数日前の新聞に、「ニスを塗り重ねた回数 100万回」と題する記事が載っていた。
写真を見ると塗装作業中のクラシックギターである。興味が湧き、直ぐに読み始めた。
紹介されているのはヤマハで最高級のギター(恐らくGC70,71シリーズ)の塗装工程を担当されている山内栄吉さん(64)であった。
入社以来塗装一筋で49年。1千本ものギターで、ニスを塗り重ねた回数は100万回に及ぶという。
山内さんが行う塗装法は、セラックニスのタンポずり、というもので、ラックカイガラムシという昆虫の分泌液をエタノールで溶かし、木綿糸をくるんだ布にしみこませて塗り重ねていく方法だ。
セラックニスによる塗装はクラシックギターでは伝統的な塗装法であるとともに、現代の製作家の多くがこの方法を採用している。
山内さんによると、塗膜の厚さは0.02ミリで、この極薄のニスの衣の塗り重ねと研磨の繰り返しは200回に及ぶという。仕上がるまで約3か月かかるそうだ。
塗膜は薄く、ムラが無いほどいい音が出る。弦の振動が妨げられず、音が自然に伸びるからだという。
この塗装作業は「超」が付くほど根気が要るという。忍耐強い人でないと務まらない仕事だ。
だからこのセラック塗装による塗装作業を外注に出す製作家もいる。
あのアルカンヘル・フェルナンデスやパウリーノ・ベルナベなどの名工も、塗師と呼ばれる塗装専門の職人に依頼するという。
この時間を要する塗装作業まで含めて全ての工程を一人で行うならば、製作本数は非常に少ないものになってしまうであろう。
スペインの名工である故、イグナシオ・フレタ兄弟でさえも塗装工程を含めて行い、年間14,5本の製作数だったという。
ヤマハの最高級ギターを製作する職人に山内さんの他に、伊藤敏彦さん(木工担当)という方がいるが、今も現役かどうか分からないが、厚生労働省から「平成19年度の卓越した技能者」に選ばれたという。
ヤマハのGC70シリーズは表面板が松のものと杉のものの両方を弾かせてもらったことがあるが、昨今の軽く弾いただけで手元で大きく鳴るような楽器とは違い、強いしっかりとしたタッチでないと、その楽器本来の音を引き出せない部類の楽器である。いわゆる伝統的とも言える工法で製作された楽器であるが、弦の張力も強めである。
塗装が楽器に及ぼす影響について興味深い話があった。
それはスペインの名工で、ホセ・ラミレスⅢ世の著作の中にあった。
ラミレスが研究過程のある時期に、ニスがどんな風に音に影響するか調べたいと思い、最高級の材料を用いて丹念に1本のギターを製作した。
そのギターには塗装は施さず、弦を張って弾いてみたところ、その音は粗末で、全くひどいものだったという。
このギターに今度はセラック塗装を施してみたが、音は完全に変質し、すばらしい音で鳴ったという。
この事実でニスの重要性が証明され、ニスが上質であればあるほど、またそれが高密度であるほど、音質と音の強さにより大きな影響を及ぼす可能性が高いことが分かったという。
ヴァイオリンの塗装に使うニスはオイル基剤で、乾燥するのに3年かかるという。あのストラディヴァリウスのヴァイオリンを入手するのに3年待たなければならなかったのは、このオイル基剤のニスの乾燥に長期間を要したからである。
ラミレスもこのオイル基剤のニスをギターに試した。しかし乾燥が遅く、1年半経過して指で触っても指紋が付かないほどになった段階で、セゴビアにこの楽器を進呈したという。
約1か月後、セゴビアからそのオイルニスのギターが返却されてきた。ケースの中を開けてみると、楽器の側面にセゴビアの右腕の毛という毛がこびりついていたという。
このように乾燥にとても時間を要するためか、オイル基剤のニスを使用するギター製作家はいない。
現在ギターの塗装法は以下の4種類が主流である。
