(前回からの続き)
吉田駅に着き、12時30分発弥彦行の普通列車、弥彦線に乗車する。


弥彦線は単線。超ローカルとは言えないがローカル線には変わりない。
景色は田んぼが広がる。線路には草が生い茂っている。
弥彦駅まではあっけなく、すぐだった。

駅を出ると駅舎が神社のような造りとなっている。

何か神社とのゆかりを連想させる。
駅そばにあった観光案内板を見ると、歩いて15分程の場所に弥彦神社という比較的大きな神社があることがわかった。
観光地で神社、城、武家屋敷の類は大概つまらないと感じるのであるが、待ち時間が1時間半もあり、途中に観光案内所もあるので、とりあえずその神社へ行ってみようと思った。
(吉田駅で事前の弥彦行の時刻表の確認不足でルート変更したために、弥彦駅周辺散策の時間が新たに生まれた)
観光案内所でパンフレットをもらう。
すぐそばに「パンダ焼き」というこの土地の名物?のお菓子の店があったが、その日は営業していなかった。
少し先に足湯のある休憩所があった。子供連れの何人かの人々が足湯につかっていた。
足湯には入らず、物産店に入り弥彦村の特産品を見て回る。
とりたてて特色あるような郷土品は無い。
強いてあげれば米とまんじゅうくらいか。
店の奥に唯一目を引いたものがあった。陶器だ。
陶器といっても日常使う食器がいくつか置いてあるだけのものであったが、その中で、2,050円のぐいのみに目が行った。
シンプルで素朴なデザインだが、均整のとれた形と大きさのぐいのみだった。
一瞬欲しいと思ったが、値段が高かったので止めた。
他に980円のぐいのみが何種類かおいてあったが、これはすぐに飽きてしまうような代物であった。
結局何も買わずに店を出、神社に向かった。
神社に向かうにつれ人の数が増えていく。4連休が終った直後なのに意外に人がそれなりにいる。
この神社は知る人ぞ知る結構有名な神社なのか。
神社の付近には、高層とまではいかないが、ホテルや大小さまざまな旅館や土産物屋、食堂などが立ち並んでいた。
しかしホテルなどは古びており、あきらかに昭和の時代に建設されたように見えた。
部屋は畳なのか。
弥彦は交通の不便さもあってか、訪れる人の少なさを物語っているように感じた。
神社の中に入ってみる。中規模の神社という感じか。

私は無宗教で信仰には関心がないが、前の人の真似をしてお辞儀をし、賽銭を投げて手を合わせた。
一応願い事をした。内容は秘密だ。
神社のわきに酒樽がたくさん並べられていた。

神社よりむしろこっちの方に目が引き寄せられた。
こんな気温の高い、直射日光に当たる場所に日本酒を置いておいていいのか。
多分後でたらふく飲むんだろうけど、不味くなっているだろうな。
妙にそんなことを心配してしまった。
帰りにお守りを買った。
「武」という文字の入ったものだ。500円。

他に「草」とか、後は思い出せないが漢字の一文字を縫い付けたものがあったが、この神社に関係の深い神社の名前から一文字取ってお守りにしたとのこと。
いささか戦略的商法の気配を感じないでもなかったが、こういったものは何かの役にたつのだろうか。
神社を出たら道に迷ってしまったが、ほどなくして来たときのルートに復帰し、弥彦駅に向かう。
そして途中で行きに立ち寄った物産店に無意識に吸い込まれるように入っていった。
そしてあの店の奥においてあった、2,050円のぐいのみと再会した。


そして、このぐいのみがどうしても欲しいという気持ちが湧き起こり、しばし葛藤する。
そして誘惑に負けてこのぐいのみを買ってしまった。
今日、このぐいのみで地酒を飲むことにした。
他にも温泉まんじゅうが売られていたが、こういうものを買うよりかはいいだろう。
どうせ温泉まんじゅうなんて、どれも同じようなものだ。
虫歯や歯周病の原因にもなる。
ぐいのみの方がずっといい買い物なのだ(と自分を無理やりに納得させる)。
弥彦駅発15時11分発で三度び吉田駅まで向かう。
ローカル線の旅は結構大変だ。
時刻を上手く計算のうえ、計画しておかないと無駄足を食ってしまう。
吉田に着くと、20分ちょっとの待ち時間で越後線へ乗り換えだ。
柏崎まで行き、柏崎から信越本線に乗り換え、今日の宿泊地である長岡に向かう。
空模様はくもりになってきた。
明日は雨になるに違いない。
吉田駅に着き、12時30分発弥彦行の普通列車、弥彦線に乗車する。


