世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

名残桜

2021年04月03日 23時00分36秒 | Weblog
10時に起床。よく寝た。

掃除や洗濯、細々としたことを終え、近所のタイ料理店へ。
今日もパッタイ。米粉を使ったタイ風の焼きそばがマイブーム。
ランチタイムなので飲み物とサラダとスープが付いている。お得。


さっぱりしてるうえ、風味が豊かなので食べ飽きない。



川辺へ桜を見に行った。といってもほぼほぼ散ってしまっていたけれども。



吉熊。今年の桜を覚えておいてね。よく見ておくのよ。


私は飲んじゃうけど!

ベンチに腰掛けて、氷結をグビグビ。
少し冷たい風と曇ったり晴れたりする天気を肴にして30分。

今年も桜の季節が終わっていくな。
この前、お正月を迎えたばかりなのに。
早いよな、本当。
来年の桜も安穏としながら眺められますように。

芝桜も綺麗に咲いていた。手入れ、大変だろうな。お見事。




駅前で一服。
前に住んでいたアパートの方まで歩いてみた。
甘味処で太巻きを、そして顔馴染みのお肉屋さんで焼き鳥を購入。
お肉屋さんの店主は厳つい雰囲気なのだが、声が柔らかくて高くてかわいい。
私を見るや否や、相好を崩す。
「お久しぶりです」と。




帰宅して、「みんなのうた」特集を見ながら晩酌。
放送60周年なのだそうだ。

放送開始60年 「みんなのうた60」プロジェクトスタート!


私が選ぶ「みんなのうた」ベスト3。

1.まっくら森の歌
当時、田舎の小学生だった私が「こんなに美しい世界があるんだ~!!」と衝撃を受けた曲。
歌もアニメも泣きたくなるぐらいに美しい。

2.恋するニワトリ
風見鶏に恋して想像妊娠するニワトリの歌。シュールな内容だけど、明るくてかわいいアニメとマッチしていた。

3.雪祭り
雪深い東北地方の子供達の元気な様子が伝わってくる。そして間奏の和太鼓&シンセの音色、転調でご飯3杯はいける。
いまだに雪が降るとこの歌が頭に舞い降りる。


「ぼくはくま」も「メトロポリタン美術館」も「こだぬきポンポ」も「パプリカ」も好き。
「勇気一つを友にして」のイカロスもトラウマちっくで憎めない。
クマ好きとしては「クマのぬいぐるみ」も外せない。
選びきれないほどの名曲揃いの「みんなのうた」。
60周年、おめでとうございます。


おめでたいといえば、嶽本野ばら先生の新刊がいよいよ出るらしい。
嶽本野ばら先生のブログより。

お姫様と名建築

野ばら先生のことだから、きっとただの建物案内やお姫様の偉人伝にはならないはずだ。
野ばらイズムを感じさせてくれるはず。

大好きな桜の季節が去ってしまうのは寂しいけれど、新刊を待つ楽しみがあるから大丈夫。



上坂浩光監督の「HAYABUSA COMPLETE VERSION」の発売もあるし!!





楽しみの種を前の方に撒きながら、新しい季節も進んでいこう。





タイムトラベルは楽しっ♪

2018年03月18日 22時15分21秒 | Weblog
12時に起床。11時に覚醒していたのだが、1時間ほどまどろんでいた。まどろみ、最高。
食事して掃除して、クリーニング店へ。引っ越してから初めて利用するお店だ。緊張したけれどもとても良い店主だったので安心した。
銀行に行き、ずっとさぼってきた記帳をする。

新宿で乗り換えて、15時半に荻窪に到着。
「みんなのうたの世界展」@杉並アニメーションミュージアムへ。


吹き抜けのシャンデリアが素敵。




昭和製の海馬が疼きまくった。






特に「メトロポリタン美術館」のあの子(本物)に会えたことが今日一番の収穫。🎵タイムトラベルは楽しっ!


大好きな絵の中に閉じ込められたっ♪


幼少期、この天使に憧れをいだいていた。

まさか会えるとは。









7年前、メトロポリタン美術館へ行った時の日記。
2010年08月17日 8/14ニューヨークに触れる




個人的には「まっくら森の歌」が一番好き。
この世界観こそ、私の一番古い「美しいもの」の記憶かもしれない。



まっくら森の原画!!


