明日から仕事だ。
8月は忌引き休暇やお盆休みで9日の1日しか仕事に出ていない。
こんなに休んだのはもしかすると就職して初めてかもしれない。
過去を振り返ってみると、30代半ばから今から1年くらい前までは殆ど仕事を休まなかった。
30代半ばから5年間の間、半日休暇を2度しか取らなかったこともあった。
その後も毎年0.5日から長くて1.5日の有給休暇しかとらず、休日出勤もたくさんあった。
平日も常に夜の9時、10時まで仕事をしていた。
今は働き方改革だとかで、こういう働き方をしていると呼び出されて、叱責され、改善を促されるまでに変わった。
確かにRPAの導入などで、機械的事務作業はどんどん自動化されるようになったが、仕事のレベルは昔に比べて総体的には落ちているような気がする。
日本の技術力や品質は明らかに低下してきている。
技術力とか開発力といったものは、時間をかけないと育っていかないし、定時退社のような短い時間で成果を出せるわけがない。
今は昔の人が築いたブランド力で一部の業界(自動車など)は命脈を何とか維持しているが、これも中国や台湾などに追い越されるのは時間の問題だろう。
今かつてないほどの人手不足、就職率の高さ、昇給率の高さであるが、これは復興や五輪の需要増による一時的なもので、かつて日本が高品質、低価格、画期的な製品をじゃんじゃん生みだして、世界市場を席捲していた頃とはまるで様相が異なるのである。
多分五輪が終ったら、景気は落ち込み、1000兆円を超す借金まみれの財政を立て直すために税金は今よりももっと負担が大きくなることは間違いないとみている。
今日本は世界に誇れる製品というものが本当に無い。生みだせていない。
40年前に日本が中国に技術供与や資金援助を開始したとき、インドネシアの首相が「将来必ず、援助先の国が逆に技術力をつけて日本を食いつぶすことになりますよ」と忠告したという。
日本はこの時、いやバブル崩壊後しばらくも、中国や台湾などがまさか技術力をつけて日本を脅かすことになろうとは夢にも思っていなかったに違いない。
中国などの国をなめていたのである。
また日本はお人よしのところがある。
日本の工場に視察にきた外国人に、聞かれもしないことをあえてわざわざ教えてしまう。
そして技術を盗まれ、仕事を奪われてしまう。
中国などの国は絶対にこういうことはしない。
極めて用意周到だ。
日本が高度成長時代にどこにも頼らず自ら開発した技術が、バブル崩壊後にいかに安易に拡散したことか。
「ひさしを貸して母屋を取られる」ということわざがあるが、まさにこれを自ら行ったのが高度経済成長終焉後の日本だった。
本題からかなり反れたが、このブログもしばらく休んでいたものの今日から再開だ。
父の葬式の時に、親戚との会話でブログを書くことについての是非みたいな話題になり、ブログを書くのは自分を主張したい、自分を認めて欲しい、自分に価値を感じたいという人たちの気持ちの現れなんだという意見が出た。
まさにそのとおりであろう。
私自身、そのために書いているようなものだ。
それと付け加えるならば、自分の生活の記録のためである。
後でこの時代にこういうことをしていた、こういう考え方をしたり心境にいたんだ、ということを振り返ることができるからだ。
自分の気持ちを(常識の範囲内という前提条件はあるが)、そのままストレートに書くということは自分にとってはすごくプラスになっている。
考えも整理されるし、自分というものを知るきっかけにもなる。
自己を表現するということは、人間の避けがたい本能であろう。
Youtubeで演奏や歌を披露したり、マンドリンクラブに入って、指揮したり演奏したすることも自己表現したいという本能の現れだろう。
自分の体験や知識を公演で披露したいというのも同じだ。
人間はときに自分に正直になることも大いに大切だ。
自分の気持ちを認めて、責任を持てればよい。
ただ、他人からの反応や評価に過度に依存したり、一喜一憂するのは良くないし注意したい。
あくまでも自分の満足のために表現することがまずは第一優先というスタンスが丁度いい。
葬儀の親戚との会話で、SNSとかLINEで友達作るをすることの是非についても意見が出たが、これはあまりいい感じがしない。
顔がわからない、どんな人なのかも分からない人と安易に友達つくりすることに抵抗があるし、そんなインターネット上の付き合いに膨大な時間を費やされ、自分の生活を逆に支配されてしまうのは辛い。
正直、私はSNSとかLINEというものがどういうものなのか全く分からないし興味もない。
さてようやく本題だが、先日実家に帰ったとき、実家のすぐそばに咲いていた雑草を写してきた。
この白い、小さな雪の結晶体集まりのような花は北海道のいたるところでたくさん咲いていた。
しかし今までこんな花があったなんて全く知らなかった。
なんで写真が縦横逆になってしまうのだろう。