節気の中で、言葉の響きがいちばん美しいと思います。
季節も美しいですね。
今年の 晴明 は4月5日。
こちらでは、桜はまだ蕾のままです。
来週半ばあたりに開花して、再来週あたりが見頃でしょうか
これでも例年より早いのです。
水仙もチューリップも木蓮もまだまだ花ひらきません。
梅がぽつりぽつりと咲き始めました。
花の季節の訪れとともに、薔薇も綺麗に咲いてくれるとよいのですが‥‥
この場合の 薔薇 とは、あの episode ですね~
眉目秀麗 容姿端麗 金髪碧眼 のオスカルさまにお目にかかれないまでも あの、大きな、もやもや感が払拭できるといいのですが(-人-)
最近、はまって読んでいる小説があります。
知っている方にとっては、「え~いまさら~」だとは思いますが‥‥一昨年にはTVドラマにもなりましたし‥‥
小路幸也(しょうじ ゆきや)氏の 『東京バンドワゴン』のシリーズです
集英社から今月、第10シリーズ目が発売されます。(文庫本は今月、8冊目が出ます)
東京下町の古本屋「東亰バンドワゴン」を舞台に、そこの大家族と、親戚、友人知人、ご近所さんたちによって繰り広げられる壮大なホームドラマです。
言い方は悪いかもしれませんが人畜無害のエンターテイメントです。
心がささくれ立っているときは、読みながら、「こんなふうに上手くいくわけないでしょ」と思ったりもします。
人情 やら、絆 やらで、丸くおさまってしまうときは、「社会とはそんなに甘くないよ~」と思ったりもします。
とは言うものの、読後感はどれも ほっこり です。
驚いたのは、作者氏が北海道の出身で、売れっ子の作家さんになった今でも、北海道の地方都市在住のままで、執筆活動をしているということ。
下町の雰囲気は色濃く感じられますが、場所を特定できる記述はなく、最先端の東京についての記述もないのは、そのせいかもしれませんね。
しかし、いちばんの理由は、最先端の東京 がこの小説の邪魔になるからだと思います。
一種のファンタジーでしょうかね
「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。」
巻末に必ず載っている言葉です。
『東京バンドワゴン』は、あの頃へのオマージュなのでしょうか。
でも、一旦中断しまして‥‥
中山可穂さんの『男役』を読みますよ
宝塚 に題材をとった小説は、以前、○真理子氏の『野ばら』を読んで、なんだかなぁ~(-_-;)だった覚えがありますが、今度はどうかな
中山可穂さんは好きな作家さんなので、期待大
なんとなく、読書づいている4月の始まりです