まっくら森の周辺地図。


そしてシアターみたいなところで上映されていた「おこんじょうるり」。
メトロポリタン美術館の岡本忠成が監督を手掛けた作品。




これが、まさかの涙腺崩壊。
おばあさんに助けらた狐が恩返しに、おばあさんの影武者となって人の病を治す浄瑠璃を歌う。いたこのおばあさんの浄瑠璃は評判になり、殿様の娘の病気も直し大金を手に入れるが、それを奪おうとする村人に教われたおばあさんの身代わりに狐は死んでしまう。

途中から死亡フラグが立ち、くるぞくるぞと思っていたんだけど、自制する間もなく涙のダムが決壊。
民芸品風の土人形の風合があたたかい。


★ぼくはくま
マクマくんの絵コンテなど、ファン必見。




Bonjour! Je m'appelle Kuma.Comment ca va?







★グラスホッパー物語
超絶鬱だったときにこの歌で救われた。
「できるかな」ののっぽさんが出ていて、老バッタが孫バッタへ贈る人生訓を歌ったもの。
たしか、自分、DVDを持っていたはず。




★コンピューターおばあちゃん
昔はそんなに好きじゃなかったんだけど、今聞くとポップでかわいい。
坂本龍一が編曲とプロデュースを手掛けた。






1980年代、萌え。


トレロカモミロは小2のときに運動会で踊った。オレっ!


勇気一つを友にして・・・懐かしい!


イカロスのことは、以前、ブログにも書いた。
2015年06月29日「イカロスの墜落」


森の熊さん、かわゆい!


無料とは思えぬほどボリューミーな催しであった。
面白すぎて2時間ほど滞在してしまった。

荻窪まで来た甲斐があった。
忘れていたものが一気に蘇ってきた。
帰りの電車内で「メトロポリタン美術館」がエンドレスで流れたことは言うまでもない。


イカロスの墜落

2015年06月29日 22時44分22秒 | Weblog
先日一緒に遊んだ大学時代の友人・潤一君はアメリカの西海岸に住んでいる。

「あっちはね、地中海式気候で乾燥しているの。だから日本に帰ってきて、ジメジメしててびっくりしちゃった」
と彼は言っていた。彼の汗をミニタオルで拭う仕草は爽やかである。まるで地中海式仕草である。

地中海式気候、懐かしい。
中学生のとき、地理でやった。

青い海、白い壁・・・地中海といったら真っ先にギリシャを思い浮かべる。当時も今も。




今日は、ギリシャの金融危機で日経平均株価が今年一番の下げ幅を記録した。
株板を眺めながら、一日中、みんなのうたの「勇気一つを友にして」が脳内をジャック。


「むかしギリシャの イカロスは
 ろうで固めた 鳥の羽根
 両手に持って 飛び立った
 雲より高く まだ遠く
 勇気一つを友にして」

という1番の歌詞がずっと脳の襞から離れずに困った。



帰宅後、気になったので歌詞を検索。

3番の歌詞が凄い。

「赤く燃えたつ 太陽に
 ろうで固めた 鳥の羽根
 みるみるとけて まい散った
 つばさうばわれ イカロスは
 墜ちて生命を 失った」

小学校の音楽の時間に歌っていたときから、その悲惨さは陰鬱なメロディーと共にほんのりと感じていたつもりだったが、改めて読んでみると、けっこう残酷である。


4番の歌詞でイカロス、英雄に昇格。

「だけどぼくらは イカロスの
 鉄の勇気を 受けついで
 明日へ向かい 飛び立った
 ぼくらは強く 生きて行く
 勇気一つを友にして」

すっげー。「鉄の勇気」だぜ?

ちなみにギリシャ神話ではイカロスは調子に乗りすぎて死んだアホっていう扱い。


ブリューゲルの「イカロスの墜落」


右の方で片足を出して溺れているのがイカロス。
「太陽に近づくなんてやめとけ」
という父の忠告に耳を傾けず、「みんなに注目されたいし、俺」と飛んで命を失ったイカロス。

他の登場人物なんて溺れているイカロスなんかに目も向けずに仕事をしている。
「あいつ・・・プゲラw 見なかったことにしようぜ」
といった具合に。もうね、全力でスルーしてっから。


鳥人間コンテストなんてあるぐらいだから、昔から空を飛ぶことに対し、人は憧れを抱いていたのだろう。

明日の金融市場も大いに荒れるのだろうなあ。
株価も墜落しませんように。


「空と宇宙展-飛べ!100年の夢」

2010年11月03日 20時19分59秒 | Weblog
「空、飛びたいなあ」…秋になり、空が高くなるといつもそう思う。そんな思いは昔の人の心にもあったらしい。

昨夜はよく寝たせいか、風邪の症状がおさまった。なので、午後から国立科学博物館に行ってきた。
いつも上野に行くときはたいてい雨や曇りなのだが、今日は晴れていた。
木々が少し色づいていて綺麗!


