世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

読者としての勲章

2020年03月25日 23時20分22秒 | Weblog
頬のシミを消す絶好の機会ではないのだろうか。
そう毎朝思っている。
マスクを着用しながら、マンションのエレベーターの鏡の中の自分に問うことを、ここ数日行っている。
こんなに長期間マスクを着用していたことがかつてあっただろうか(いや、ない)。
頬にあるシミをレーザーで焼くことを以前よりずっと考えていたが、術後に日にさらしてはいけない(=マスクを着用)が億劫で後回しにしていた。
でも今だったらずっとマスクをしているので、これはチャンスなんじゃないの?と。
まだ具体的なことを調べてないので、やるやらないは決めてないのだが。

マスクの内側に華原朋美さんのツアーグッズである練り香水をほんの少しつけることも、ここ最近のルーティンだ。
こうすると一日中いい香りを楽しむことができる。

あと、前々回の心療内科でクマ医師にも言ったのだが、マスクを着用すると表情を作らなくていいので楽だ。
思ったことをズバズバと言えるので少しだけ強くなったような気がする。
そうか。アクションヒーローがマスクを装着している意味が分かったぞ。

ただ、表情筋がだいぶ衰える(=フェイスラインのたるみ)という懸念もあるので、寝る前のかっさマッサージは欠かさないようにしようと思う。


昼休みは青空&桜のコンビネーションを見に、会社の隣の公園へ。


浮世離れした視覚的快楽。




夕食は餃子。


今日は夕方、肉体労働(制服の試着会準備)をしたのでお腹が空きっぷりが激しかった。
秒で完食。

志村けんさんのコロナの件で同窓会LINEがわちゃわちゃ。
物心つくころから、ドリフターズで育った私。
父も「全員集合」が大好きで、土曜日の夜は家族でドリフのコントで笑い転げていた。
志村さんの回復を願わずにはいられない。

暗いニュースばかりなのでマニキュアを桜色に染めた。

ちょっとだけ心が華やぐ。



華やぐとはまた違うのだけれども、嶽本野ばら先生の文章を読むと心が落ち着く。
昨晩、肌の手入れを終え、布団に横になったら野ばら先生のブログがアップされているのに気づいた。
読む。

2020-03-24 病院の謳

以下抜粋



健康な人はこんな出逢いをしない。
そもそもが
精神を病んでいるから
文章を書くことを
していて
精神を病んだ
(その中でも特に変な)人が
僕の文章に勇気づけられる。




読んだ後、涙で化粧水が流れ落ちた。
精神科の主治医との遣り取り、別れが、独特な切なさ全開で描かれている。
行間から、診察室の明るさやにおい、主治医の口調までもがはっきりと伝わってくる。

目隠しされて(作者名を伏せられて)、野ばら先生の文章を読んでも、私は「これ、野ばら先生の文章じゃね?」って気付ける自信がある。
仮令、昨日のブログを野ばら先生の文章だと思わずに読んでも、私はきっと泣いただろう。
文章を紡ぎだす側、読む側がそれぞれの心の奥底で頑丈な絆で結ばれているのを野ばら先生とだったら感じることができる。


それにしても、読者を
「精神を病んだ
(その中でも特に変な)人」
と言っちゃうところが野ばら先生らしい。


でも、いいや。
野ばら先生の変な人認定されることは、読者にとっての勲章なのだから。

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