・セラック塗装
・ラッカー塗装
・ウレタン塗装
・カシュー塗装
現在はセラック塗装とウレタン塗装が多いように思われる。
このウレタン塗装はホセ・ラミレスⅢ世によって初めてクラシックギターに採用された。
ホセ・ラミレスⅢ世は伝統的なセラックニスによる塗装を評価していない。品質の低いニスだと断言している。
それは乾燥が速いが、殆ど結晶化しないためだと思われる。
ラミレスがユリア樹脂による塗装法を採用したのは1960年代の半ばであったと思われるが、彼の著書によるとこのニスを使用するにはコストがかかるという。
約14回のスプレー掛けが必要で、その度に前回の塗膜にサンドペーパーを掛けなくてはならず、3.5か月程度の工程となる。そして完全な乾燥に3年間ほどを要する。
これは意外である。何故ならば冒頭のヤマハのセラック塗装と同じくらいの日数を要し、完全な乾燥にはオイルニスと同じ期間が必要であるからだ。
しかしウレタン塗装はヤマハで行っているタンポずりによるセラック塗装のように200回も塗り重ねるほどの手間はないと思われる。
しかしウレタン塗装は結晶化するのでラミレスによると真に価値のある塗装法ということになる。
セラック塗装にしてもウレタン塗装にしても、製作者により塗り重ねる回数、研磨する回数、塗膜の厚み、原料の配合など様々であろう。
セラック塗装の中でも、仕上がりが光沢のあるものと光沢が無く、ざらざらしているものがある。
日本の製作家でいうと、冒頭のヤマハの最高級ギターは前者、星野良充氏による楽器は後者の仕上げ具合だ。
ホセ・ラミレスでもⅢ世の時代の楽器のウレタン塗装の塗膜は意外に薄い。
しかし現在のラミレスの高級機種、例えばエリートなどのウレタン塗装の塗膜は非常に厚く見える。
これはエリート、センテナリオなどの高級機種はプロの演奏家が使用するのではなく、コレクターが所有することが多いため、見栄えを良くするために塗膜を厚くしているのではないかと思える。
塗装が楽器の音に与える影響の大きさについて考えられる事実として、塗装を全面に渡って塗り替えてしまうと、音が変わってしまうことがあげられる。
私は以前ある楽器店でイグナシオ・フレタを弾かせてもらったことがあったが、その楽器はフレタの力強い音とはかけ離れた、小さな全くと言っていいほど異なる音に聴こえた。そのフレタは全面に渡って再塗装されていたのである。
その店にあった別のフレタと弾き比べてみても、その差は歴然としていた。
またフランスの名工ダニエル・フリードリシュの中古品をある楽器店で見た時、言葉を失うほど驚いた。
その楽器は、ラスゲアードを頻繁にしていたと思われるほどサウンドホール下部に、ひっかき傷が多数付いていたが、その傷をそのままにして、ということはオリジナルの塗装はそのままにして、その上に塗膜の厚いウレタン塗料を塗ったくってあったからだ。
何のためにこんな塗装をしたのであろうか。名器を台無しにされた一例である。
しかしオリジナルの塗装を全て剥離して、塗料を塗り直し、程度の良い中古品に見せかけて高価格で販売しているという話も聞く。
案外このような詐欺まがいに引っ掛かる人も多いというから注意すべきだ。
よく新作のギターは音が出にくいが、弾き込むにつれて鳴るようになっていくという話を聞く。
これは先述のラミレスⅢ世の話にあるように、塗装が完全に乾燥して結晶化し、振動が容易に伝わる状態になるまで時間を要するということであろう。
また現在では接着剤は速乾性のタイトボンドが主流となったが、伝統的な膠を使用している楽器も、膠が完全に乾燥するまでの間は音が出にくいと思っていい。
結局塗装と接着剤が完全に乾いて、その楽器本来の持つ実力としての音が出せるようになるということであろう。