博物館の前のくじら。
迫力満点。


「空と宇宙展-飛べ!100年の夢」この夏、私を魅了した、小惑星探査機はやぶさ!!!!!


今日は水曜日でレディスデーが適用され、少し安めに入れた。しかし、女性客は少なく、いかにも機械や飛行機が好きという感じの殿方が多く来ていた。写真撮影可だったので、そんな殿方たちは、良さげなカメラでパシャパシャと撮影をしていた。
正直、私は機械や飛行機についてよく知らない。いまだに車がなぜ走るのか、飛行機がなぜ飛ぶのか、不思議に思う。

今日の展示。前半はマニアックでよく分からなかった。
こんな飛行機がたくさん展示してあった。


飛鳥


吉熊は、この飛行機が好きらしい。


神風


JAXA 静粛超音速研究機模型
スタイリッシュ!!


天井からぶら下がっている飛行機は電健号。
戦後7年間続いた航空禁止令が解除された直後、平和な日本の空を飛んだ、最初のグライダーである。


一式戦闘機・隼のタイヤ(実物)


日野熊蔵のコーナー
名前が良いではないか。
熊蔵!!!!
彼は、明治43年、操縦技術習得のためフランスへ留学した。


動物のりもの大会
明治から大正の頃の絵本にも、すでに飛行機などが登場していた。


他にもエンジン?と思しき物体が展示してあったがハテナ???だったので割愛。


後半は、私の大好きな小惑星探査機はやぶさ関連が展示されていた。これが目的だったと言っても過言ではない。
はやぶさの実物大模型の背後には宇宙ヨット・イカロスのキラキラした帆が!
華麗なる兄弟愛!


はやぶさが持ち帰ってきたカプセルも特別展示されていた(11/7まで展示)。
インスツルメントモジュール、搭載電子機器部、マラシュート、エンジニアリングモデルの展示。
相模原、お台場に引き続き、今回で3回目の見学。
「また会えたね」と、恍惚の表情を浮かべて呟いている私。
いつ見てもロマンを感じる。
これが3億キロ離れたイトカワから帰ってきたのか…って。
つい真剣に見てしまい、アホ面を呈してしまう。
カプセルは私のアホ面を見て、「またこいつ来たのかよ」と思っているのかもしれない。

カプセルが展示されたブースを出た右側には、はやぶさが帰還したときのビーコン音を再現した機械があった。さっきからピコピコと鳴っていたのはこれだったのか。可愛い鳴き声。




一瞬、株のチャートかと思った。

ウーメラ砂漠でのカプセル回収に使用された電波方向探査システム


はやぶさ日誌
12/8に「行方不明になる」って赤字で記載してある。


イカロス
イカ坊~。
帆は、髪の毛の太さの10分の1の薄さしか無い。

他にも、金星探査機「あかつき」、準天頂衛星「みちびき」などの展示があった。

なんとも難しい展示会だった。
でもまあ、はやぶさにも会えたし、満足。
科学館の他の施設は、時間の関係でちょろっとしか見られず。




外に出ると、もうすっかり暗くなっていた。
吸い込まれそうになるぐらい、透明度の高い秋の空。



週の半ばにある休日って、やはり有難い。
すっかりリフレッシュできた。

今週もあと二日。
早く風邪を治そう!

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愛しいあなたのもとへ

2010年07月31日 20時26分10秒 | Weblog
愛しいあなたのもとへ向かう。
世界中が私たちを祝福してくれているかのような眩しい夏の朝に。
「今、会いに行きます」
そう小田急線の中で何度も反芻しながら、あなたを想う。

…ということで行ってきた。

はやぶさカプセル公開@相模原市博物館

淵野辺駅に9時に到着。右手に列ができているのを発見。無料バスを待つ人の列だ。覚悟の上だったのだが、暫しボーゼン。mixiのはやぶさコミュニティの情報で、歩いてもそんなに苦ではないということを知ったので歩いて行くことにした。
私の他に大勢の人がメッカを目指すイスラム教徒のように博物館まで歩いていたので迷わなかった。15分くらい歩いただろうか。
博物館への列は長すぎて折り返している上、博物館の隣の森を一周。
そしてなんと向かい側のJAXA相模原キャンパスの奥地まで伸びていた。
「只今3時間待ちです」
のアナウンスを聞きながら最後尾へと並ぶ。

そこで素敵な同士3人に巡りあった。

Aさん(50歳代男性。某大手メーカー勤務の技術屋さん。千葉県から来たらしい)

