世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

戯言

2015年07月16日 23時17分37秒 | Weblog
「下妻物語」原作者に懲役2年6カ月、執行猶予5年判決 東京地裁
(07/15 18:44)


まず、やはり「下妻物語」なんだな、と思った。
春に逮捕されたとき、どの報道でも「下妻物語の」という冠が嶽本先生についていた。
映画化もされたし、「下妻物語」が有名なことには異論はないけど、個人的には「カフェー小品集」「十四歳の遠距離恋愛」「タイマ」推し。特に「カフェー小品集」は死ぬときに棺に入れて欲しい。あの小説を片手にし、作品に登場する喫茶店を訪れるのが趣味だったときもある。何度も何度も読んだ。

勿論、「下妻物語」も大好きでロケ地巡礼をしたぐらい好きなのだが。


そして嶽本先生の風貌の変化に驚愕。
髪型に執着はないとブログで書かれていたのは知っていた。
最近のサイン会でお会いした際にはドレッドヘアだったのだが、このニュースでは坊主である。
超個人的なことなのだが、殿方の髪型での坊主は生理的に苦手だったりする・・・。


今は京都のご実家に帰られて、お母様と妹さんとで暮らしていらっしゃるもよう。
執筆活動は続けるとのことだが、もう東京ではサイン会を開催しないのだろうか。カロリーメイトを持参して贈呈していた身としてはとても悲しい。

逮捕後、ずっと考えていたことがある。
危険ドラッグで精神を屹立しないと、あのような作風は生み出せないのだろうか、と。
読んでいて、この一行を生み出すための苦悩はいかほどだったろうか?命を削っているよな、と思うことは多々あった。
でも読者である私は無責任なもので、読了後、「嗚呼、面白かった。また早く出ないかな」と思い、次の瞬間には日常の世界に戻ってしまう。作家の苦悩をスルーして期待ばかりを募らせていたことに気付く。

ドラッグなしで嶽本先生が書きたいものを書けるのがベストなのだと思う。
喩え、「下妻物語の」という冠が似合わなくても。
今は嶽本先生ご自身の「命」を大切にしていただきたいと思うのは、やはり無責任な読者の戯言なのだろうか。



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2 コメント

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思い。 (ステイサム)
2015-07-18 00:42:13
亮子さま。

野ばら先生のニュースを亮子さま。のブログで知り、動画ニュースを見ました。
野ばら先生の、申し訳なさいっぱいに手を合わせる姿に胸が痛いです。
今、願うのは、野ばら先生に心身ともにしっかりと養生なさってほしい、それだけです。

・・野ばら先生の作品を好きになってしまった以上、やはり新作を待ちたいです。どんなに時が経っても待ちたいです。ゆっくりでいいので待ちたいです。

亮子さま。の野ばら先生を思うお気持ちに涙してしまいました。何度も何度も読ませていただきました。

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ウィ・シャル・オーバーカーム、サァームデエエエエエ~ィ (亮子&吉熊)
2015-07-18 13:57:45
ステイサム殿


もう、金脈の「ウィ・シャル・オーバーカーム、サァームデエエエエエ~ィ」を歌って差し上げたい気持ちでいっぱいです。

>ゆっくりでいいので待ちたいです。

本当に。私ものんびりと待ちたいです。

>亮子さま。の野ばら先生を思うお気持ちに涙してしまいました。何度も何度も読ませていただきました。

酔っ払ったまま、勢いで書いてしまって全然まとまっていなくてすいません。そして分かってくださって、ありがとうございます。


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