世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

星たちの予感

2005年12月01日 22時44分37秒 | Weblog
♪12月の星座が一番素敵だと 僕をドライブへと誘った
 車のサンルーフから星をよく眺めたね
 君はよく歌っていたね

なんて歌がある。(TM NETWORK「STILL LOVE HER」)

星が綺麗な季節になった。
大気汚染が進むここ東京でも、冬の大三角形ぐらいはうっすら見られる。

栃木にいた頃、冬になると星座早見板(←小学五年生のときの教材)を片手に、
いつもベランダで星を眺めたものだ。
まるでプラネタリウムにいるのかと錯覚するぐらい、たくさんの星座を観賞できた。
オリオン座の股間付近にある、M42星雲も肉眼で確認できたと記憶している。

「あっ、今夜は星が出ているよ。」
「夜なんだからあたりまえじゃん。」
「東京で星が見えるなんて珍しいんだからね!一つ持って帰りたいな~。」
東京ラブストーリーでのリカとカンチの会話(@表参道駅の階段付近)にも見られるように、膜で覆われている東京上空に栃木のような星空を期待するのは無駄なことである。

しかし、私は東京の星空も好きだ。
一生懸命、輝いているから。

結果重視、努力の過程なんて糞以下だ。
そんな世界に疑問を抱きながら生きる身としては、健気な東京の星たちの輝きを無視することはできない。
むしろ「自分」を持った友達だと認識しているぐらい、大切な存在だ。

ネオンに飲まれ、立ち止まって眺めてもらえない。
しかし、周囲の評判を気にするより、今すべきことを的確に見い出せて、自ら光を放つことを辞めない、そんなしっかりとした友達。

上京してからできた私の大切な友達である。


何億年も前に放たれた光が、今、私を照らす。

星たちは、そのことを予感していたのだろうか。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
« 2005年 47点(?) | トップ | 紅葉の簪 柘の櫛 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
座布団5枚!! (autan)
2005-12-01 23:31:27
そっかー、あまり見えないだけに、そういうふうに星をみるって、いいですねー。見られることがなくても、あっても、輝いてるってのが大切なのね。そうやって、空のきれいなところで満天の星をみると、また感動もひとしおになりますねー。
返信する
 (katz)
2005-12-02 13:19:13
実家に帰ると、凄い星空に驚きます。

さすが栃木の田園地帯。



お互いが知らないもの同士なのに、

一つの星座って形をつくる、

都会ってそういうところかもしれませんね。



(都会の「と」の字もない所に住んでる私ですが・・・)
返信する
★☆★☆ (亮子&吉熊)
2005-12-03 01:19:47
autan殿



こんばんは。

座布団、5枚もいただいてしまいまして恐縮でごわす。

正月、実家にて満天の星空を堪能してきます。

上京する前は当たり前だった強い星の輝きが、恵まれたものだったんだ…と上京してから知りました。

人が見ていなくても手を抜かないって、簡単そうでいてなかなか困難です…。





katz殿

栃木の星って、キレイだよね☆

やっぱ、平野だからかな?

星って、自分が何座に所属しているのか知っているかのように、規則正しいよね。



katz殿の「都会における人間関係と星座」論、亮子は感動したぞ!







返信する
くくく(^_^) (autan)
2005-12-03 02:33:24
 僕は、人に注目されると、やる気をなくす、人がみてないと、せっせとやる、という偏屈なのです(笑) それって、ボーダーですよ、っていわれれば、身もふたもないけど(爆)

返信する
(^_^) ))) (亮子&吉熊)
2005-12-05 02:12:51
autan殿



そうなんですか。

私は人が見ていないと、やる気が出ません…。

返信する
素直に (autan)
2005-12-05 23:59:00
健全です。いいな。
返信する
反面 (亮子&吉熊)
2005-12-07 00:03:14
autan殿

しかし、反面「人が見ていないとサボる」んです…。

返信する
もちろん (autan)
2005-12-07 22:10:26
それも含めて、健全なのです。

素直に、いいな、と思います。へそまがり、死ぬまでなおりません(自慢にも、自負にもならないのです。自分でも損だなと思う。ボーダーです(笑))
返信する