Bさん(50歳代女性。上品な方だった。家族4人の名をターゲットマーカーに載せるぐらいの宇宙ファン)

Cさん(60歳代女性。やけに気が合った。私と同じ栃木県出身で話が盛り上がる。嫁の尻にひかれている息子を案じていた)

4人ではやぶさの素晴らしさを語った。
世代を越えた不思議な会話。
いつの間にか連帯感が芽生えていた。
疲れたら程よく休み、また誰かが喋りだし、爆笑。
2時間30分の待ち時間があっという間に感じられた。
これもはやぶさがくれた縁だ。
ありがとう、はやぶさ。




列は森を一周。


ミストが放出される扇風機。
これがまた気持ち良かった~。


展示室には

パラシュート
インスツルメントモジュール
搭載電子機械部
エンジニアリングモデル
背面ヒートシールド
前面ヒートシールド

が展示されていた。

厳重な警備のもと、愛しいはやぶさの忘れ形見・カプセルがあった。
なんか、今は亡き恋人の子供を見るような変な気持ち。

最初に、カプセルを大地に届けたパラシュート。
雨合羽みたいな素材っぽかった。

カプセルの外部はだいぶ焦げていて、大気圏突入時の温度の高さを感じた。
「熱かったね…苦しかったね。頑張ったね」
7年間60億キロの旅をしてきたカプセルに私は呟いていた。
同時に込み上げてくるものを我慢するのに精一杯だった。
油断していると目から汁が出てきてしまう。

「立ち止まらないでください」
という係員の声に急かされるように歩きながらの鑑賞。

その間2分。

それでもあのはやぶさのカプセルと私の間に何もないという状況に興奮した。
胸の高鳴りが凄かった。
2時間30分並んだ甲斐があった。

出会った同士の皆さんに挨拶をして別れ、博物館の展示物などを観た。


隕石に触ってみた。


これぞまさしく「世界の中心で吉熊が叫ぶ」


泣ける寄せ書き。


隣のJAXAへ。




誇らしく聳える実物大のはやぶさを舐めるようにして見た。
意外と大きいのな、はやぶさ。








イオンエンジン、萌え。















吉熊&はやぶさ、2ショット。



「ミネルバはどれですか?」
「ターゲットマーカーはどれですか?」
こんな私の拙い質問にもちゃんと解説してくれたJAXAの人。優しい。


はやぶさ帰還までの日めくりカレンダー。


はやぶさ帰還まで使用していたホワイトボード。




ミネルバ、君は今ごろどこにいるのだろう。忘れてないからね。


はやぶさ君の弟・イカ坊ことイカロス君も可愛い。


外にはM-V-2ロケット。



はやぶさグッズを購入。
はやぶさ君のバッジは来月のニューヨーク旅行のお守りにするつもり。


マグカップ
可愛い。
大切に使用しよう。


絵はがきは永久保存。
アイドルのブロマイドみたい。


はやぶさ煎餅
もったいなくて食べられない。



色々な資料を留めるバインダーとトートバッグ、そしてJAXAの冊子をもらった。


はやぶさ三昧な一日。
どうにも止まらないはやぶさへの愛を再確認した。



昨日と今日、この二日間での来場者数は、30~31日の2日間で計3万人に上ったらしい。

はやぶさカプセル、30日から公開


「はやぶさ」カプセル公開、2000人行列


NASA DC-8 Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry はやぶさ


今日は物凄く暑かった。
足は棒のようになってしまい、だいぶ疲れたのだが、意識が高ぶっていて眠れない予感…。

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若者と大人のあいだ

2010年05月06日 22時38分15秒 | Weblog
休み明け。今日は朝から暑かった。
そんな中、全体朝礼。月初の朝礼なので、社長のお話を聞く。
録音テープを聴きながら彼の話したことを文章化するのは私の仕事なのだが、今日は短くて楽チンだった。

連休明けの市場は大混乱。初っ端から日経平均株価が300円超安だったので、前場だけで数回、お偉いさん達に株価メールを送信。

5月6日15時4分配信 産経新聞
ゴールデンウイーク明け6日の東京株式市場は、連休中にギリシャ危機の拡大で、ニューヨーク株式市場などが大幅に下落したことを受け、日経平均株価の終値は、4月30日終値比361円71銭安の1万0695円69銭と急反落。3月11日以来2カ月ぶりとなる1万600円台の安値を付けた。

ギリシャったら「イカロス」しか思い浮かばない…。
NHK「みんなのうた」の「勇気一つを友にして」。
なんか大変なことが起こっているっぽい。ギリシャ。

今日は調子が出ない。
よく考えてみたら、昨日までの4日間は好きなだけ煙草を吸えていた。
久々の出勤日である今日は、体が昨日までのように多くのニコチンを欲してしまい、宥めるのに一苦労だった。
仕事がひと段落するたびに体が「吸いたい…吸いたい」と疼く。
昼休みを告げる鐘と同時に喫煙所へダッシュ!!!!!