ホセ・ラミレスⅢ世はセゴビアにギターを届けてから数か月後に弦高調整のために戻ってきた楽器を弾いてみて、音が比較にならない程向上していたと言っている。
塗料と接着材の乾燥は物理的なものであるが、弾き手が良い音を出す努力をすることは楽器に対する別次元の影響である。
ラミレスⅢ世は、「良い楽器とは二人の人間、それを作る人と、美しい音を求めて懸命にそれを弾く人の作業によって達成されるものである」と言っている。
だから製作家からすると自分の会心の作品を、良い音を出す一流の演奏家に使用してほしいと望むのは無理もないことである。いい楽器が下手な演奏者によって駄目にされたら努力が無になってしまうからだ。
写真を見ると塗装作業中のクラシックギターである。興味が湧き、直ぐに読み始めた。
紹介されているのはヤマハで最高級のギター(恐らくGC70,71シリーズ)の塗装工程を担当されている山内栄吉さん(64)であった。
入社以来塗装一筋で49年。1千本ものギターで、ニスを塗り重ねた回数は100万回に及ぶという。
山内さんが行う塗装法は、セラックニスのタンポずり、というもので、ラックカイガラムシという昆虫の分泌液をエタノールで溶かし、木綿糸をくるんだ布にしみこませて塗り重ねていく方法だ。
セラックニスによる塗装はクラシックギターでは伝統的な塗装法であるとともに、現代の製作家の多くがこの方法を採用している。
山内さんによると、塗膜の厚さは0.02ミリで、この極薄のニスの衣の塗り重ねと研磨の繰り返しは200回に及ぶという。仕上がるまで約3か月かかるそうだ。
塗膜は薄く、ムラが無いほどいい音が出る。弦の振動が妨げられず、音が自然に伸びるからだという。
この塗装作業は「超」が付くほど根気が要るという。忍耐強い人でないと務まらない仕事だ。
だからこのセラック塗装による塗装作業を外注に出す製作家もいる。
あのアルカンヘル・フェルナンデスやパウリーノ・ベルナベなどの名工も、塗師と呼ばれる塗装専門の職人に依頼するという。
この時間を要する塗装作業まで含めて全ての工程を一人で行うならば、製作本数は非常に少ないものになってしまうであろう。
スペインの名工である故、イグナシオ・フレタ兄弟でさえも塗装工程を含めて行い、年間14,5本の製作数だったという。
ヤマハの最高級ギターを製作する職人に山内さんの他に、伊藤敏彦さん(木工担当)という方がいるが、今も現役かどうか分からないが、厚生労働省から「平成19年度の卓越した技能者」に選ばれたという。
ヤマハのGC70シリーズは表面板が松のものと杉のものの両方を弾かせてもらったことがあるが、昨今の軽く弾いただけで手元で大きく鳴るような楽器とは違い、強いしっかりとしたタッチでないと、その楽器本来の音を引き出せない部類の楽器である。いわゆる伝統的とも言える工法で製作された楽器であるが、弦の張力も強めである。
塗装が楽器に及ぼす影響について興味深い話があった。
それはスペインの名工で、ホセ・ラミレスⅢ世の著作の中にあった。
ラミレスが研究過程のある時期に、ニスがどんな風に音に影響するか調べたいと思い、最高級の材料を用いて丹念に1本のギターを製作した。
そのギターには塗装は施さず、弦を張って弾いてみたところ、その音は粗末で、全くひどいものだったという。
このギターに今度はセラック塗装を施してみたが、音は完全に変質し、すばらしい音で鳴ったという。
この事実でニスの重要性が証明され、ニスが上質であればあるほど、またそれが高密度であるほど、音質と音の強さにより大きな影響を及ぼす可能性が高いことが分かったという。
ヴァイオリンの塗装に使うニスはオイル基剤で、乾燥するのに3年かかるという。あのストラディヴァリウスのヴァイオリンを入手するのに3年待たなければならなかったのは、このオイル基剤のニスの乾燥に長期間を要したからである。
