世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

1/27 奈良2日目

2020年01月30日 23時59分16秒 | Weblog
1/27
ホテルをチェックアウトし、荷物を預ける。
今日は薬師寺へ。
天気は雨。さすが雨女。
まず駅前からバスに乗ろうと思ったのだが、ここで盛大に間違えて時間を大幅にロス。
Googleで提示されているのりばではなかった。
でもなんとか頑張って11時半に「薬師寺駐車場」で下車。
念願の薬師寺に上陸を果たした。

ここへは何としても来たかった。
12年前に上野の博物館に来た薬師寺の「日光菩薩」「月光菩薩」をどうしても見たかったのである。

2008年4月29日 はじめての二人旅


当時私は今よりも精神状態が悪かった。強迫性障害で外出後に火の元が気になってしまい、外出が困難な状況にあった。パキシルとか飲んでいた。
そんな中で拝んだ「日光菩薩」「月光菩薩」に救われた記憶が濃厚に残っている。一言、彼らにお礼を言いたかった。
孫太郎稲荷神社を通過。






そして受付で料金を払い、境内に入場。
広い!!
平日だったので人が少ない。




門をくぐり、前方に見える金堂を見る。


暗い堂内にいらっしゃる薬師如来、そして左右を固める「日光菩薩」「月光菩薩」をうっすらと確認。
歩みが、気づくと小走りになっていた。
12年ぶりの再会!
初見の薬師如来の荘厳な様子も圧巻だったが、やはり「日光菩薩」「月光菩薩」両氏の曲線を生かしたフォルムに目が釘付けになる。すべてを包み込むような表情も変わらない。12年前、この清らかな様子に私は救われたのだ。あの時同様、そっと手を合わせる。
「ありがとうございます」

※堂内の写真は借り物です。




如来さまの台座の模様もペルシャなどの異文化を取り入れていて斬新で素敵だった。


堂内でお守りを求めた。健康祈願。

西門。



「凍える音楽」と喩えられた東塔。
工事中。



奈良時代初期(730年)に建造された姿のまま。
各層の下には裳階(もこし)と呼ばれる見せかけの屋根が付いている。
ちっちゃくて、かわいらしい佇まい。教科書で見たまんま。
薬師寺は天武天皇が持統天皇の病気平癒を発願した愛のかたち。
あたたい思いが詰まっているのが寺だった。




梅が咲き始めだった。




水仙。


乙女椿。


資料館みたいなコーナーは「千年の釘」が展示されていた。

光村図書出版小学5年国語教科書「千年の釘にいどむ」で紹介された白鳳時代の釘や復元された和釘。


来てよかった、薬師寺。


西ノ京駅から近鉄奈良駅に向かうが、ここでもうっかりミス。
乗り換えを忘れてしまった。
やっとの思いで近鉄奈良駅に着くが、けっこう大雨。


パチンコ屋さんで煙草を吸いながら、スマホと地図で方向確認。

「そうだ、春日大社に行こう」と奈良公園の鹿と戯れながら思いつく。
鹿は人懐っこくてかわいい。
でも鹿せんべいを持っていないとガン無視される。

鹿さんハーレム。


中学時代の修学旅行で行った春日大社。
参道では足の泥濘が気になったが、鬱蒼と茂った緑と雨もヒーリング効果抜群でよかった。


時間がないので中には入れず。






首を振る鹿さん。餌をおねだりしているのかな。

鹿「ギブミーしかせんべい」


JR奈良駅まで徒歩30分。
タクシーを使おうかとも思ったのだが、もったいないので気合で歩いた。
てか、母ヨーコたんから奈良漬けを買ってきてほしいと言われたので、少し歩きたかったのである。
雨は次第に強くなり、全身ずぶ濡れに・・・。
もう嫌だ~!と思いつつ、前方を見ると、「奈良漬け 今西本店」との文字が。

恐る恐る入店し、店員さんおすすめのウリの奈良漬けを買ってみた。
後程、母に確認したらお望み通りのもので安心した。


駅前の「平宗」さんで柿の葉寿司(季節限定のやつ)を購入。
ホテルのロビーで食べた。秒で完食。うますぎだろ、これ。




15:23の奈良駅発で京都を目指す。
さよなら、奈良。

京都駅でお土産を購入し、喫煙所で煙草を吸い、17:05のこだまで帰京。

来るときとは違って外は真っ暗なので、ちょっとだけ飽きた。
でも好きだな、こだま。のんびりしてて、私みたい。


21時過ぎに帰宅した。

1年半ぶりの京都、7年ぶりの奈良を大いに楽しめた。
野ばら先生にも会えたし!!

またお金貯めてどこかに行きたい。

コメント (2)

やっと

2020年01月30日 23時58分31秒 | Weblog
やっと旅ブログ完成。

夕食は一口ひれかつ。




衣がサクサクしてて美味なり。

さ、髪を乾かして寝よう。