午後、来客中の吉熊上司に電話連絡メモを社内メールで送信。
読んだ吉熊上司は
「あのさ。…訛ってたよ」
と爆笑。
「ちなみに…」を「つなみに…」と打ってしまったようだ。
恥ずかしい。とほほ。

帰宅後、「日本の、これから」を観た。
討論番組は嫌いなのだが、この番組は司会の三宅アナウンサーが頑張っているから好き。

本日のテーマは「草食系で何が悪い 若者と語るニッポンの未来」

期待していたのだが、大人たちの若者叩きに嫌気がさしてしまった。
そもそも「今の若者たちは覇気がない。だからダメなんだ」という視点から番組が作られているのがまずかった。若者VS大人という敵対関係が出来上がってしまっていて議論にならなかった。特に室井祐月のヒステリックな様子は何なのだろう。

今の若者たち…
「別に出世したくない」
「別にお金ほしくない」
「会社が終わったら早く帰宅したい」

いいじゃないか。
本当、何がいけないのだろう。

今の多くの若者は生まれたときから衣食住が整っていた。だから貪欲に何かを求めるっていう意識が低いのは仕方がないことだと思う。バブル期に皆が欲しがった車やブランド品が、個人の生き方に対応し、細分化、多様化してきただけで、今の若者だってけっこう欲しいものは買っているような気がする。
うちの部署のタイスケくん(26歳)は典型的な都会の草食系男子だ。普段からクールでスタイリッシュだが、自分が欲するものに対してはかなり貪欲だし好奇心旺盛だ。
それでいいじゃないか。

右肩上がりの日本は終わった。
それに順応している現代の若者たち。
大人たちが歯がゆくなるのはわかるが、若者の意見を尊重して理解するのも同じ社会に生きるためには必要なことなのではないだろうか。

32歳。
若者と大人のあいだで揺れ動く私は思ったのだった。
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眠れない私はつれづれに わかれうた今夜も口ずさむ

2008年02月07日 23時01分01秒 | Weblog
ソロカラオケ大会。
説明しよう。
ソロカラオケ大会とは、当社の秘密結社で行われるカラオケ大会である。
受付を別々に済ませ、互いの部屋に散らばり歌うのである。
一人当たりの歌える曲数が多く、かなり合理的である。また、飽きたら他の人の部屋に乱入することもできるという、一人カラオケ初心者には心強いメリットがある。
ちなみに、私は普段から純正のソロカラオケユーザーである。週に一度ぐらいはソロカラオケをしている。

姐さん2人、殿方先輩、2人。

歌に熱中するあまり、互いの部屋への乱入はあまりなかった。

私は、急に入室されても引かれないように、ナウい曲を選曲し、キメ顔で歌っていたのに…

誰 も 来 な か っ た


終盤、キメ顔キメ歌をするのに疲れた私は、みんなのうたの「勇気一つを友にして」を大熱唱。しかも泣いていた。泣きすぎた。

ギリシアのイカロスが蝋で固めた鳥の羽で空を飛ぼうと決めて実行。しかし、蝋が太陽の熱で溶けてしまい、羽は無惨にも舞い散る。落ちて命を失うイカロス。だけど僕らはイカロスの鉄の勇気を受け継いで、明日に向かっていかにゃ…という歌詞。

わ~ん。悲しいっ!切ない!

続いて、中島みゆきの「わかれうた」を静かに熱唱。

眠れない私はつれづれに
わかれうた今夜も口ずさむ…


眠れないといえば、最近、早朝覚醒が本当に酷い。
パキシルの服用を夜から朝にしよう。
パキシルを飲むようになってから、昼間、頭の回転が良い。
メリットもあればデメリットもある。

薬って、人生みたいじゃないの。
…歌いながらそんなことを考えていたら、殿方先輩乱入。

今まで一緒に飲んだことがない人と歌い合う。
互いにあの会社に入社していなければ、出会わなかった…そう考えると、人と人の出会いって、本当に奇跡なんだなぁ…酔った頭でそう感じた。


明日は仕事の集大成を表す日。

今日のソロカラオケ大会は、前夜祭ということだろうか。

あー。
歌いすぎた。

今夜はよく眠れそう!
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