ラミレスもこのオイル基剤のニスをギターに試した。しかし乾燥が遅く、1年半経過して指で触っても指紋が付かないほどになった段階で、セゴビアにこの楽器を進呈したという。
約1か月後、セゴビアからそのオイルニスのギターが返却されてきた。ケースの中を開けてみると、楽器の側面にセゴビアの右腕の毛という毛がこびりついていたという。
このように乾燥にとても時間を要するためか、オイル基剤のニスを使用するギター製作家はいない。
現在ギターの塗装法は以下の4種類が主流である。
・セラック塗装
・ラッカー塗装
・ウレタン塗装
・カシュー塗装
現在はセラック塗装とウレタン塗装が多いように思われる。
このウレタン塗装はホセ・ラミレスⅢ世によって初めてクラシックギターに採用された。
ホセ・ラミレスⅢ世は伝統的なセラックニスによる塗装を評価していない。品質の低いニスだと断言している。
それは乾燥が速いが、殆ど結晶化しないためだと思われる。
ラミレスがユリア樹脂による塗装法を採用したのは1960年代の半ばであったと思われるが、彼の著書によるとこのニスを使用するにはコストがかかるという。
約14回のスプレー掛けが必要で、その度に前回の塗膜にサンドペーパーを掛けなくてはならず、3.5か月程度の工程となる。そして完全な乾燥に3年間ほどを要する。
これは意外である。何故ならば冒頭のヤマハのセラック塗装と同じくらいの日数を要し、完全な乾燥にはオイルニスと同じ期間が必要であるからだ。
しかしウレタン塗装はヤマハで行っているタンポずりによるセラック塗装のように200回も塗り重ねるほどの手間はないと思われる。
しかしウレタン塗装は結晶化するのでラミレスによると真に価値のある塗装法ということになる。
セラック塗装にしてもウレタン塗装にしても、製作者により塗り重ねる回数、研磨する回数、塗膜の厚み、原料の配合など様々であろう。
セラック塗装の中でも、仕上がりが光沢のあるものと光沢が無く、ざらざらしているものがある。
日本の製作家でいうと、冒頭のヤマハの最高級ギターは前者、星野良充氏による楽器は後者の仕上げ具合だ。
ホセ・ラミレスでもⅢ世の時代の楽器のウレタン塗装の塗膜は意外に薄い。
しかし現在のラミレスの高級機種、例えばエリートなどのウレタン塗装の塗膜は非常に厚く見える。
これはエリート、センテナリオなどの高級機種はプロの演奏家が使用するのではなく、コレクターが所有することが多いため、見栄えを良くするために塗膜を厚くしているのではないかと思える。
塗装が楽器の音に与える影響の大きさについて考えられる事実として、塗装を全面に渡って塗り替えてしまうと、音が変わってしまうことがあげられる。
私は以前ある楽器店でイグナシオ・フレタを弾かせてもらったことがあったが、その楽器はフレタの力強い音とはかけ離れた、小さな全くと言っていいほど異なる音に聴こえた。そのフレタは全面に渡って再塗装されていたのである。
その店にあった別のフレタと弾き比べてみても、その差は歴然としていた。
またフランスの名工ダニエル・フリードリシュの中古品をある楽器店で見た時、言葉を失うほど驚いた。
その楽器は、ラスゲアードを頻繁にしていたと思われるほどサウンドホール下部に、ひっかき傷が多数付いていたが、その傷をそのままにして、ということはオリジナルの塗装はそのままにして、その上に塗膜の厚いウレタン塗料を塗ったくってあったからだ。
何のためにこんな塗装をしたのであろうか。名器を台無しにされた一例である。
しかしオリジナルの塗装を全て剥離して、塗料を塗り直し、程度の良い中古品に見せかけて高価格で販売しているという話も聞く。
