世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

かわいくて切ない世界

2019年02月26日 22時07分19秒 | Weblog
先日から毎週振り当てられている「火曜日のお仕事」。
大好きなというか、16年お世話になった吉熊上司が指揮を執っている。
毎週、嬉々として行っている自分に気付く。
どうせやらなければならないのだから、楽しもうと思う。
少し違うかもしれないが、嶽本野ばら先生が仰っていた「弱い立場を逆手にとって強くなる」ことに、ベクトル的に近いかもしれない。

支配されてるふりをして男を支配する女はかっこいい/作家・嶽本野ばらさんインタビュー


精神科医クマ医師が「考え方・感じ方はその人の財産」と仰っていたが、本当にそう思う。
やだやだって思いながらするのと、この作業をいかに正確に早くできるのかを考えながら取り組むのとでは、周囲に与える影響も自分自身が感じる気持ち良さも違ってくる。

今回割り振られた新しい仕事について、色々と気にかけてくれる後ろの席の女子が夕方、空腹の音を鳴らしたので飴をあげた。
地鳴りのような音だったのでけっこうビビった・・・。
細くてかわいい女子なのにあの音。


会社の隣に咲いている梅の花。


「東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」By菅原道真

春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私がいなくても、春を忘れないでいておくれ。

菅原道真は、もともと低い身分だったが、学問に優れていたため、右大臣にまで出世した。
左大臣からねたまれ、あらぬ罪で、大宰府に左遷。
梅が大好きだった菅原道真が京都の紅梅殿の梅に向けて詠んだ歌とのこと。
この歌、マジで泣ける・・・!え~ん。

経験上、梅が咲くと桜もあっという間に咲くことを知っている。
山梨への遠征など、ちょっと忙しくなる。

GWもどこかに行きたい。
また今年も中学時代の同窓会があるのだろうか。

色々大変だけどこうやって楽しいことを考えるとモチベーションが高まる。

昨日不快な思いをした喫煙所。
今日は楽しく過ごせた。
やはりマニキュアを塗りなおしたから運気が戻ってきたのだろうか。



夕ご飯はヒレカツ丼。

一気に食べてしまった!!


マンション関連のことで不動産会社から連絡が入る。
マジ惚れするほどのいい物件なんだが、ちょっと悩む。
ここで決めれば、都内にマンションを買うという夢が果たせる。
でも、東京オリンピックが終わるまで待った方がいいのだろうか。
うーむ。


悩み疲れたので読書タイム。
「十四歳の遠距離恋愛」


青春18きっぷと互いを想う気持ちだけで、名古屋ー東京の遠距離恋愛を乗り越えようとする十四歳の話。

2018年9月のノバラ座で流れていたこの曲をBGMにして読むと最高。

Philip Glass - Etoile Polaire North Star (Circles Version)


無力だけれどもかわいくて切ない世界にぴったり。
野ばら先生の描く世界は基本的にかわいくて切ない。
「タイマ」も「ハピネス」も「破産」も「鱗姫」だって。

作中に、先日、伊勢神宮の途中で立ち寄った岡崎が出ている。
岡崎は「金魚花火」という花火が有名らしい。
嗚呼、この作品を偏愛しているというのに、まだ犬山の「お菓子の城」に行けていないんだよな・・・。
いつかどっぷりとこの作品の聖地巡礼をしたい。

と、まあ今日も、野ばら先生に始まって野ばら先生に終わるという一日だった。