世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

中学生の時に思い描いていた大人のクリスマスについて

2011年11月25日 22時50分49秒 | Weblog
だいたい、あの時代はバブルがはじけてしまっていたけれども、そこそこ元気だったわけ。
だから当時のトレンディドラマっつーのは、色恋沙汰もキラキラ光っていたんである。
特に、クリスマスシーズンものな。
あれはヤバいよな。
「逢いたい時にあなたはいない」「あしたがあるから」「クリスマス・イヴ」、ちょっと遅れて「29歳のクリスマス」とか。
てか、「逢いたい時にあなたはいない」…逢いたくないときはどうなんだろって思っちゃう私は負け組。

ドラマだけではない。
JRのシンデレラエキスプレスのCMなんか、元気も元気。
牧瀬里穂が東京駅を走り回っちゃうぐらい元気。
そう、雨は夜更けすぎに雪へと変わっちゃうぐらい元気なんである。

雪がちらつくオフィス街。
クリスマスのネオンが滲んで見えるのは涙のせい?
あの人は来るの…?
遅いな。帰っちゃうからね。
「メリークリスマス!ごめん。待った?」
振り向かなくてもその声の主が誰だか私には分かるんだから。
「メリークリスマス!」

ってか?


そんなマスメディアに触れ、中学生だった私は思ったものである。
「亮子もいずれ、東京であんなふうにドラマみたいなクリスマスを送るんだー」

送るんだー
送るんだー…


だからね、何が言いたいかっつーとな、アレだ。
中学生の時に思い描いていたクリスマスは幻だったということだ。
少なくとも私の半径10メートル以内ではそういう事象は発生しなかった。この11年。


私のいる業界。
12月は一番の繁忙期。
当然、公休日が少ない。
入社前、そんなことは誰も教えてくれなかった。
12月…数少ない休みの日は当然寝て終わる。

たまに販売応援に行き、店内でエンドレスでかかっているマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を聴くと吐き気を催す。高音が大脳新皮質に打撃を与えるんである。

クリスマスの日は大概疲れがピークにきている。

疲れすぎちゃって、29歳のクリスマスイブは、たしか同僚のO主任とチキンを食しながらカラオケで「千の風になって」を熱唱しながら自身たちが千の風になっていた。


でもよく考えてみると、もしあのドラマの主人公たちのような境遇でも、私は積極的に恋愛をしていただろうか。
いや、していないと思う。
彼氏とラブラブのクリスマスよりも、「リア充爆発しろ!」と心の中で露悪的に思ったり、カラオケで千の風になっちゃっている方が自分らしい。


憧れと現実の差は、もしかすると自分自身が作り出したものなのかもしれない。
コンビニで流れていた「遠い街のどこかで…」を聴きながら、そんなことを思った。

逢いたい時にあなたはいない-ED



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3 コメント

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Unknown (どーも)
2011-11-25 23:46:41
クリスマスなんて祝う意味ないです!メリー天皇誕生日!
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今年は (安藤SGR)
2011-11-26 17:46:59
曜日のタイミングが巧みですな。
たぶん、病院も休みで寝て曜日です。
りょうこっこさんも薬切れにならぬようにお気をつけて。

勤務時間簿を印刷したら、年末の休みを塗りつぶすのを忘れて紙をムダ遣い(~_~;)
12月は大きな稼働もなく飲み会をこなしていきます。
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Unknown (亮子&吉熊)
2011-11-27 00:15:55
どーも殿

>クリスマスなんて祝う意味ないです!メリー天皇誕生日!

激しく同意です!
メリー天皇誕生日!



安藤SGR殿

>曜日のタイミングが巧みですな。

凄い並びですよね。

>たぶん、病院も休みで寝て曜日です。
りょうこっこさんも薬切れにならぬようにお気をつけて。

本当ですね。
これだけは本当に気をつけないとですよね。

>勤務時間簿を印刷したら、年末の休みを塗りつぶすのを忘れて紙をムダ遣い(~_~;)
12月は大きな稼働もなく飲み会をこなしていきます。

紙の無駄遣いはよくあります…私も。
エコの対極!
地球、ごめん。

12月の飲み会、頑張ってください!
飲みレポ、楽しみにしています★
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