弥彦線は単線。超ローカルとは言えないがローカル線には変わりない。
景色は田んぼが広がる。線路には草が生い茂っている。
弥彦駅まではあっけなく、すぐだった。

駅を出ると駅舎が神社のような造りとなっている。

何か神社とのゆかりを連想させる。
駅そばにあった観光案内板を見ると、歩いて15分程の場所に弥彦神社という比較的大きな神社があることがわかった。
観光地で神社、城、武家屋敷の類は大概つまらないと感じるのであるが、待ち時間が1時間半もあり、途中に観光案内所もあるので、とりあえずその神社へ行ってみようと思った。
(吉田駅で事前の弥彦行の時刻表の確認不足でルート変更したために、弥彦駅周辺散策の時間が新たに生まれた)
観光案内所でパンフレットをもらう。
すぐそばに「パンダ焼き」というこの土地の名物?のお菓子の店があったが、その日は営業していなかった。
少し先に足湯のある休憩所があった。子供連れの何人かの人々が足湯につかっていた。
足湯には入らず、物産店に入り弥彦村の特産品を見て回る。
とりたてて特色あるような郷土品は無い。
強いてあげれば米とまんじゅうくらいか。
店の奥に唯一目を引いたものがあった。陶器だ。
陶器といっても日常使う食器がいくつか置いてあるだけのものであったが、その中で、2,050円のぐいのみに目が行った。
シンプルで素朴なデザインだが、均整のとれた形と大きさのぐいのみだった。
一瞬欲しいと思ったが、値段が高かったので止めた。
他に980円のぐいのみが何種類かおいてあったが、これはすぐに飽きてしまうような代物であった。
結局何も買わずに店を出、神社に向かった。
神社に向かうにつれ人の数が増えていく。4連休が終った直後なのに意外に人がそれなりにいる。
この神社は知る人ぞ知る結構有名な神社なのか。
神社の付近には、高層とまではいかないが、ホテルや大小さまざまな旅館や土産物屋、食堂などが立ち並んでいた。
しかしホテルなどは古びており、あきらかに昭和の時代に建設されたように見えた。
部屋は畳なのか。
弥彦は交通の不便さもあってか、訪れる人の少なさを物語っているように感じた。
神社の中に入ってみる。中規模の神社という感じか。

私は無宗教で信仰には関心がないが、前の人の真似をしてお辞儀をし、賽銭を投げて手を合わせた。
一応願い事をした。内容は秘密だ。
神社のわきに酒樽がたくさん並べられていた。

神社よりむしろこっちの方に目が引き寄せられた。
こんな気温の高い、直射日光に当たる場所に日本酒を置いておいていいのか。
多分後でたらふく飲むんだろうけど、不味くなっているだろうな。
妙にそんなことを心配してしまった。
帰りにお守りを買った。
「武」という文字の入ったものだ。500円。

他に「草」とか、後は思い出せないが漢字の一文字を縫い付けたものがあったが、この神社に関係の深い神社の名前から一文字取ってお守りにしたとのこと。
いささか戦略的商法の気配を感じないでもなかったが、こういったものは何かの役にたつのだろうか。
神社を出たら道に迷ってしまったが、ほどなくして来たときのルートに復帰し、弥彦駅に向かう。
そして途中で行きに立ち寄った物産店に無意識に吸い込まれるように入っていった。
そしてあの店の奥においてあった、2,050円のぐいのみと再会した。


そして、このぐいのみがどうしても欲しいという気持ちが湧き起こり、しばし葛藤する。
そして誘惑に負けてこのぐいのみを買ってしまった。
今日、このぐいのみで地酒を飲むことにした。
他にも温泉まんじゅうが売られていたが、こういうものを買うよりかはいいだろう。
どうせ温泉まんじゅうなんて、どれも同じようなものだ。
虫歯や歯周病の原因にもなる。
ぐいのみの方がずっといい買い物なのだ(と自分を無理やりに納得させる)。
弥彦駅発15時11分発で三度び吉田駅まで向かう。
ローカル線の旅は結構大変だ。
時刻を上手く計算のうえ、計画しておかないと無駄足を食ってしまう。
吉田に着くと、20分ちょっとの待ち時間で越後線へ乗り換えだ。
柏崎まで行き、柏崎から信越本線に乗り換え、今日の宿泊地である長岡に向かう。
空模様はくもりになってきた。
明日は雨になるに違いない。