案外このような詐欺まがいに引っ掛かる人も多いというから注意すべきだ。
よく新作のギターは音が出にくいが、弾き込むにつれて鳴るようになっていくという話を聞く。
これは先述のラミレスⅢ世の話にあるように、塗装が完全に乾燥して結晶化し、振動が容易に伝わる状態になるまで時間を要するということであろう。
また現在では接着剤は速乾性のタイトボンドが主流となったが、伝統的な膠を使用している楽器も、膠が完全に乾燥するまでの間は音が出にくいと思っていい。
結局塗装と接着剤が完全に乾いて、その楽器本来の持つ実力としての音が出せるようになるということであろう。
ホセ・ラミレスⅢ世はセゴビアにギターを届けてから数か月後に弦高調整のために戻ってきた楽器を弾いてみて、音が比較にならない程向上していたと言っている。
塗料と接着材の乾燥は物理的なものであるが、弾き手が良い音を出す努力をすることは楽器に対する別次元の影響である。
ラミレスⅢ世は、「良い楽器とは二人の人間、それを作る人と、美しい音を求めて懸命にそれを弾く人の作業によって達成されるものである」と言っている。
だから製作家からすると自分の会心の作品を、良い音を出す一流の演奏家に使用してほしいと望むのは無理もないことである。いい楽器が下手な演奏者によって駄目にされたら努力が無になってしまうからだ。
河野賢20号の修理、興味深いお話です。
河野さん自身が修理したのでしょうね。
指板はワックス等で磨いたのかもしれません。音が鋭くなったということは、ナット溝の調整、サドルの調整、フレットのすり合わせ等をしたのかもしれませんね。
河野賢の最盛期は1970年代後半から1980年代前半までだと思います。
その時代の河野はいい材料を使っていましたし、板厚も厚かったようです。90年代半ば頃から表面板を薄くするようになったと言われています。
大学時代のマンドリンクラブで、河野の30号と20号(ともに製作年は80年前後)を持っていた先輩がいましたが、うらやましいことに他の楽器に抜きんでて音が浮き出て聴こえていました。
とくに30号の楽器で今でも記憶に鮮明に印象が残っているのは、鈴木静一というマンドリンオーケスト作曲家の一番人気の曲で、ある箇所、それはわずかな時間なのですがギターソロがあり、先輩の弾く30号でのその部分を聴いたとき、驚くほどの音の純度、拡散度、遠達性を感じてその音に思わず感動したことがありました。
今でも河野さんが修理したとされる20号を持っておられるとのこと。やはりこういう思い出のある楽器は手放せませんね。私も初めて買った手工ギター(田中俊彦20号、1982年製)は手放していません。
それと、中級くらいのアントニオロペスという量産の楽器に自分でセラック塗装をしました。最後に保護の目的でカシューを塗ったのですが丈夫なようです。
今回の塗装の記事、お読みいただきありがとうございました。
私のメインで使用しているギターも、汗や、体温とギターとの温度差から生じる結露?で、裏板上部の一部の塗装がはげ落ちています。
セラック塗装は水分に本当に弱いです。
しかしセラック塗装は、オリジナルの塗装をそのまま残したまま塗り重ねられるというメリットがあります。
裏板や側板のごく一部をタッチアップ程度で、それも製作者自身が行うのであれば補修塗装は全く問題ないと思います。
Tommyさんの楽器は購入して間もないので、製作者の方にご相談された方が良いと思います。
今年製作してもらった当方のギターはこの夏の暑さの
中酷使したこともあり、汗が接触する場所のセラックニ
スが一部剥げてしまいました。
製作者からも10月過ぎまでは汗に十分注意するよう
にとメモがありましたが、うかつでした。
今のところ音にそれほど変化が無さそうでのでこれか
らは大切にしてゆこうと思います。