世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

マニキュアが乾くまで

2017年05月22日 11時21分22秒 | Weblog
帰宅後、マニキュアを塗りなおした。
甘皮処理、表面にやすりをかける、形を整える、ベースコート、マニキュア2度塗り、トップコート。
1時間ほどかかる作業だ。


どんぐりブレスレットが映える!!




インテグレートグレイシィ ローズ331番。
なかなか発色がいい。


ふと、学校の先生のネイル事情について考えてみた。
高校や中学の先生をやっている友人たちは、普段、どんなマニキュアをしているのだろう、と。
私の親戚には先生が多いのだが、いずれも年配でマニキュアのマの字もない。

小学校1年生の時に教育実習の学生が来た。
とても優しい女子大生だった。
担任のI島先生とも、まして母親とも違う、ナウでヤング、そしてフレッシュな色香があった。
(こう書くと当時32歳だった母、及び母と同性代だったI島先生に失礼なのだが)

名前は忘れてしまったけれども、セミロングの髪に花柄のスカートで当時の女子大生っぽいコーディネートだったのを覚えている。
清潔感があり、花に喩えるとカスミソウのような女性だった。

お昼休みに女子たちは実習生の先生を囲んでお喋りをしていた。
彼女の爪が桜貝のような色に染まっていて、みんなで「先生、きれー」と騒いだ。
先生は少しはにかんでいた。
当時私の周囲にはマニキュアをしている人物はいなかった。
母がマニキュア嫌いで、その理由が「爪が呼吸できなくて苦しそうだから」という、自己のアイデンティティと爪が一体化しているという摩訶不思議な理由を以ってしてマニキュアを拒絶。
子供心に理解できなかった。
同時に大人になったら実習生の先生のようにマニキュアをしたいと思った。

実習最後の日、お別れ会をした。
実習生の先生は挨拶をした際に大泣きをし、児童である我々も涙目になった。
もう30年以上も前のことなのに、何の前触れもなく教育実習の先生のことを思い出した。

気付いたら、マニキュアはすっかり乾いて、爪先が薔薇色に光っていた。


お昼ごはんはヒレカツ弁当。
お腹いっぱい。





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